フリーソフトの中で「Orbit Downloader(オービットダウンローダ」は、ダウンローダーとして とても人気の高いソフトでありますが、 最新Verは危険がいっぱいです。
というのも、2013年1月頃のVer4.1.1.15以降から現在の最新Ver4.1.1.18 の「Orbit Downloader」については、危険なDDos攻撃機能のあるマルウェアが仕込まれており、注意喚起されています。
マルウェアの中には、パソコンのシステムに影響を与える「ウィルス」や、個人情報が外部に漏れてしまう「スパイウェア」、広告表示や知らない間にアプリがインストールされてしまう「アドウェア」などさまざまです。
メジャーなアンチウィルスソフト会社であるシマンテック(Symantec)、トレンドマイクロ(Trend Micro)、マカフィー(McAfee)のものであっても、ウィルスに対してはブロックしますがアドウェアやスパイウェアなどには弱くほとんどひっかかりません。 やはりこれらに特化したソフトでないと抽出はできないようです。
私が活用している 「PhrozenSoft VirusTotal Uploader」は、Web上で50種類以上のアンチウィルスエンジンでマルウェアをチェックしてくれます。但し、削除機能はありませんので、内容を見て危険と思われるフリーソフトはインストールしないようにしています。
今回、DDos攻撃する最新の「Orbit Downloader4.1.1.18」をチェックしたところ、なんとDDos攻撃を含む16個のマルウェアが見つかりました。 但し、ソフトにより名称が違うので重複もあり。
本ソフトの最新Verは、アンチウィルスソフトにより警告があったり、事前にブロックされるのでダウンロード出来ないようになっていますが、検証するため強制的にDLしたものですw
※メジャーなウィルス対策ソフトでは、ひっかからないマルウェア群です。
さすがに最新Verのものは使えませんが、「Orbito downloader」は、複数のサイトを取り込んでも高速なダウンロードは捨て難く今でも活用しています。 但し、2012年5月にDLした「Orbit downloader 4.1.0.7」を使っています。これとて、悪質ではないもののアドウェアやスパイウェアはゼロではないので、「AdwCleaner」を使って削除しています。
また、代替ソフトとして「WinX YouTube Downloader」が推奨されていますが、万能で優秀ではあるもののスピードも遅く複数同時のDLは出来ません。しかし、PhorzenSoftでチェックしてもマルウェアはゼロで、安全なソフトではあります。そのほか「Freemake Video Downloader」や「Real Player」なども使い分けて利用しています。