ついに12月1日10時より、新4K8K衛星放送がスタートしました。
2011年7月アナログ放送が地デジ化(地上デジタルテレビ放送)されて7年、映像のデジタル技術は日進月歩と共に着実に進化してきました。
4K8Kテレビは、一言で言えば没入感もハンパなく息を呑むような美しい超高精細映像を味わえるということであります。4Kテレビは、従来の2Kテレビ(フルハイビジョン)の4倍の解像度があり、スーパーハイビジョンの8Kテレビになると16倍の解像度となります。
アナログ放送から地デジ化にされたときも、解像度アップのきれいな画面にびっくりさせられましたが、さらにきめ細かく映る映像になるのですからすごいことですね。
大きな画面(50インチ以上)になるほど解像度アップの差は顕著にあらわれ迫力も倍増します。
そのほか新規格による滑らかな階調や色彩表現、HDRによる明暗部のディテールなど、よりきめ細かくくっきりとした映像がウリになっています。
ちなみに、4Kというのは横サイズ(画素=ドット=ピクセル)の事を現わしており、およそ4000画素に近いことからつけられています。K(キロ)は1000の意味です。
4Kテレビは、横3840×縦2160の画素で構成されていますので、正確には4K2Kといいます。
横と縦サイズを掛け合わせた約829万画素が、4Kテレビの総画素数になります。
スーパーハイビジョンの8K(8K4K)は、横7680×縦4320なので、約3318万画素。
現在2Kのフルハイビジョン(横1920×縦1080:2K1K)は、約207万画素。
画素数が多いほど、高精細な画面になるので、総画素数の比がそのまま解像度の比になる訳であります。
注意したいのが、過去発売された4K対応テレビとこれから発売される4Kテレビは違うことです。
前者は4K(8K)チューナが非内臓であり、後者はチューナが内臓されています。
従って、4K対応テレビには外付4Kチューナが必要になります。
現在、
※BS右旋:右回りのらせん状で放射される電波(右旋円偏波)
すべての新4K衛星放送「BS右旋/BS左旋、110度CS左旋」を受信するには、4Kチューナーの他、アンテナ・ブースターや壁面端子などの設備・機器の交換が必要になります。
2020年のオンリンピック消費を狙って4K8Kテレビ商戦が繰り広げられると思いますが、2Kテレビ価格よりも5万円~10万円位は高くなります。
故障すれば考えますが、今のところ2Kで十分きれいに見えますので買い直しの検討はしていません。 それよりデスクトップパソコンの買い足しを検討中です^^
なお、4K対応テレビには「アップコンバーター」機能がついており、すでに所有している人は2Kの地デジやBS放送を、擬似的に4K画質に近い映像でご覧になっている筈です。
外付チューナを接続したからといって、細かな色再現やディティールなど並べて細かく比較するならともかく、ぱっと見で極端な差はないように思うのですが。。。
新規格やHDRによる画質向上はあるものの、チューナ購入にあたっては4Kテレビの受像映像を見た上で検討した方がいいのではないかと個人的には思います。
いずれにせよ、技術の進歩には目覚しいものがあり、長生きはするものですね^^