国内の総人口減少、少子化、高齢化の拍車などで墓じまいが社会問題になっていますが、4ヵ月前の2026年4月、私たち夫婦が入る、宗教色のない生前墓(1.2m×1.5m=1.8㎡)を建てました。墓石には「和(なごみ)」と入れました。「絆(きずな)」も候補の一つでしたが、最終的に「和」としました。家族の変わらない絆や温もりを大切にしたいというシンプルな願いから決めました。原爆を落とされた広島県人としての世界平和を願うという意味あいにも通じます。
私の葬式は、お経や戒名(俗名でOK)は不要と伝えています。
生前墓(せいぜんぼ)は、生前にお墓を建てることで「寿陵(じゅりょう)」とも呼ばれ、長寿や家庭の反映を招く縁起の良いことだとされています。法律や宗教上の問題も一切ありません。生前墓であっても年間管理料は必要です。
国産の墓石では、香川県の庵治石(あじいし)が最高級の銘石として有名ですが、採掘量が少なく、とても高価なので、現在は中国産が主流だそうです。中でも「黒龍石(K12・G1704)」は、中国・黒龍江省で採掘される青みを帯びた濃いグレーの高級御影石で、中国産墓石の中でもトップクラスの硬度・低吸水率・優れた艶持ちを誇る銘石です。生前墓はこの「黒龍石(K12・G1704)こくりゅうせき)」としました。中国産はピンキリで、 K12・G1704は、最高品質を表す品番です。
墓地探しから墓石建立まで2ヵ月で決めました。お墓探しのポータルサイトを活用し、広島市内の墓苑5か所の資料を取り寄せました。ただ、資料取り寄せるまでもなく、自宅からも近く、墓苑から間近に市内一円が見渡せて、四季折々 紫陽花や桜が咲き、とても環境がよく、手入れも行き届いて何度か行った墓苑があります。カミさんがとても気にいり、ここにほぼ決めていました。
あくまで参考のために資料を取り寄せた感が強いです。結局、資料の中に気に入った墓苑はありませんでした。自宅から車ですぐ着くところなので便利がよろしいのです。もっとも私たち夫婦がお墓参りする訳ではないので、自宅から近くても関係ないかもしれませんが、生前墓なので手入れをするにしても、自宅に近いに越したことはありません。
先祖代々の墓は別にあります。生前墓は、冒頭に申した通り、夫婦二人で入る予定です。お墓の納骨室(カロート)には、10基の骨壺が入ります。息子・孫の代まではいけるかもしれませんので、私たちの墓に入るかどうかは、息子の意志に任せています。私が死んだら、先祖の墓および生前墓に分骨して納骨するよう息子には伝えています。カミさんは、私の祖先の墓には入りたくないようですw 生前墓建立の理由の一つにもなっています。
先祖の墓は曾祖父が建立し、昭和56年8月に私の両親が建替えました。墓石は、香川県で採掘される最高級の「庵治石(あじいし)です。母が詳細に記録を残しておりあとで知りました。墓石としては最高級石材として知られています。墓地は約3坪(9.9㎡)ありますが、当時としてはめずらしく、曾祖父が墓地のある市の法務局に登記していました。なので、管理料は不要です。
私が幼少のころ、毎年お盆に親父と一緒にお墓参りに来た時、山の中という環境でしたが、時と共に、墓地の近くまで住宅が立ち並び、墓地の前には大きなスーパーも建設されました。その後、墓地のある山が、市の急傾斜地崩壊対策事業の対象となり、山の急斜面が「のり面」で補強されました。先祖の墓は山のふもとにありましたが、墓までの山道を市が階段にしてくれました。
子供が都会に住み、親がなくなったりすると、墓が地方にあるというケースが多くなりました。少子化や高齢化に拍車がかかり、墓守りがいなくなり、墓じまいは今や社会問題にもなっています。これから高齢者の増加で墓地不足も考えられ、大変な世の中になりました。
現在、息子夫婦は県外に在住ですが、転勤により、単身で東京に住んでいます。年2回は里帰りをしています。私たちが亡くなったあと、墓地2カ所の墓守もしてくれる親孝行息子であります。














