月別アーカイブ: 2024年7月

爺のランニング練習 No3 腰の痛みもとれランニングはフル解禁

上記は、GPSウォッチGarmin ForeAthlete245のデータから自動集計される日別・月間走行距離です。もちろん、屋内練習の走行ではGPSによる測定は行われませんので、屋外練習時のGPSデータと屋内練習時の腕振りやピッチなどを基に、内臓の加速度計などから走行距離を算出しています。トレッドミル(ランニングマシン)の走行距離や時速とほぼ近いのでこのデータを参考にしています。

7月度月間走行距離は87.06km(13回)でした。今年3月ごろから長く走るとお尻や腰が痛くなり、6月初めごろまで、10分単位で刻んで走っていましたが、7月に入って痛みは完全にとれましたので、30分間連続ランができるようになりました。現在 週3回のペース走っていますが、正確なメニューは20分間のウォーキングと40分間のランニングです。ウォーキングが1.5km、ランニングが5.3km、合わせて6.8kmの歩行・走行距離になります。ウォーク&ランニング後、ストレッチや筋トレも30分間行っています。

ランニングは時速8kmで走っています。ペースはキロ7分30秒(1kmの走行タイム)になります。このペース時の心拍数は138bpmです。私の最高心拍数は155bpm(実測値)なので、もう少しパーフォーマンスを上げることは出来ますが、もう歳なので無理はしないようにしています。

77歳までは時速10kmで走っていましたが、加齢に伴い最近は時速7~8kmに落としています。あと数ヵ月で82歳になるので、スピードを上げるとさすがにきついです。現在はスピードを落として長く走ることを心掛けています。屋外練習では約8km走ります。ただ、7月~9月初めまでは30℃越えの日が続きますので、もっぱら屋内練習としています。

いつまで続けられるか分かりませんが、あくまで健康維持のためランニングです。同世代で走っている人は周りにいません。私は頑張っている方だと思います。適度の有酸素運動は免疫力アップはじめ、いいことづくめなので可能な限り続けてゆくつもりです。

痔の出血と思っていたら前立腺がん放射線治療による晩期副作用?

上記写真は、自宅の近くにある医院から処方されたヘルミチンS坐剤(座薬)とヘモレックス軟膏です。2ヵ月分(各60個)あります。痔の症状を和らげ、炎症を抑えることを目的に1日1回就寝前に使用します。かなりの量あります。様子をみながら、1ヵ月分毎に処方してもいいのではないかと思うのですが、一度に60日分が処方されました。

数日前に排便したとき、お尻を拭いたチリ紙にいつもよりは真っ赤になった感があり、痔出血とは思われましたが、以前 痔の施術をお願いしたことがある医院に行き、診察して貰うことにしました。

また、前立腺がん放射腺治療前にも、大腸検査(2回目)をした医院でもあります。事前に大腸・直腸には異常ないことを担保するためです。治療後の副作用や別な要因による出血があったとしても、放射線による腸壁へのダメージがあるため、大腸検査は数年間できません。

診察の結果、前立腺がん放射線治療の晩期副作用だと言われました。痔出血もあるが放射線の当たった直腸(肛門のすぐ上部)部分にかなりの充血が見られるとのこと。そのため、診察時に使用した直腸内視鏡カメラの先端に血がついていることを先生が見せてくれました。

私 数十年来の痔主の為、11年前(2013年12月)にジオン(硫酸アルミニウムカリウム)注射による痔手術をして貰った大腸・肛門系の専門医院であります。別名 ALTA療法または痔核硬化療法とも言います。4段階による注射技法によって患部を硬化させ痔核を縮小させるものです。但し、結紮切除術に比べると再発率が高いとされていますので、再発の可能性はゼロではありません。

ジオン注射による治療後、問題なく順調に推移しました。排便は毎日ありますし、便の硬さも色も健康と言われている範疇にありました。直近の数年間でも、お尻を拭いたチリ紙にわずかに血がつくようなことは稀にありますが、出血は1日のみで、以降 出血が続くことはありません。

前立腺がん放射線治療は、2021年2月~3月の2ヵ月間(39回)受けました。副作用には急性期(治療中~終了後数週間)排尿障害・排尿回数の増加・排尿痛・排便痛と、晩期(治療後3ヵ月~2年)膀胱炎・尿道狭窄・直腸出血があります。晩期副作用は、経過観察(無治療)や内科的治療で済む程度のことが多いのですが、稀に内視鏡的での処置が必要になることもあるそうです。

放射線治療後、3年以上経過していますが、急性期や晩期において大きな副作用もなく順調に推移していると思っていました。晩期副作用で2ヵ月分の痔治療と同じ処方にはびっくりです(ジオン注射治療後に処方された座薬および軟膏と同じ、この時は90日間でした)。

今までと同様、今回の痔出血(直腸出血?)も1日のみでした。その後も便に血が混じったりすることもなく、便の色も正常です。出血の原因は判明したので、しばらく様子を見ようと思います。放射線治療による晩期副作用は無治療で改善することもありますので、せっかくの処方された座薬等ですが、出血もないので今のところ使わない積りです。

私が受けた放射線治療は、前立腺の形状に合わせてピンポイントで照射するIMRTという最新療法であり、膀胱や直腸など周りの臓器への影響を極力少なくしたものです。日本の医者は必要以上に薬を処方する傾向があります。もちろん、素人判断は禁物ですが、薬の効能や副作用はネットなどで調べることができます。薬の過剰投与は出来るだけ避けたいものです。

万能メディアプレーヤー「VLC Media Player」に動画エンコード機能があったとは!

VLC Media Player(VLCメディアプレイヤー)は、知る人ぞ知るフリーのマルチメディアプレイヤーです。オープンソースで開発されたので、世界中の開発者の力を借りて、無料で利用できる機能がたくさんあります。

非常に多くのメディアファイル用コーデックが内蔵されており、色々な動画ファイルや音声ファイルなど多くのメディアファイルを再生することができます。再生できないものはないというくらい、様々なファイル形式に対応しています。まさに万能型のメディアプレイヤーなのであります。
再生方法は、映像ファイル又は音声ファイルを、VLC Media Playerの再生パネルにドラグ&ドロップするだけで再生可能です。

【動画ファイル】
MPEG-1/2、DivX 、MPEG-4 ASP、Xvid、3ivX D4、H.261、H.263、H.263i、H.264 、Cinepak、Theora、Dirac 、Motion JPEG 、WMV、VC-1、Sorenson、DV、On2、Indeo Video v3、RealVideo、m2ts

【音声ファイル】
MPEG-1/2 Layer 1、MP2、MP3、AAC、Ogg、AC3 、EAC3、TrueHD、DTS、WMA 、FLAC、ALAC、Speex、Musepack、ATRAC 3、WavPack、Mod、TrueAudio、APE、Real Audio、Alaw、AMR、MIDI、LPCM、ADPCM、QCELP、DV Audio、QDM2、MACE

長い間利用しているのに、メディアファイルの再生機能以外に、動画のエンコードや編集、ストリーミング再生、動画キャプチャーなどの機能があることを最近知りましたw 早速、VLC Media Playerで、DVD(Video_TS, Audio_TS)を、mp4にエンコード(変換)してみました。

実は、前に乗っていたプリウスにはDVDプレイヤーが搭載されていましたが、今年4月に納車されたカローラツーリングには搭載されていません。スマホにある音楽は、Bluetoothにより車内のスピーカーから楽しむことができます。また、音楽ファイルもUSBメモリに取り込み、USB-C端子から、楽しむことができますが、DVD再生はできません。mp4にすればUSB端子からDVD映像を楽しむことができるのではないかと検証してみました。

1.メニューバーの「メディア」のプルダウンメニューより、「変換/保存」を選択。

2.今回は「ディスク」を選択、右下の「再生▼」をクリック。

3.再生▼のプルダウンメニューから「変換」を選択。《1.メニュバー ⇒ メディア ⇒ 「ディスクを開く」からでも、この画面を表示可能》

4.ダウンメニューからH264+MP3(MP4)を選択。

5.事前に出力ファイルのフォルダを作成(参照先に指定)「開始」クリックでエンコードが始まる。

出力ファイル(mp4)は、見事に再生することができました。プロテクタがかけられている市販DVDは変換できません。プロテクタ解除すればOKです。但し、2012年10月以降、著作権法改正により、個人で楽しむものであっても、プロテクタ解除は違法になりました。但し、それ以前に解除したものは個人で楽しむものであれば違法になりません。

今回は検証のため、昔コピーした市販DVDをmp4に変換してみました。どこでどう役立つか分かりませんが、1ファイルになるので、小さなUSBメモリへ簡単にコピーでき管理が楽です。mpg1やmpg2などもmp4に変換すれば、容量も小さくできます。

交通ルール・交通マナ―を守らないドライバーたち

毎日車に乗っていて感じることは、交通ルールや交通マナーを守らない(知らない)ドライバーがなんと多いことか。プロでさえ分かっていないタクシードライバーも多いです。高齢ドライバーということもあるかもしれませんが理由になりません。

1.曲がる直前にウィンカーを出す(又は、ウインカー出さない)
道交法では、ウインカーの出すタイミングは「30m手前」または「3秒前」と言われています。「道路交通法施行令第二十一条」により、右折、左折の合図は、その行為をしようとする地点又は交差点の手前の側端から30メートル手前の地点に達したときウインカーを出すとなっています。車線変更(進路変更)は、その行為をしようとする「3秒前」と決められています。 ウインカーを出すタイミングは、早すぎても遅すぎてもダメなのです。

2.ブレーキをやたらと踏む
車間距離をあけていないドライバーに多い。前の車の速度が遅くて煽っている場合もあり。車の流れにのらないドライバーがいますが、法定速度で走っている以上、煽ってはいけません。下り坂の走行時も、前の車との車間距離を詰めて、やたらフートブレーキを踏むドライバーがいます。適正な車間距離を保ち、エンジンブレーキを利用し、必要に応じてフットブレーキを使うべきです。

3.スタートが遅い
時々、スタートの遅い車がいます。ぼーっとして場合か、スマホをいじっている場合のどちらかですね。後者は問題です。

4.後続車がいるのにハザードランプをつけずいきなりバック
ショッピングセンターなど、車が連なって駐車場に入る際、急にストップしていきなりバックするドライバーがいます。直前にハザードランプをつけて警告後一旦停止、その後バックすれば何の問題もありません。

5.曲がるとき大きく含まらせる
内輪差(外輪差)を知らない初心者ドライバーに多い。横を走っているとひやっとします。

6.前が詰まっているのに青信号で交差点内で停車・待機(道交法では交差点手前で停車)
交差する道路側の信号が赤から青に変わった際、前に進むことができない。昔これで2回信号待ちしたことがあり、2回とも女性ドライバーでした。

7.駐車場で、大きく斜めに止めたり、境界線を跨いで駐車する
駐車した時、周り車に迷惑をかけるのに、気にならないのが不思議。

8.交差点において、先頭車なのに、青信号に変わってしばらくしてウインカーを出す(左折の場合、車の横に歩行者やバイクがいると、安全上からも信号が変わる前から出すべき)
交差点で右折・左折する場合は、先頭車はマナーとして、対向車に曲がることを事前にウインカーで知らせるべき。青信号に変り、交差点中央に車を進めて待っていたら(直進車優先なので)、急にウインカーを出して曲がるドライバーがいます。事前にウインカーを出してくれていたら、二車線の道路では、お互いが同時に曲がることができる場合がけっこうあります(横断歩道の歩行者には要注意)。

10.一時停止の道路標識・道路標示があるのに停車しない。
圧倒的にご婦人ドライバーが多い。警官には取締り点数でおいしい場所です。青切符を切られて初めて知るのでしょうね。別件ですが、踏切でも車が流れていると一時停止しないドライバーがいます(私も若い頃、車が渋滞でゆっくり流れていたので、ゆるゆる踏切を渡り、青切符を切られた経験があります。 反省をこめてアドバイスw)。

11.一般道路の追い越し車線を、マイペースでトロトロ走る
爺さんが多い(かく言う私もジジイだけどこんな輩と一緒に括ってほしくないw)

12.ウィンカーを出すと同時に割り込む
いきなりウィンカーを出して割り込むドライバー。急ブレーキを踏む場合もあるので、腹立ちますね。ウインカーを出してしばらく併行して走り、相手がスペースを譲ることを確認して割り込むのがマナー。

13.交差点5メートル以内に駐車している。

14.運転中スマホを操作する「ながら運転」をしている

15.道を譲っても知らん顏(マナーの問題)

上記事例にあるようなドライバーは、なにかきっかけがないと気がつきません。大きな事故や取り締まられて、はじめて理解するようでは手遅れです。日ごろから交通ルールを理解し遵守したいものです。相手を思いやる交通マナーは安全運転にもつながります。

定額減税《調整給付金》4万円をゲットしました(2024年7月)

数日前、広島市から「広島市価格高騰重点支援給付金(調整給付)のお知らせ」という通知が届きました。最初何?と思いましたが、すぐに岸田総理が打ち出した景気対策のひとつで、1年限りの定額減税と分かりました。封書を開けると4万円という数字が記してあり、このお金を7月末に振込みする旨、案内がありました。たとえ1年限りと言えども自由に使えるお金が貰えるのはありがたいことです。

給付金の振込先金融機関は、昨年の「マイナポイント第二弾」で7500ポイント付与される条件で「公金受取口座の登録」をしたゆうちょ銀行に振り込まれます。併せて、物議を醸している「健康保険証の利用」手続きで7500ポイント、キャッシュレス決済事業者(PayPay)に2万円チャージで5000ポイント、合計20000ポイント(2万円相当)を付与して貰った経緯があります。当時2万円相当の臨時収入は大きく、有意義に利用させて貰いました。

近年 記録的な物価の上昇が続いており物価高対策として、2024年6月から納税者を対象に所得税3万円、個人住民税1万円の特別控除(定額減税)が実施されることになりました。定額減税は働き方や家族構成で実施方法や減税額が変わるなど、自治体にも負担のかかる複雑な制度です。国会では事務処理が簡単な定額給付金の方がよいという意見もありましたが、結局 一年限りの定額減税になりました。

「定額減税」対象納税者は全国で6000万人いるそうです。その内 約40%に当たる2300万人(年収600万円までのサラリーマン世帯や350万円までの年金生活者など)が、減税しきれない差額を現金で支給される定額減税(調整給付金)の対象者となります。調整給付金は、名称が統一されていないので、自治体によってまちまちです。広島市の場合、冒頭に紹介の通り「広島市価格高騰重点支援給付金」となっています。

定額減税4万円(一人当り 所得税3万円+住民税1万円)に基づき、定額減税可能額(本人+扶養親族数)から、減税(令和6年度推計所得税・住民税)しきれない差額が、調整給付金として現金で支払われます。令和6年分の所得税が確定した後、当初の給付額に不足があることが判明した場合は、追加で令和7年度に給付されます。

私の場合、夫婦二人なので定額減税可能額8万円(6万円+2万円)になります。推計される令和6年度(2024年)の所得税・住民税額を引いても、減税しきれない余剰の4万円が現金支給されるということです。

調整給付金は、マイナンバーカードで、公金受取口座を登録している人は、何もしなくても振り込まれます。公金受取口座の登録をしていない人は、同封の支給確認書で申請手続きをしないと支払いが行われません。そのままほっておくと貰えるべきものが貰えなくなりますので注意が必要です(申請期限あり)。

かかりつけの医院と薬局で「マイナ保険証」の利用が始まった

私のかかりつけの医院と薬局で、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」の利用が始まりました。賛否両論ある中、今年10月から、医療機関や薬局において、カードリーダーを設置しマイナ保険証を受け付けることが義務化されています。また、2024年12月2日以降に既存の健康保険証は廃止となります。

マイナ保険証の利用は任意なので、マイナーバーカードの交付を受けていない人は、別途発行される「資格確認書」の提示で保険診療が受けられます。但し、初診料や再診料・調剤管理料など、マイナ保険証を利用した方が、事務処理が効率アップする理由から、僅かですが割安になっています。

マイナンバーカードを読み取るカードリーダーは、一つのメーカーに統一されている訳ではなく複数あるようです。私のかかりつけの医院と薬局もメーカーが違っていました。マイナンバーカードをカードリーダーに縦方向又は横方向に置き、最初に本人確認を行います。顏認証と暗証番号(4桁)の二通りがあります。次に、薬剤情報の閲覧・特定検診情報の閲覧の同意確認をすると受付は終了です。巷では、問題の多いマイナ保険証ですが、私の場合問題なく受付を終了しました。

言うまでもなく、「マイナ保険証」は、事前にマイナポータルで手続き(マイナンバーカードと保険証の紐づけ)しておく必要があります。私は、マイナンバーカードを令和5年(2023年)2月末までに申請した人を対象に、最大2万円分のポイントが付与される「マイナポイント第2弾」キャンペーンのとき、ポイント付与の条件である「健康保険証の利用」「公金受取口座の登録」は、手続済でした。

「マイナポータル」アプリから、自分の薬剤情報や医療情報、その他 年金情報や予防接種歴なども確認可能となります。かなりの個人情報が公開されています(マイナンバーにより本人のみ公開)。マイナポータルの各種情報の入力・作成は業者に委託?いずれにせよ人が介入し作成している以上 誰がどこまで入力(閲覧含む)しているのか、内部からの情報漏れや悪用はないのか・・・心配すればキリがありませんw

マイナポータルへのログイン(スマホの場合)

「マイナポータル」をタップ

「登録・ログイン」をタップ

4桁の利用者証明用電子証明書のパスワード入力

マイナンバーカードにスマホを図の位置に重ねて「読み取り開始」をタップ

自分のページが開く「確認」をタップ

該当の項目をタップすれば詳細が確認可

「健康医療」 各項目の「 >」をタップ、詳細が確認可能

「おかね」各項目の「 >」をタップ、詳細が確認可

パソコンからもマイナポータルにログイン可能です。但し、事前に「マイナポータル」アプリのインストールとブラウザ拡張機能が必要。および、ICカードリーダライタの準備がいります。

「カローラツーリング」ルームランプのすべてをLED化しました

今年3月末に納車されたカローラツーリングのライセンスランプ(ナンバー灯)をLEDに交換しましたが、今回 さらにルームランプとラゲッジランプをLED化しました。厳密には、運転席・助手席のマップランプとリア席のセンターランプ、および荷室のラゲッジランプをLEDランプに交換しました。純正の豆球(白熱電球)では、あまりにも暗すぎて実用的でありません。

12連・18連・24連のLEDをパネル上に貼り付けた爆光タイプもありますが、熱対策がされていないみたいだし、極端に明る過ぎるのは不自然で好みではありません。少々割高になりますが、品質で定評のあるカーメイト(carmate)GIGAシリーズの製品にしました。以前乗っていた30系プリウスもルームランプ・ポジションランプ・ライセンスランプ・カーテシランプのすべてをカーメイト製品でLED化した経緯があります。交換後8年以上 車を買い替えるまで一度も不具合はありませんでした(拙ブログ  趣味 ⇒ 車 紹介記事)。

カローラツーリングのルームランプ(マップランプおよびセンターランプ)のLED交換にあたり、色温度は、純正品と同等の日中の自然光(太陽光)に近い5000K(ケルビン)にしました。蛍光灯の昼白色に相当します。自然な色合いで色の識別などもしやすくなります。

照明の色味を決める色温度が低いとオレンジ色がかった暖色系の光になり、色温度が高いと青みがかった寒色系の光になります。ちなみに、朝日・夕日はおよそ2000K~3000K、日中(太陽光)はおよそ5000K~6000K、晴天時の正午はおよそ6500Kに相当します。

マップランプ(2個)は、カーメイトの型式BW251にしました。全光束110lm(ルーメン)です。リアセンターランプは、BW254(110lm)にしました。明る過ぎず 暗過ぎずで、消費電力は純正豆球5Wから0.7Wの省エネ製品になり、明るさは純正品の二倍になります。

純正白熱電球

LEDに交換後(フロント:マップランプ&リア:センターランプ)

運転席・助手席のマップランプ

純正白熱電球のセンターランプ(赤◯印2カ所にリムーバ―を差し込み取り外す)

LEDに交換したセンターランプ

ラゲッジランプはカーメイトの型式BW256、こちらはライセンスランプと同じ色温度6500Kにしました。蛍光灯で言えば昼光色になります。太陽光に近いのですが、5000Kよりほんの少し青っぽくなります。見た目ではきりっと引き締まった印象になります。

純正白熱電球のラゲッジランプ(赤◯印1カ所から取り外す)

BW256は全光束80lmですが、ラゲッジ側への片面照射で光ロスが無いため、全光束300lmの全照射タイプのLEDを取り付けた場合と同等の明るさだそうです。LEDに交換後 ラゲッジスペースがものすごく明るくなりました。

ルームランプのLED化に当たり注意事項があります。カローラツーリングもそうですが、最近の運転支援機能を備えた車は、コネクテッド化により、メーカーのセンターと常に繋がっており、近年では、急速に進化する自動車の自動化や電動化によって機能が複雑化し、車に搭載されている統合ECU(統合型コンピューター)ですべてがコントロールされています。

ルームランプひとつをとっても、コンピューターで制御されており、エンジンを切ればルームランプがじわっと点灯し、ドアロックすれば消灯するようになっていたり、スマートキーをもってドアロックされた車に近づけばループランプがじわっと点灯します。これらすべてプログラムで動作しています。

つまり、ループランプ交換時に金属製の工具などで誤ってショートでもおこそうものなら、ヒューズだけで済めば問題ありませんが、場合によっては直結している統合型コンピューターの故障になる可能性があります。そうなると車のエンジンもかからず、予想以上の大変な費用が発生します。

なので、バッテリーのマイナス端子のケーブルを外して作業せよとあるのはそのためです。私は最大の注意を払って作業したのでバッテリーのマイナス端子は外しませんでしたが・・・w

カロツーのLED交換で、はじめてDIYに挑戦する場合、難易度が高いのはマップランプの交換です。ネット上ではランプユニットごと簡単に取り外せるように紹介していますが、取付は思いのほか固く、取り外すとき 壊れるのではと思うくらい力を入れないとユニット(又は上ケース)は取り外せません。はじめての人には少し敷居が高いかもしれません。LEDに交換するのにユニット全体を取り外した方が、レンズなど壊すことなく作業はやり易いと思います。

コツがいりますが、私は上ケースのみを取り外し作業をしました。レンズ取り外しなと注意がいるものの、LEDへの交換、点灯チェックはこちらの方が簡単です。

マップランプのユニット赤◯印9カ所で、上ケースが取付けられている赤▢印4カ所でユニット全体が取付)①~④ 均等にリムーバーを浅く差し込み上部を開いて、下に引き下げると上ケースが取れます。リムーバーをやや深く差し込み、より大きく開けてユニット上部から下に引き下げるようにするとユニット全体がとれます(いずれもかなり力がいります。壊れないよう作業は自己責任で)

取り外した上ケース

ユニットの上ケースだけを取り外した状態、左側レンズを取り外す場合、①~②を先に外し(緩める)③~④ 均等にリムーバーを差し込みながらやるとレンズが外れやすいです。

マップランプの左側レンズを外した状態

ビフォアアフター(左:LED 右:純正白熱球)

LEDに交換した左右のマップランプ点灯時

純正のマップランプ、ラッゲジランプ、ライセンスランプ(T10バルブ)は、すべて12V5Wの白熱電球です。センターランプ(T10✖31)のみ12V 8Wです。交換したカーメイト製LEDルームランプ(BW-251、BW254)は12V 0.7Wです。ラゲッジ用LED(BW256)が12V 0.8Wです。先に交換したライセンス用LED(BW153)も12V 0.7Wです。LED化にすると明るさは倍増すると共に省電力化が計れます。

尚、カーメイト製LEDランプに交換の際、事前に「車種別適合情報」の確認をして下さい。
*BW251 LEDルームランプ GIGA 5000K 110lm T10 2個入(2,470円)
*BW254 LEDルームランプ GIGA 5000K 110lm T10×31(2,018円)
*BW256 LEDトランクランプ GIGA 6500K 80lm T10(1,982円)
高電圧保護回路付 放熱対策済 EV/PHEV/HV車対応 アマゾンにて購入。先に交換したライセンスランプ(BW153 ×2個 2,960円)は車検対応。

「新プロジェクトX~自動ブレーキ」今ある運転支援機能は先人の努力の賜物


出典:NHK番組「新プロジェクトX~自動ブレーキの挑戦」より《以下スクショ3枚含む》

6月22日夜7時半に放送されたNHKの新プロジェクトX 「夢は交通事故ゼロ~自動ブレーキの挑戦」を録画していたのですが、なかなか時間がとれず、先日やっと見ることができました。今でこそ自動車メーカー各社は、(国の要請により)衝突被害軽減ブレーキを搭載していますが、そんな発想のなかった1990年代、富士重工(スバル)のアイサイト開発チームのお話です。

NHKは、18年ぶりに復活した「新プロジェクトX~挑戦者たち~」を機に、旧シリーズで反響の大きかった回を月に1本のペースで再放送しています。かって私も業界は違いますが、企業戦士として頑張った時期もありましたので、この手の番組はとても共感し開発者の人たちに感動します。その前の同番組「窓際族が世界規格を作った~VHS・執念の逆転劇」もよかったです。私は、後にVHS陣営の傘下に入ったβ(ベーター)側のメーカーでしたが、同業者としてとても感動しました。

今年、3月末に納車された新型カローラツーリングは、私にとって最後の車になると思いますが、ぶつからない車をコンセプトに最新の運転支援機能が満載です。自動ブレーキに関しては、歩行者・自転車運転者寄りの走行や、自動車の車間距離が近づくと、ハンドル操作が自動で行われたり、自動ブレーキ(減速支援)が働き、運転者に注意喚起してくれます。

究極のアクセルとブレーキの踏み間違いは、ぶつからないように自動ブレーキでストップをかけ衝突被害を軽減させます。これら技術の進化も先人の努力があったからこそだと思います。

番組では、1990年代 販売台数最下位だった富士重工が、当時交通事故死者数1万人にいることに端を発し、交通事故ゼロを目指し開発が始まりました。まだ、自動ブレーキは大手メーカでさえも商品化されておらず、衝突時のエアバッグや居眠りすると警告音で注意を促すというものでした。

大きなカメラをフロントガラス上部に2台取り付けて、画像データを解析するコンピュータは後ろの荷台をいっぱい埋め尽くす状態で、とても商品化するレベルではなかったのです。途中 日産から技術を売ってほしいという話があったが、大手メーカーが出てきたらとても太刀打ちできなくなるため断ったというくだりもありました。

2000年は、さらに交通事故死者数も増え続けて、他車では、レーダーによる危険察知や、衝撃でシートベルトがきつく締まるような新技術も発表している中、新プロジェクトメンバーも増え、20人になった。カメラを改良して、車間距離や白線など様々な道路環境を認識させた。車線逸脱警報や路面凍結警告、その後、2003年には8つの機能(搭載価格70万円)を盛り込みました。しかし285台しか売れなかった。警報を知らせて注意を促しても、後の操作はドライバー次第で決まる。

2005年、頼みの主力車が売れず、富士重工は700人のリストラ。開発予算は20分の1に抑えられた。予算を削られ存続の危機にあった、運転支援機能プロジェクトメンバーも12人が残った。削ずられた予算を補充する為、県で地元企業への補助金を出す制度があり、警報ならすだけの当初申請内容では、事故は防げないことから、補助金獲得はできなかった。

当時 同業他社はどこもやっていない、自動でブレーキでぶつからない車を作ろうというコンセプトで再申請を行ったところ、県に認められて補助金がおりた。但し、期間は1年。

開発担当者は、いつどのくらいで強さでブレーキを動かせばいいのか、何百回と繰り返した。その中で、もうひとつの課題があった。自動ブレーキはどんな状況でも正確に作動しないと逆に大事故につながるので、より正確な画像認識の高い精度が必要であった。冬の北海道、深夜の首都高、北陸の海岸から火山灰のある桜島まで、チーム全員で日本全国の主要道路をくまなく回った。

さらに、どうしてもクリアできない最大の壁があった。それは夜の雨窓ガラスについた水滴で映像がにじみ、光が反射して前の車が正確に認識できない。解決の糸口が見えず、前例がないので正解が分からない。

そんなある日、車も見えない雨の降る夜の映像が開発者の目に飛び込んきた。なんとテールランプだけがはっきりと見えるではないか!これだ! あえて映像を暗くすることで水滴のギラギラを抑え、テールランプだけを捉えれば、車間距離が測定できることに気づく。すると雨の降る夜でも、コンピューターは、見事に車間距離をはじき出した。チーム全員が沸き立った。

2007年秋、開発した新機能のプレゼンが社内でプレゼンする時がきた。この会議で役員の了解が得られなければ、運転支援プロジェクトは終わる。プレゼンで開発責任者は、車が走る前に突然人形が飛び出すと車が自動で止まる映像を役員に見せた。商品化にOKがでたのは言うまでもない。2010年、ついに二つのカメラで車の完全停止を実現。搭載した車の事故率は60%も減った。世界で累計600万台以上が売れた。

2021年、国の要請もあり、各自動車メーカーで生産される車には自動ブレーキは当然のこと、ぶつからない車として、さまざまな運転支援機能をもった車が売られるようになりました。自動ブレーキについては、きっかけを作った富士重工の先人たちの努力の賜物だと思います。ちなみトヨタは、単眼カメラとミリ波レーダーで車間距離や道路状況を把握しています。