広島市国保、やはり誤請求だった!

毎年6月、前年度収入を基に、広島市より国民健康保険料の納付通知書がきます。
しかし、本年度から国の政令改正に伴う計算変更により、国保料が上がる世帯と下がる世帯が生ずるのですが、多くの世帯で大巾増額なった経緯があります。

収入が変わらないのに昨年の年額10万円の国保料が、4倍以上の42万円に跳ね上がった人や、扶養家族4人を育てる世帯主が、同じく収入が変わらないのに前年度より20万円増額の63万円になったり、増額巾がハンパでないのです。

このため、国保料の通知案内があった翌日(6月12日)から月末まで、広島市の専用電話に苦情や問い合わせが2万4千件も殺到しました。実は、私も今年の国保料には納得いかず電話をかけたひとりでした。 電話ではラチがあかず、区役所の年金課に行って目の前で計算して貰ったのです。 前年度の確定申告の数字を基にしていたし、計算上では間違ってはいなかったので納得せざるを得ませんでした。

私の場合、古希を機に一昨年12月仕事をやめ、主たる収入は年金になりましたが、前年度の年収は大幅に減ったにもかかわらず、国保料は働いていた時と殆どと変わっていないのです。 ざっくりで半分の国保料になってしかるべきなのに~そんなバカなって感じです。 

ところが、昨日(9月13日)の中国新聞に「国保料35億円過大請求」の見出しで10万世帯に計算ミスがあったという報道がありました。 国から補填される金額35億円を加入世帯への請求総額から差し引いていなかったと言うのです。 広島市はこれまで、計算式の変更が増額の理由と説明していましたが、やはり計算ミスがあったのです。 つまり、補填分にあたる一世帯平均3万5千円高く請求されたことになります。 それを引いてもまだ高いには違いありませんが・・・ミスが是正されたことは良しとすべきだと思います。

当初、広島市が否定したあの騒ぎは何だったのだと言いたくなります。 計算はコンピュータであっても、必ず人間が介入するのですから、絶対ミスがないとは言い切れません。 広島市は新方式での計算で国保加入世帯17万世帯の内、6割(10万世帯)が国保料が上がると市は試算していました。 計算ミスのあった世帯に対して11月初旬までに保険料を計算し直し、納付通知書を送ることになったようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です