今年3月末に納車されたカローラツーリングのライセンスランプ(ナンバー灯)をLEDに交換しましたが、今回 さらにルームランプとラゲッジランプをLED化しました。厳密には、運転席・助手席のマップランプとリア席のセンターランプ、および荷室のラゲッジランプをLEDランプに交換しました。純正の豆球(白熱電球)では、あまりにも暗すぎて実用的でありません。
12連・18連・24連のLEDをパネル上に貼り付けた爆光タイプもありますが、熱対策がされていないみたいだし、極端に明る過ぎるのは不自然で好みではありません。少々割高になりますが、品質で定評のあるカーメイト(carmate)のGIGAシリーズの製品にしました。以前乗っていた30系プリウスもルームランプ・ポジションランプ・ライセンスランプ・カーテシランプのすべてをカーメイト製品でLED化した経緯があります。交換後8年以上 車を買い替えるまで一度も不具合はありませんでした(拙ブログ 趣味 ⇒ 車 紹介記事)。
カローラツーリングのルームランプ(マップランプおよびセンターランプ)のLED交換にあたり、色温度は、純正品と同等の日中の自然光(太陽光)に近い5000K(ケルビン)にしました。蛍光灯の昼白色に相当します。自然な色合いで色の識別などもしやすくなります。
照明の色味を決める色温度が低いとオレンジ色がかった暖色系の光になり、色温度が高いと青みがかった寒色系の光になります。ちなみに、朝日・夕日はおよそ2000K~3000K、日中(太陽光)はおよそ5000K~6000K、晴天時の正午はおよそ6500Kに相当します。
マップランプ(2個)は、カーメイトの型式BW251にしました。全光束110lm(ルーメン)です。リアセンターランプは、BW254(110lm)にしました。明る過ぎず 暗過ぎずで、消費電力は純正豆球5Wから0.7Wの省エネ製品になり、明るさは純正品の二倍になります。
LEDに交換後(フロント:マップランプ&リア:センターランプ)
純正白熱電球のセンターランプ(赤◯印2カ所にリムーバ―を差し込み取り外す)
ラゲッジランプはカーメイトの型式BW256、こちらはライセンスランプと同じ色温度6500Kにしました。蛍光灯で言えば昼光色になります。太陽光に近いのですが、5000Kよりほんの少し青っぽくなります。見た目ではきりっと引き締まった印象になります。
BW256は全光束80lmですが、ラゲッジ側への片面照射で光ロスが無いため、全光束300lmの全照射タイプのLEDを取り付けた場合と同等の明るさだそうです。LEDに交換後 ラゲッジスペースがものすごく明るくなりました。
ルームランプのLED化に当たり注意事項があります。カローラツーリングもそうですが、最近の運転支援機能を備えた車は、コネクテッド化により、メーカーのセンターと常に繋がっており、近年では、急速に進化する自動車の自動化や電動化によって機能が複雑化し、車に搭載されている統合ECU(統合型コンピューター)ですべてがコントロールされています。
ルームランプひとつをとっても、コンピューターで制御されており、エンジンを切ればルームランプがじわっと点灯し、ドアロックすれば消灯するようになっていたり、スマートキーをもってドアロックされた車に近づけばループランプがじわっと点灯します。これらすべてプログラムで動作しています。
つまり、ループランプ交換時に金属製の工具などで誤ってショートでもおこそうものなら、ヒューズだけで済めば問題ありませんが、場合によっては直結している統合型コンピューターの故障になる可能性があります。そうなると車のエンジンもかからず、予想以上の大変な費用が発生します。
なので、バッテリーのマイナス端子のケーブルを外して作業せよとあるのはそのためです。私は最大の注意を払って作業したのでバッテリーのマイナス端子は外しませんでしたが・・・w
カロツーのLED交換で、はじめてDIYに挑戦する場合、難易度が高いのはマップランプの交換です。ネット上ではランプユニットごと簡単に取り外せるように紹介していますが、取付は思いのほか固く、取り外すとき 壊れるのではと思うくらい力を入れないとユニット(又は上ケース)は取り外せません。はじめての人には少し敷居が高いかもしれません。LEDに交換するのにユニット全体を取り外した方が、レンズなど壊すことなく作業はやり易いと思います。
コツがいりますが、私は上ケースのみを取り外し作業をしました。レンズ取り外しなと注意がいるものの、LEDへの交換、点灯チェックはこちらの方が簡単です。
マップランプのユニット(赤◯印9カ所で、上ケースが取付けられている、赤▢印4カ所でユニット全体が取付)①~④ 均等にリムーバーを浅く差し込み上部を開いて、下に引き下げると上ケースが取れます。リムーバーをやや深く差し込み、より大きく開けてユニット上部から下に引き下げるようにするとユニット全体がとれます(いずれもかなり力がいります。壊れないよう作業は自己責任で)
ユニットの上ケースだけを取り外した状態、左側レンズを取り外す場合、①~②を先に外し(緩める)③~④ 均等にリムーバーを差し込みながらやるとレンズが外れやすいです。
純正のマップランプ、ラッゲジランプ、ライセンスランプ(T10バルブ)は、すべて12V5Wの白熱電球です。センターランプ(T10✖31)のみ12V 8Wです。交換したカーメイト製LEDルームランプ(BW-251、BW254)は12V 0.7Wです。ラゲッジ用LED(BW256)が12V 0.8Wです。先に交換したライセンス用LED(BW153)も12V 0.7Wです。LED化にすると明るさは倍増すると共に省電力化が計れます。
尚、カーメイト製LEDランプに交換の際、事前に「車種別適合情報」の確認をして下さい。
*BW251 LEDルームランプ GIGA 5000K 110lm T10 2個入(2,470円)
*BW254 LEDルームランプ GIGA 5000K 110lm T10×31(2,018円)
*BW256 LEDトランクランプ GIGA 6500K 80lm T10(1,982円)
高電圧保護回路付 放熱対策済 EV/PHEV/HV車対応 アマゾンにて購入。先に交換したライセンスランプ(BW153 ×2個 2,960円)は車検対応。