映画「カメラを止めるな!」は、2018年6月23日 当初都内の2館だけの劇場公開でしたが、SNSなど口コミで面白い笑えると評判が広まり、8月には全国340館に拡大~社会現象にもなった映画であります。
12月5日リリースされた「ジュラシック・ワールド(炎の王国)」ほか数本を、TSUTAYAでDVD/BDを借りました。「カメラを止めるな!」も同日リリースされていたので、前評判の高い映画でもあったし、店内でもお勧めビデオとしてPRしていたため一緒に借りて鑑賞したのですが・・・期待が大きすぎたのか、正直なところ全然笑えなかったしどこが面白いの?って感じでした。
かなりの数の映画を見ていますし、経験則から70代のジジイが見ても面白くないのかもw
この映画は、40代位までの若い世代にはウケる映画なのかもしれません。
口コミで連鎖し、多くの人が面白いといっているのですからその評価は尊重すべきですが、世代間の評価や好みの違いを考慮に入れても、私の見た印象からくる評価とかなりギャップがありすぎたのでびっくりした次第です。
私も若いころからの映画好きで、今日まで邦画・洋画問わず数千本は見ています。
昔は映画館にもよく通いましたが、現在では劇場公開された映画は4~5ヶ月でDVD・BD化されるので、最近は自宅のミニシアター?で映画鑑賞です^^
邦画は宣伝や評判のわりに期待外れが多く見るのはもっぱら洋画の方です。
映画ライブラリも1000本以上あります(笑)
私の持論ですが、秀逸な映画が必ずしも面白い映画とは限りません。
かって、映画評論家のおすぎ(おすぎ&ピーコ)さんが推奨する映画の解説などを聞いていると、予想もしないストーリーの深読みや高尚なメッセージ性の強いものであったり、娯楽性のない映画が多く、私にとっては面白くないものばかりという印象があります。
人によって評価も色々だし好みもあると言う訳です。
「カメラを止めるな!」は、制作面ではよく練られた秀逸な映画と思いますが、残念ながら私には面白い映画には思えませんでした。しかし 300万円の低予算で宣伝費もかけず無名な俳優で30億円の興行収入は大したものです。
前半37分間ワンカットシーンだけであればただの他愛ないゾンビ映画で終わるところですが、さらに物語はその1ヶ月前にさかのぼり、後半は前半シーンのメイキングになっています。
メイキングによるネタばれで、観客はそういう事だったのか・・・
その意外性の中に登場人物の個性やほろっとくるファミリー的要素も入れた展開が観客の気持ちを最後まで引き付けたのかなと思います。
ちなみに同時に借りた「ジュラシック・ワールド(炎の王国)」「オーシャンズ8」「アメリカン・アサシン」は、理屈抜きで楽しめました。多分誰が見ても単純に面白い映画と思います。