加齢による飛蚊症 突然の発症にびっくり!諦めるしかなさそうです

7月半ばに、両眼の白内障手術をしまして3ヵ月、術後のメンテナンスとして、目薬の点眼を続けています。術後経過は順調に推移しており、ほどなく目薬もしなくてもいい時がくる段階ですが、そんな折に、ある日突然 右目のほうに、明るいところや白い壁など見つめたとき、目の前にもやっとした虫(浮遊物)のようなものが、飛んでいるように見えることがおきました。視線を動かしても一緒に動くので浮遊物を直視することはできません。瞬きをしても消えません。

経験はありませんでしたが、「飛蚊症」のことは知っていたので、多分そうだろうと思いました。一種の生理的な老化現象で、年をとってくると個人差はありますが、発症することがあるそうです。しかし、ある日突然におこるとはびっくりです。昨日まで何ともなかったのに、翌日急に右目の中に小さな浮遊物が現れ、その後ずっと続いている状態です。

老化による飛蚊症は、生理現象であり症状が進まない限り、あまりに気にしなくてよいと理解しています。ただ、原因が病的な要因によるものである場合は、失明や重篤な症状に発展することもあり、素人の判断は禁物なので眼科医の診断が必要です。

やはり心配なので、白内障を手術した眼科医院に行って診断して貰いました。眼底検査ほか診断に必要な写真を何枚か撮られました。その後、瞳孔を開く目薬を点眼し、30分後に先生が眼球内をルーペでチェック。診断結果は、眼底にある網膜の状態は正常あり、硝子体の中央に浮遊物がありそれが網膜に映り込んでいるとのこと。原因は加齢によるものと判明したため、治療の必要はないそうです。うっとしいですが、ほっとくしかありません。病的な原因でなかったことにほっとしました。

うちのカミさんも60代のころ眼科で飛蚊症と診断され、私と同様なことを言われ、これから一生眼の中で蚊が飛ぶのかと思うと、憂鬱だったと言っていましたが、あれから10年以上経った現在、気にならないというか見えなくなったと言っています。

眼球の大部分は、ゼリー状の透明な物質がつまっている硝子体で占められています。外からはいる光は、角膜と水晶体を通して、この硝子体を通過して網膜まで達します。ところが、硝子体に何らかの原因で「濁り」が生じると、明るいところでみたときに、その濁りの影が網膜に映り、眼球の動きと共に揺れ動き、あたかも虫や糸くずなどの「浮遊物」が飛んでいるように見えるので、飛蚊症として自覚されます。

私の場合、77歳から80歳にかけて、前立腺がん、白内障、そして今回の飛蚊症~いずれも加齢によって罹患した病ばかりです。自分では元気なつもりでも、老化現象はさけて通れません。しかしながら、医学の進歩のおかげで病もクリア、毎日元気に過ごしています。年々、青春時代を過ごした昭和のヒーローが逝ってしまい、昭和が遠くなりつつありますが、良き時代を懐古しつつ、まだまだ人生をエンジョイするつもりです。

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