広島市のド真ん中に新しいランドマーク(名所)ができました【2024年2月】

話題としては、少々遅きの感がありますが、昨年12月28日、広島市のド真ん中に新サッカースタジアムが完成しました。命名権は地元大手家電量販店のエディオンが獲得し広島市と締結。新サッカースタジアムの新しい名称は「エディオンピースウイング広島」と決まりました。

呼称使用期間は2024年2月1日~2034年1月31日までの10年間で、年間1億円を広島市に支払うそうです。夏場には新スタジアムの隣にカフェやアスレチックが開業、近くの広島城や旧市民球場跡地にはイベント広場や商業施設も整備されるそうです。他にも原爆ドームや平和公園など広島を象徴するランドマークもありますが、新名所により数百億円の経済効果も生むそうですから、平和都市広島としてさらなる発展を願いたいものです。

サンフレッチェ広島の新たなホームスタジアムになります。マツダスタジアム(広島カープのホーム)に続き、広島市のランドマークとして新名所になりそうです。2月10日は、スタジアムのこけら落としとなるプレーシーズンマッチ 対ガンバ大阪戦、2月23日には、 Jリーグ公式開幕戦 サンフレッチェ広島 VS 浦和レッズがあります。


出典元:産経新聞(大成建設JV提供)

新サッカースタジアム建設が、今回の中央公園に決まるまで紆余曲折があり、その間エディオンと広島市が相当揉めました。地元の新聞記事(中国新聞)によく取り上げていました。当初、「旧市民球場跡」と「広島みなと公園」の二つの候補地があげられました。広島市と広島県が設置した検討協議会は、交通混雑をさけたいので、市中心部よりかなり離れたみなと公園(南区)を推し進めたい案で、一時最有力と思われていましたが、市中心部にある市民球場跡(中区)にこだわるサンフレッチェは「みなと公園なら使わない」と強硬に反対していました。

今回、中央公園(中区)に建設された新サッカースタジアムは、最初 候補地に挙がっていたそうです。市中心部にあり、当然ながら立地もよく広さも十分だったのに、近隣には大規模集合住宅(市営高層アパート)があり、騒音問題で検討協議会に推しの委員がいなかったため、候補地から外れた経緯があったようです。

一時はどうなるかと思っていましたが、候補地から外した中央公園も再検討。住民の声を聴いたり、騒音対策を検討したり、予断のない議論を重ねた結果、エディオンと市・県双方が納得した最良の場所に決まったということになったのです。

また、JR西日本「広島駅」及びその周辺で再整備計画が進んでいます。2025年にはJR広島駅の新ビルが誕生します。残り少ない人生ですが、広島市民として可能な限り平和都市広島の発展を見届けたいと思います。

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