前立腺がん治療日記07 2月度18回の放射線治療が予定通り終了

 

広島がん高度放射線治療センター(HIPRAC:ハイプラック)に、2月より週5日(土日祝を除く)通院しています。2月1日から始まった前立腺がんの放射線治療は、昨日26日で2月度の放射線照射18回が予定通り終了しました。治療は計39回行いますので、約半分を消化したことになります。

治療開始後、2~3週ほどすると、排尿障害(勢いがない、途切れる、時間がかかる)、排尿回数の増加、排尿時痛、排便時の痛みや出血(痔の一時的悪化)などの症状がおきる可能性があります。

私の場合、起床時(起き掛け)の排尿は、猛烈に尿意を催しているのに、トイレに行っても勢いがなく、一気に出るのではなく細切れに出てしまいます。2回目以降は、勢いはないものの、なんとか普通に排尿できます。排尿は2時間~3時間に1回ペースです。今のところ大きな副作用はおきていませんが、排尿障害についてはその兆候が出つつあるように思います。

 

就寝はA.M1:00、起床はA.M7:00で、睡眠時間は6時間です。昔も今も変わりません。就寝前に排尿しますが、治療開始が始まってからいつもは朝7時ごろまでもつのに、最近 尿意で朝6時ごろ目覚めることがままあります。

排尿してから1時間で強烈に尿意を催すことが時々あります。数秒がまんすると尿意は止まります。排尿してから2時間以上経っていれば、がまんしてはいけないと思いますが、1時間位だと尿は大して溜まっていないと思うので、夜間排尿に繋がらないよう訓練してる次第です(笑)
放射線照射で尿管が敏感になっているため、尿がちょっとでもたまると、膀胱収縮がおこり尿意を催すらしいです。

 

治療開始から、以下の項目について、簡易日誌をつけています。2月度はほぼ毎日、同じ内容でした。なので、治療前半は大きな副作用はでておりません。

・尿回数/日:7回~8回          
・夜間回数:なし
・残尿感(0なし 1少し 2かなり):0
・便回数/日:1回
・便性状(1柔らか 2ふつう 3硬め):1
・下剤内服 酸化マグネシウム(朝 昼 夜 例:夜だけの場合、0-0-1):0-0-1
・排便時痛(0なし 1少し 2かなり):0
・出血(0なし 1排便時 2日常):0
・飲水状況:記録不要

 

放射線治療は、2か月間で延べ39回行います。1日1回、2Gy(グレイ)の放射線照射を行い、合計78Gyの放射線照射でがんを消滅させます。後半(残り21回)の放射線治療で、照射回数が増えてゆくにあたり、副作用は避けられないと思いますが、個人差もあるようなので、最小限に抑えられること願っています。

副作用を最小限にするためには、毎日の排便で直腸内に便やガスを残さない事、および 膀胱内に適正な尿を溜めておくことが必要です。

膀胱の大きさを一定にするために、治療開始60分前(私の場合90分前)に排尿しておきます。膀胱内の容量を一定にすることで前立腺の位置を安定させ、頻尿や排尿時の痛みなどの副作用が増強しないようにするためです。

前立腺付近にガス・便が溜まっていると、前立腺が 照射野(放射線を当てる範囲)から外れ、高い放射線量が直腸壁に当たり、血便などの副作用をおこしやすくなくなります。そのため、照射前にレントゲン写真で体の位置合わせとガスの便のたまり具合を確認します。

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