今や人生100年と言われている時代。厚生労働省 最新の発表(2024年7月26日)では、日本人の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.14歳となっています(令和5年<2023年>簡易生命表より)。前年と比べほぼ横ばいです。国別では、女性は40年連続で世界1位だそうです。男性は5位から6位になりました(2025年7月26日現在、本件に関する発表はまだありませんが、昨年に近いデータではないかと言われています)。平均寿命を40年前(1983年)と比較すると、男性6.89年、女性7.36年延びています。
【女性】
1位 日本 87.14歳、2位 韓国 86.4歳、3位 スペイン 86.34歳、4位 スイス 85.8歳、
5位フランス 85.6歳 6位 イタリア 85.49歳
【男性】
1位 スウェーデン 82.29歳、2位 スイス 82.2歳、3位 ノルウェー 81.59歳、4位 イタリア 81.43歳
5位 スペイン 81.11歳、6位 日本 81.09歳
「平均寿命」とは、ある年齢の人が、その後何年生きられるかを示す平均的な年数です。実際には、0歳の平均余命を指しています。そこで、令和5年簡易生命表から、主たるリアル年齢時の平均余命をみてみると、男性65歳は19.52年、女性65歳は24.38年、男性75歳は12.13年、女性75歳15.74年です。男性80歳では8.98年、女性80歳では11.8年となっています。
私の年齢に近い、80歳男性の場合、余命8.98年を加えるとほぼ89歳まで寿命があるということになります。その年齢に達するとさらに余命が延びるロジックなので、じきに83歳になる私の場合、平均寿命90歳までは生きられるということです。

出典:厚生労働省(令和5年簡易生命表より)
平均寿命(平均余命)には、介護や介助を必要としたり、寝たきりも含まれています。一方、介護等を必要とせず、自立して健康な状態で過ごせる期間である「健康寿命」があります。
厚生労働省が発表した最新(令和4年<2022年>)の健康寿命は、男性72.57歳、女性75.45歳です。平均寿命との差は、それぞれ、男性8.52歳、11.69歳です。この差が介護が必要な期間とみなされます。平均寿命は伸び続けているものの、健康寿命の伸びは緩やかであるため、介護の需要は増え続けると予想されています。
私の場合、リアル年齢=健康寿命であり、おかげさまで男性の平均寿命81.09歳と健康寿命72.57歳はクリアしています。色々とガタはきていますが、前立腺がんも何とか乗り越え、病気をしても介護や介助もされることなく元気で過ごしています。年齢を重ねるほどに、人の交流や趣味があることは大いにプラスになります。健康であることは何にも変えがたい財産であります。















