月別アーカイブ: 2022年3月

【YouTube】著作権者申し立てによる動画ブロックの解除方法

先日、YouTubeにアップロードしている二つの動画に対して、著作権者よりすべての地域(全世界)で、動画ブロックがかけられました。一つは、NHKのBSで放送された「黒いオルフェ」(1959年) 伊・仏・ブラジルの合作映画を、映像のカット編集や主題歌・タイトル挿入などして、5年前にアップした動画です。主題歌「カーニバルの朝」は誰もが知っている名曲であります。

もう一つは、半年前にアップしたヒチコックのスリラー映画「ダイヤルMを廻せ」(1954年)で、後にモナコ王妃になったグレイス・ケリー主演の映画です。いずれも60年以上前の映画なのにと思いますが、アップしてから数年経ったので大丈夫だと思っていても、動画ブロックは突然に行われます。アップロードした時点で、スキャンにひっかかりブロックされるものもあります。

YouTube にアップロードされた動画は、コンテンツ所有者(著作権者)が提出したファイルのデータベースと照合されスキャンされます(アップロード時)一致が検出されると、該当の動画に対して Content ID の申し立てが自動的に生成されます。

著作権者は Content ID を設定することで、自身が権利を所有している著作物に一致するアップロード動画をブロックできます。また、申し立ての対象となったコンテンツを YouTube 上に維持して広告とともに視聴できるようにすることもできます。その場合は、申し立てが行われたコンテンツの著作権者が広告の収益を得ることになります(YouTubeヘルプより引用)

今回の二つの動画も、問題なく公開されていたのですが、突然にブロックされました。ブロックされると非公開状態になります。ブロックされる場合、映像と音楽に分かれます。今回は動画の一部音楽が、Content IDにひっかかったようです。

具体的には、「ダイヤルMを廻せ」は、10分44秒の編集動画ですが、後半3分12秒の挿入したテーマ音楽に対してブロックがかかりました。動画の著作権者は私ではないので、異議申し立てはできませんが、①セグメントをカット、②他の曲に換える、③曲をミュートする のいずれかを選択することで、動画ブロックが解除され、公開可能になります。

後半カットしても、テーマ曲は聞けなくなりますが、残った映像で映画ダイジェスト版として十分楽しめますので、①セグメントをカットで対応しました。

1. ブロックされたブロックされたテーマ音楽「操作を選択」をクリック(ダッシュボード)

2.「セグメントカット」を選択

3.「カット」でブロックされた後半部分(3分15秒)を削除

4. 復活した動画「ダイヤルMを廻せ」10分44秒 ⇒ 7分32秒

もうひつの「黒いオルフェ」(再生時間10分47秒)は、動画再生の始まってしばらくしたところで、主人公が歌うボーカル(約1分間)にブロックがかかりました。通常は削除するか、ブロックされた部分を外し再編集して再アップするのですが、何しろ5年前にアップした動画で、アクセス数も10万ビュー近くあるので、即削除するのは少し考えています。

映像カットは不自然ですが、ミュートか他の楽曲(Tube提供)の挿入でも、ブロック部分は字幕が入っていますので、説明欄にコメントしておけばイケる可能性もあります。

名画であっても60年以上前の映画で、ここまでのアクセス数を確保するのは難しくなります。以前、3年半で400万アクセス数の動画をブロックされ、やむなく削除したこともありますが、削除や非公開にすると、当然ながらチャンネル総アクセス数も相当分だけ少なくなります。

ブロックには、「一部ブロック」と「全世界ブロック」があります。本人以外見ることができないだけで、「著作権侵害の警告」と違ってペナルティはありません。「著作権侵害の警告」は、対象動画は即削除され、3回洗礼を受けるとアカウントおよびアップした全動画が削除されます。削除されたアカウントを使って、YouTubeのチャンネル開設はできません。

Windows10「スリープ」が表示されなくなった! その対処方法

Windows10を利用していますが、いつの間にか「スリープ」ボタンが消えていました。心当たりがあるとすれば、先日 2回目のWindows11へグレードアップをしたのですが、1回目の時と同様にAdobe PhotoshopElements14の利用頻度の高い機能が使えず、元のWindows10に戻した経緯があります。

1回目のときに生じてもおかしくないのですが、パソコンのトラブルは、いろいろ複合的な理由が絡むので、断定はできませんが、2回目のWindows10へのダウングレードで不具合になった可能性もあるかもと思っています。

この現象は、年2回行われるWindows10の大型更新時にも起きましたが(Ver.1909で問題あるも、Ver. 20H2では問題クリア)問題あったVerの二つ後のVerで解決した事例があります。Windwos11も、リリースされて数ヵ月経ちますので、ひょっとしたらと思い、アップグレードしたのですがダメでした。

いずれにせよ、スリープボタンを表示させなければなりません。その対処方法は以下の通りです。

  非表示の「スリープ」ボタンを表示させる方法 

1.「スタート」ボタンを右クリックして電源オプションを選択

2.「電源の追加設定」をクリック

3.「電源ボタンの動作を選択する」をクリック

4. 「シャットダウン設定」のスリープを選択(チェックを入れる)

5. グレーになって選択出来ないときは、「現在利用可能でない設定を変更します」(上の画面)をクリックした後、操作可能になりますので、「スリープ」を選択し、「変更の保存」をクリック

6. 電源メニューに「スリープ」が表示されます

GARMIN ガーミン ForeAthlete245の交換ベルトはサードパーティ製品で十分

マラソン練習時、ガーミン製GPSウォッチ ForeAthlete245を愛用しています。その前までエプソン製GPSウォッチを5年間使用。バッテリがヘタってきて買い替えの必要がありましたが、エプソンがスポーツウォッチから撤退したため、ガーミン製品に乗り換えました。購入価格約3万8千円の製品でしたが、屋外練習では、5~6秒でGPS衛星を捕捉、重宝しています。同じ場所でエプソン製品は、GPS衛星捕捉に30秒~1分かかっていましたので、とても満足しています。

購入後、9カ月目です。スポーツ時だけでなく、TPOに応じて簡単に時計フェイス(数十種類)を変更できます。電話着信・Facebook・Lineなどの通知機能やマラソン・睡眠パターン・フィットネス・心拍数トレーニングのデータ管理などスマートウォッチ(ウェアラブル端末)として活用できますので、年中装着することもできます。

入浴時、一度は外しますので、1年間最低でも365回は着けたり外したりします。またスポーツ時は、けっこう汗が付着します。その結果、ベルトの伸びや劣化は避けられません。

純正ベルトはシリコンゴム製ですが、現時点でベルト 穴一つ分 伸びただけで、材質劣化や傷・切れがある訳ではありません。今後どのくらい耐久性があるのか不明ですが、最低でも2年~3年はもってほしいところです。急に切れるものではないと思いますが、万一のため予備のベルトがあってもいいかなと色違いのバンドを注文することにしました。

GARMIN ForeAthlete245のベルト購入にあたり、メーカー製ベルト(純正品)にするか、サードバーティ製品になりますか迷いましたが、前者は4000円、後者はその半分で購入が可能です。いろいろ検討した結果、冒頭の画像(画像クリックでリンク先に飛びます)にあるサードパーティ製品にしました。レビューも良い評価が多いです。

5色ある中、色はグリーンにしました。ベルト材質はシリコン製、金具部分はステンレス製、ベルト穴(21穴と10穴)、ベルトの柔らかさ・厚み・手触り感やベルト表裏の模様など、純正品と同じです。違うところと言えば、ベルト止めが2つ(純正品は一つ)ついていたのと、ベルト止めにGarminのロゴが入っていないだけです。こちらも耐久性は不明ですが、取付後の使用感は純正品と全く変りません。

価格は純正品の半分、ベルト材質はシリコン製で、見た目も手触り感も純正品変わらず、コスパもよく絶対お勧めだと思います。

少し気になると言えば、購入品がたまたまなのか、取付は簡単なのですが、ベルトを外す時、サードバーティ製は、左側の取付棒をスライドして外した後、右側の穴から取付棒を抜くとき、左右上下に動かしながらでないと外れにくい傾向があります。純正品ベルトはすっと簡単に外れます。

時計ベルトを一旦取り替えると、何度も取り外しすることはないので気がつきにくいところですが、TPOに応じて取り替える方は、右側取付棒を抜くとき、外れにくいので注意が必要です。それぞれ数回試しましたが同様でしたので、サードパーティ製は、取付棒精度やバネの強さなど純正品と比べて微妙な違いがあるようです)

ちなみに、エプソン製GPSウォッチのベルト(シリコン)は、5年間一度も取り替えていません。現在も使える状態ですが、見た目では、汚れ・損傷・劣化はありません。

時計ベルトの取付・取り外しは、片側の取付棒をスライドさせるだけなので工具不要

注文したサードパーティ製品

上:純正品(グレー)のベルト 下:サードパーティ製のベルト(グリーン)

上:サードパーティ製ベルトをGPSウォッチに取り付けたもの。下:取り外した純正ベルト

サードパーティ製ベルト(グリーン)

純正ベルト(グレー)で手首に装着

iPhone12以降(iOS15.4)マスク着用のまま「Face ID」ロック解除可能

iPhoneを見るだけでロック解除できる顏認証の「Face ID」ですが、マスクを着用したままでは解除できないという弱点があります。また、コロナ禍によりこの二年間、日常生活でマスク着用はかかせないものになりました。家の中ではマスクは外しているので顔認証は機能しますが、屋外ではマスクを着用していますので、マスクをずらすか、都度6桁のパスコードを入力してロック解除しなければなりません。

パスコード入力は、あっと言う間に終わってしまうので、それほど苦になることではありませんが、iPhoneを見るだけで解除できる顏認証「Face ID」の恩恵を体感すると、シームレスなロック解除はとても重宝します。

3月15日  AppleよりiOS15.4がリリースされ、マスクを着用したままでも、ロック解除できるようになりました。また、Apple PayやApp Storeのパスワード自動入力による解除も、マスクを着けたまま「Face ID」を使えるようになった点も見逃せません。Apple Watchを持っている人は、マスク着用のままで、ウォッチ経由でロック解除可能でしたが、Apple Pay支払いなどはパスワード入力が必要でしたので、この度のiOS15.4へのアップデートはぐっと利便性が高まりました。

早速、iOS15.4をダウンロード&インストールしました。結論から言うと、マスク着用のままで問題なく「Face ID」でロック解除できました。また、眼鏡を登録すれば眼鏡&マスクを着用したままでもOKです。私の場合、自宅と外出時使用するメガネは違いますので、2本を登録しました。

もちろん、メガネ&マスク共に着用したままでも、問題なく「Face ID」でロック解除できました。改めてAppleの顔認証の精度の高さに驚かされます。

 マスク着用時の「Face ID」設定方法 

1.   iPhoneで「設定」を開く。
2. 「Face IDとパスワード」をタップ、パスコードを入力する。
3. 「マスク着用時 Face ID」を有効にする。
4. 確認メッセージが表示されるので、「マスク着用時にFace IDを使用する」をタップ。
5. 「開始」をタップする。現われた円形の枠内に顔を合わせ、すべての角度が表示されるよう円の中で頭を回転させ、Face IDを設定する(設定時、マスクを着用する必要はなし)。
6. 設定後、マスク着用でロック解除することを確認する。

マスクをしたまま「Face ID」ロック解除できるのは、「iPhone12」以降です。iPhone11以前では、iOS 15.4にアップデートしても利用できません。

えきねっと(JR東日本)を騙る巧妙なフィッシングメールに注意

先日、表記のごとく、JR東日本チケット予約サイト「えきねっと」を騙るフィッシングメールが来ました。かっては、Amazon、Appleはじめ、最近では、JCBやイオン銀行、JACCS、トヨタファイナンスを騙るフィッシングメールが、立て続けにきましたが、くれぐれも被害に遭わないようにしたいものです。日を追うごとにだんだん巧妙さも増してきています。

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件名:【えきねっと】確認された情報
本文:

最近、我々のリスク管理システムは、あなたのアカウントが遠隔地にログインしていることを発見し、あなたのアカウントの安全のため、私たちはあなたのアカウントの使用を制限しています。以下登録用URLからアクセスして、登録を行ってください。

https://www.eki-net.com/Personal/Top/Index

※まだ、登録は完了しておりません。お早めに手続きを継続してください。
(有効期間は1日間です)

引き続き、「えきねっと」をご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

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お問い合わせ先
 えきねっとサポートセンター
 TEL 050-2016-5000
 受付時間 8時00分~22時00分
「えきねっと」 https://www.eki-net.com/
 サイト運営・管理
 JR東日本ネットステーション

 


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件名は、そのまんまという感じで稚拙な表現ですし、メール文面も「あなた」の使い方がくどく、企業が出す文章と思えません。見る人が見ればこれだけでおかしいなと判断つきますが、中には疑いもなく誘導される人もいます。

メール内のリンクURLや電話番号も本物と同じなので要注意です。通常のリンクは「こちらから」とか「ご利用確認はこちらから」という文字列をクリックさせることが多いですが、本物と全く同じURL表記はめずらしいです(一文字だけ違ったり、微妙に似せている場合が多い)。このリンクをクリックすると本物と同じ偽物のログイン画面に誘導されます。

本物サイトと同じURLであっても、クリックすると表記されている文字列とは違ったURLに誘導されます。

下記画面は、本物の「えきねっと」トップ画面ですが、URLがメール内にあるリンク先と同じ文字列であることが分かります。しかし、クリックして誘導されるリンク先画面は、偽物か本物かの区別はつきません。確かめるには、リンク先のURLで識別するしか方法がないのです。ブラウザ(Chromeなど)から「えきねっと」をお気に入りに事前登録しておけば、正しいURLは簡単にチェックできます。

※ 本物の「えきねっと」トップ画面

※ 本物の「えきねっと」ログイン画面

 

昨年より、自動退会処理を悪用した「件名:えきねっとアカウントの自動退会処理について」という本物の文書と同じ内容のフィッシングメール(スマホ)にも注意が必要です。「えきねっと」では、お客さま情報保護のため、2年間「えきねっと」のご利用(ログイン)がない場合、会員規約に基づいて自動的に退会の処理を行わせていることを、2021年9月13日「【重要】アカウントの自動退会処理について」で案内されています。その時の案内文書を真似ているようです。

2022年3月1日(火)~3月8日(火)にえきねっとから送信された正規の「自動退会について事前にお知らせするメール」にはURL(リンク)は記載されていません。同件名で期間内に届いたURLが記載されたメールは全て偽メールとなります。また、2022年3月9日以降、「自動退会処理について事前にお知らせ」に関するメールは、配信停止されましたので、これに類するメールも偽物となります。そこで、手を変えて今回のような件名でメールが送られたと思われます。

※ スマホのフィッシングメールの事例(自動退会処理の悪用)

広島県廿日市市佐方国道2号線西広島バイパス オービス(Hシステム)が撤去されていた!

広島県廿日市市佐方国道2号線(西広島バイパス)の下り追い越し車線側にあったHシステム型オービス(ORBIS:速度違反自動取締装置)が、いつの間に撤去されていました。上記動画はオービスが設置されていた時のものです。昨年12月走った時は設置されていたので、今年に入ってから撤去されたものと思われます。設置場所は動画再生2分45秒あたりからHシステムが見えてきます。

広島市在住のドライバーは、ご存知の方が多いと思いますが、国道2号線西広島バイパス(広島市内から廿日市方面)に入ると、2本目のトンネル(八代トンネル)を過ぎて1km当りの追い越し車線側に設置してあります。

※ 前方に見えるのが国道2号線西日本バイパス下り「八代トンネル」

 

先月(2/27)所要でここを走ったときは、すでにオービスは撤去されていました。その時のドラレコの動画です。冒頭のオービスが設置してあった場所には、取付高架台ごと撤去されていました。

 

Hシステムは、赤外線ストロボとCCDカメラを備えており、四角く白いアンテナが特徴。はんぺん型とも言われ、 アンテナからレーダーを発射し自動車の速度を計測、デジタルカメラで撮影するものです。スピード違反したときは、赤くストロボが光ります。

かって、オービスの半数は、Hシステムが使われていましたが、現在では、LHシステムが主流になっていますので、全国的に撤去が進んでいます。Hシステムはレーダービームを照射していますので、レーダー式探知機で捕捉できますが、ループコイルを利用するLHシステムは、ビームを照射しないので、レーダー式探知機では捕捉することができません。

しかし、オービスとレーダー探知機は、メーカー同士で追っかけっこしていますので、最近のレーダー探知機は、ビーム照射がなくてもオービスを見つけてくれます。最近のレーダー式探知機は、レーダービームのみならず、GPS内臓のため全国にあるビーム照射しないLHシステムやループコイル式のオービス設置場所が、内臓マップ上にあらかじめ登録されています。しかも、スピード取締り場所や設置場所等はメーカーホームページ上で毎月更新されます。

私も、ほぼ毎月 レーダー探知機のデータを更新していますが、オービスが撤去されたのに、私の紹介動画ではレーダー探知機が反応しているのは、登録されたものが消えていないからです。当初の登録データは、ROM(読み出し専用)エリアにあるため、データは消えないのではないかと思っています。購入後の更新データは、書き換え可能なメモリエリアで管理しているように思います。

ところで、私の愛車にドラレコとレーダー探知機を取り付けていますが、いずれもGPS内蔵しており、正確な車両スピードがリアルタイムで分かります。ちなみに、車のスピードメーターは、実測のスピードより速く表示されます(逆に言えば、スピードメーターより、実際の車速は5km遅いのです)。

例えれば、スピードメーターの時速60kmは、実際のスピードは時速55kmなのです。時速100km以上になると7km~8kmのメーター誤差になります。自動車メーカーが、意図的にそうしていますので、国産車のスピードメーターはすべて実測値より、速く表示されます。

紹介している動画には、車速が表示されていますが、GPSによる実測値なので、車のスピードメーターでは、5km~7km加算されたものが表示されます。

前立腺がん治療日記14 放射線治療後11ヵ月(経過観察)PSA値0.14

広島がん高精度放射線治療センター(通称HIPRAC:ハイプラック)にて、昨年2月1日から3月29日まで、IMRT(強度変調放射線治療)による前立腺がんの放射線治療を延べ39回(78Gy:グレイ)を受けました。治療後は、前立腺がん腫瘍マーカー検査(PSA検査:ng/ml)による経過観察が3ヵ月毎に実施されます。放射線治療の場合 、2回の検査で連続して最低値からPSA値2.0以上、全摘手術の場合、 PSA値0.2以上で、再発と判断されます。なので、治療後の定期的な経過観察はかかせません。

3月4日、放射線治療終了から11ヵ月経過しましたが、 広島大学病院でのPSA値は、0.147でした。治療終了後のPSA値推移は、PSA 0.147 ⇒ 0.092 ⇒ 0160 ⇒ 0.147 なので、このまま低値で推移してゆくことを願っています。今後5年、10年とこの状態が続けば、残り人生との兼ね合いになりますが(笑)、完治したことになります(寛解という表現を使います)。

振り返れば、67歳(2010年)の時、かかりつけの医院で始めたPSA検査で、当初はPSA値3.2でしたが、70歳の時、PSA値4.28となり、異常なし規定値4.0以下を超えたため、2013年7月より、中電病院にてPSA検査による経過観察を開始。そこで7年目にして3回目の針生検で前立腺がん発覚その間、MRI検査5回、針生検も3回(内2回は連携先の広島大学病院にて実施)しました。

前立腺がんと判明した2020年7月より、広島大学病院で治療することになり、今日に至っています。もちろん、PSA値13.0になっても、頻尿や痛みなどがある訳でもなく自覚症状は一切ありませんでしたので、PSA検査をしていなければ、どうなっていたかわかりません。前立腺がんは、進行も遅いので、自覚症状がでたときは手遅れになるケースが多いのはそのためです。

  PSA値および治療の推移(冒頭グラフ推移参照)

*2018/01/10 PSA値 8.1 MRI画像所見「前立腺がんの疑い有」針生検実施 前立腺がん見つからず
*2020/07/17 PSA値13.0 針生検実施 組織片採取の1カ所から前立腺がん見つかる GS7 (4+3)
*2020/08/27 ホルモン治療開始 ゾラテックス3.6mg (4週間持続型製剤) 腹部皮下注射>
*2020/09/28 PSA値 9.050<ゾラテックスLA10.8mg(12~13週間持続型製剤)腹部皮下注射>
*2020/12/18 PSA値 2.360<ゾラテックスLA10.8mg(12~13週間持続型製剤)腹部皮下注射>
*2021/02/01 放射線治療開始
*2020/03/12 PSA値 0.566
*2021/03/29 放射線治療&ホルモン治療終了
*2021/06/11 PSA値 0.147
*2021/09/10 PSA値 0.092
*2021/12/10 PSA値 0.160
*2022/03/04 PSA値 0.147

①高齢化 ②食生活の欧米化 ③PSA検査の普及 などにより、2021年罹患数予測では、男性が罹患するがんとして、胃がん・肺がんを抜いて第一位になると言われています。前立腺がんになった著名人もいます。

西郷輝彦さんが、治療先のオーストラリアから治療状況を、立ち上げたYouTube(西郷輝彦公式チャンネル)で発信、「まだやるべことがたくさんあるんだよ」「願いはただひとつ、何とかもう少しだけ好きな仕事をさせてほしい」と言い残し~2021年5月第4弾の映像を最後に、今年2月帰らぬ人となりました。もっと長生きしてほしかったですね。

他には、三波春夫、小沢昭一、守屋浩、米長邦雄、昭和こいるさんたちが前立腺がんで命を落としています。高倉健さんは、前立腺がんは寛解していたものの、悪性リンパ腫により亡くなりました。そうそう昭和天皇も前立腺がんでした。前立腺がん治療後、健在な著名人は、間寛平、西川きよし、北村総一郎、宮本亜門、角盈男、稲川淳二、森喜朗さんなどです。

前立腺がんは、早期発見であれば100%完治するがんです。放射線治療は照射技術が向上し、前立腺がんに対する効果が高く、手術による治療成績と同等と言われています。

私の健康法は週3回のマラソン(ジョギング)ですが、治療前・治療中・治療後も、途切れることなく続けていました。有酸素運動は前立腺がん治療後のケアにもつながりますので、体力がある限り継続したいと思っています。

「第16回錦帯橋ロードレース大会」開催決定となるも出場を取りやめました

新型コロナウイルス禍により、開催が危ぶまれていた3月6日開催の「第16回錦帯橋ロードレース大会」が、2月25日実行委員会会議により開催決定となりました。3月1日には出場者リストと出場者数も発表されました。人数の内訳は、ハーフ男子870人、ハーフ女子145人、5km男子228人、5km女子131人、合計1374人です。

例年であれば、ハーフ、10km、5km、2kmと4つのエントリーコースがありますが、第16回大会は、ハーフと5kmの二つのコースのみです。出場者も例年の半分以下です。私は、ハーフコースにエントリーしていましたが、残念ながら「第16回錦帯橋ロードレース大会」の出場を取りやめました。2月中頃までは出場する気持ちの方が強かったのですが、開催地の山口県下において、コロナ感染者が減りつつあるも、感染力の強いオミクロン株がまん延状況にあるのも理由のひとつです。

大会前日には、いつも岩国在住の妹夫婦宅に泊めて貰っているのですが、外出から帰ったらマスク・うがい・手洗いはもちろんのこと、着た服は脱いで着替えるという徹底した感染対策をしています。妹の夫は治療中の病や既往症もあります。私と妹はワクチン接種3回していますが、夫はまだ2回接種なので、宿泊したことによって、万が一のことがあれば大変です。

さりとて、広島から当日出場(A.M9時00分スタート)するためには、朝食・排便等も含めて考えると午前5時起きになります。就寝はいつも午前2時で起床は午前7時です。睡眠時間は5時間です。朝食は午前8時で、排便は条件反射のごとく9時前後にあります(笑)。早起きするとこのリズムがくずれるので、排便できなかったら、大会途中にもよおしかねないのでマジ大変です。

事前に配布された大会2週間前からの体温測定を含む健康チェックシートの確認と検温を、会場にてA.M7時00分~8時30分に受けます。例年では事前配布されるゼッケンや計測チップも、検温を経て開催当日に渡されます。ゼッケンはスタート前に、寒い中会場でウェアを脱いで、クリップで装着しなければなりません。週間予報は晴れのち曇りですが、ここで風邪でもひいたら大変です。

次に練習不足です。週3回マラソン練習はしているものの、直近の月間走行距離は、1月88km、2月72kmです。10kmコースの大会であれば大丈夫ですが、ハーフ21kmを規定時間内で完走するには、大会3ヵ月前から、月間120km以上は走り込みたいところです。

今年の「錦帯橋ロードレース」は、コロナ禍で諸般の事情が重なり、そこまでして出場する意味があるのか~私にとってマラソンはあくまで健康維持の為です。マラソン大会を完走した場合、記録は勲章であり、励みにはなりますが、何が何でもというのは本末転倒であり、年齢を考えても無理をすべきではないと出場を断念した次第です。