よほどのことがない限り、休肝日はつくらず、毎日かかさず晩酌をしている私ですが、事情あって約3週間前から晩酌?にノンアルコールビールを飲んでいます。飲んだことのある人ならわかりますが、ノンアルは本物ビールの味とはほど遠く、とてもまずいものであります。ノンアル特有の人工的な香りや味が気になります。個人差はあると思いますが、とくに酒好きには抵抗があります。
東京に住む息子が、新しく発売されたアサヒビールのノンアールコール飲料「アサヒゼロ」は、本物のビールとノド越しが変わらないので、ぜひ一度のんでほしいという話がありました。息子も糖尿の気があってノンアルを飲んでいて、いろいろ吟味している中で見つけたビールテイスト飲料だったようです。
先日、行きつけのスーパーに商品があったので、試しに「アサヒゼロ」を飲んだらまっこと(誠)味とノド越しは本物ビールそのもの! 従来のノンアルとは全く別物で段違いにおいしかったです。アルコールゼロなのに、言われなければ分からないほど、ビールの味をしっかり再現したノンアルコールビールなのです。これだったら、ビール好きの人もイケます。
「アサヒゼロ」は2024年10月1日、アサヒビールより、全国で発売されたものです。新発売からすでに1年経過していますが、毎日かかさず晩酌はキリンビールの発泡酒「本麒麟」(アルコール度6%)を飲んでいますので、ノンアルを飲む機会がありません。商品の存在も知りませんでしたが、冒頭に述べた通り、諸般の事情でノンアルを飲まざるを得ないことがあって(近々その理由は当ブログ内で紹介の予定)息子経由でアサヒゼロを知り飲むに至った次第です。
健康志向のためとか、一時禁酒せざるを得ない時、車の運転で飲酒できない時 等々、様々シチュエーションでお酒が飲めないことがあります。私もこの歳まで、いろいろなメーカーのノンアルのビールを飲んできましたが、いずれも似たような不味い味で、本物のビールとはかなり違います。とても飲みたい気持ちになれません。しかし、「アサヒゼロ」はビール好きの酒飲みも、満足できるノンアル飲料と思います。
アサヒゼロはなぜ旨いのでしょうか!メーカーの言葉を借りると、国産麦芽を使用し、「濃厚なビールを一度醸造してから、アルコール分を完全に取り除き、通常の倍以上のうまみ成分を残す」という「ブリューゼロ製法」によって、アルコール分0.00%を実現した飲料であります。
つまり、今までのノンアルのビール製法は、最初からアルコールを含まない商品として作られますが、「アサヒゼロ」は、通常のビールを醸造した後に、アルコール分だけを抜く商品だと言う訳です。価格は、発泡酒と比べてやや割高で一般的なビールよりは安いってところです。
ノンアルコールビールは、健康志向やダイエットに向けた商品も数多く発売され、各社努力を重ねて新商品が登場してますが、本物ビールにはどうしてもいまひとつの感が拭いきれません。
ノンアルビール「アサヒゼロ」100ml当りの栄養成分も、本物ビール(本麒麟)と比べても、アルコール分がないのでカロリーは低いものの、成分内容にそれほど差はありません。糖分・炭水化物は本物ビールより多くなっています。
*アサヒビールのノンアル「アサヒゼロ」の100ml当りの栄養成分表示

*いつも飲んでいるキリンビール アルコール度6%「本麒麟」の栄養成分表示

ちなみに「アサヒゼロ」と同じくアサヒビールのノンアル「アサヒドライゼロ」がありますが、製法が違い、麦類を使用しせず大豆ペプチドを使用。アルコール、カロリー、糖質、プリン体、人工甘味利用の五つのゼロを実現した商品です。こちらも飲んだことがありますが、やはりノンアル特有の人工的な味や香りはぬぐいきれません。アサヒゼロの方に軍配があがります。








