最後のフロッピーディスクをすべて廃棄しました

手元にある3.5″フロッピーディスク(FD)、約50枚のすべてを廃棄しました。以前にも画像やデータのFDを廃棄しましたが、手元に残っている最後のフロッピーになります。OS用の起動ディスクや周辺機器ドライバー・アプリケーションなどで予備ディスク(コピー)も含まれます。フロッピーディスクは、1990年代から2000年代初めまで使われていた主要な記録メディアでしたが、もっていても、さすがにもう使う事はありません。

廃棄方法は、シャッターを取り外し(手で引っ張れば簡単に外れます)、露出した磁気ディスクにカッターで切れ目を入れます。これで読み取り不能になります。

ちなみに、フロッピーディスクは、記録密度により「2DD」と「2HD」の2種類がありました。2DDは720KB、2HDは1.44MBの記録容量がありました。これはDOS/V用のフロッピードライブでフォーマットした場合で、PC98用の場合、2DDは640KB、2HDは1.2MBと記録容量が変わります。

私のiPhone12mniの背面カメラ・前面カメラの解像度は共に1200万画素、写真1枚フルサイズで撮ると5MB前後の容量になります。とてもフロッピーでは間に合いません。その後、CDやDVD/BDと新しいメディアが出現し、HDD至ってはT(テラ)単位の大容量が普通になってきました。時代の流れとともに進化をとげたパソコンに纏わるお話はまさに「今は昔」の世界です。

かって会社で使っていたPC端末はIBM製で、表計算ソフトはマルチプランを使っていましたが、自分のパソコンにはロータス1-2-3(表計算ソフト)を利用していました。その後、Microsoftより表計算ソフトExcel(エクセル)が発売され、会社のパソコンにも導入しましたが、アプリケーション用2HDフロッピーが25枚同梱(Excel/Word)されていました。一枚一枚インストールしたことを覚えています。現在はディスク1枚で済みます。昔を考えると隔世の感があります。

廃棄前のフロッピーディスクの写真やデータはMOに保存しました。しかし、MOもまた廃止の運命にあり、時代とともに動画コンテンツも増えてきたので、普及しはじめたDVDやBDにも保存するようになりました。しかし、直射日光や高温多湿をさけ、専用ボックスで保管していても、10年以上経過すると、一部DVDが経年変化による色素劣化で、データが消えることが判明。

その後、外付けHDDとダブルで保存するようにしましたが、DVDなど歴史の浅いメディアの過信は禁物です。DVD保管は、大事なものは10年サイクルで焼き直した方がよいです。

20年前の記録済(映画)のVHSテープが20本くらいあるのですが、問題なく再生できます。磁気記録の方が歴史があるせいかDVDより信頼性があります。2台のVHSレコーダーが健在です(^^♪
記録済VHSテープも500本くらい廃棄しましたが、画質については歴史が浅くても光ディスク(DVD/BD)にはかないません。これからの品質向上に期待したいところです。

※ 廃棄した最後のフロッピーディスク

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