放送作家の草分け的な存在だった永六輔さんが亡くなった。 83才だった。
ほかにもラジオ番組のパーソナリティ、タレント、作詞家などマルチに活躍。同世代の小沢昭一さん、野坂昭如さん、など昭和の頑固親父が年々消えてゆき、寂しいものがあります。
作詞家としては坂本九の「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」、 梓みちよの「こんにちは赤ちゃん」や水原弘の「黒い花びら」「黄昏のビギン」など多くのヒットを飛ばしました。
20代若くしてNHKバラティ番組「夢であいましょう」の台本(作・構成)を担当。 番組から数々の名曲が生まれました。「上を向いて歩こう」もそのひとつ。 永六輔(作詞)、中村八大(作曲)、坂本九(歌手)を689トリオと言われていました。
TBS系ラジオ全国ネットの「永六輔の誰かとどこかで」は遠藤康子さんをアシスタントに1967年1月から2013年9月(月ー金)まで46年間続きました。 世相批評を交えながら投書内容を絡めた日々雑感など軽妙な話術と歯に衣を着せぬ語り口の10分間番組でしたが車の中でよく聴いたものです。
同じくして双子女性デュオのザ・ピーナツのユミ(妹)さんが亡くなった。 彼女らが歌っていたNHK「若い季節」主題歌の作詞も永六輔さんでした。
ただただ、当時がなつかしく思い出され青春時代を懐古してしまいます。