左側のレゴブロックが三本の鎖(チェーン)によって宙に浮いています。この摩訶不思議な仕組みが分かりますか? 初めて見た時は、右側2本の長い鎖が、鎖に似せた支柱になっているのかと思いました(笑)
これは、レゴブロックのカスタムモデル設計を手掛けている デザイナーJK Brickworks(ジェイ・ケイ・ブリックワークス)が、「テンセグリティ構造」を利用して作ったものです。テンセグリティ(tensegrity)とは、「Tension(張力)」と「Integrity(統合)」の造語だそうです。
二つのレゴブロックはが互いに接続されておらず、鎖の物理的バランスによって成立しています。つまり、変形コの字型のレゴブロックに繋がれた短い鎖と土台になるレゴブロックに繋がれた2本の長い鎖が、引っ張り合ってバランスをとっています。
私が知らなかっただけで、「テンセグリティ構造」を応用したものは色々とあり、鎖も本数を増やし宙に浮いたテーブルや椅子もあります。物を置いたり人が座ったりすることもできます。世の中には知らないことがいっぱいあるものですね。
写真にあるレゴブロックは、私が組み立てたものです。アマゾンなどから入手できます。私は1600円で購入しました。見た目と同じものが1000円以下で売られている通販もありますが、外れやすいとか噛み合わせがゆるいなど品質に問題がありそうです。組み立ては文字は使わず順序にそって図解で説明されており、子供でも組み立てられます。
個人差はあるでしょうが所要時間15分~20分位です。レゴは小さい子供がいるご家庭ではお馴染みだと思います。鎖(チェーン)を含めた56ピースで構成されすべてを使います。余るレゴはありません。余分に入れているのかレゴが二つ余る通販商品もあるようです。完成品は人に珍しがられること事請け合いです。また、微弱な地震感知にも使えるかもしれません。
Youtubeには、身近にある「ストロー」又は「割りばし」と「糸」を利用したものや「ストロー」と「輪ゴム」の組み合わた作品など、テンセグリティ構造を応用した作り方と合わせて紹介されています。