大阪なおみ選手が快挙~神コメントに拍手!

 

話題としては少々遅まきの感がありますが、大阪なおみ選手が、9月8日全米オープン男子を含めた4大大会のシングルで日本選手として初優勝の快挙を成し遂げました。

すでに、各メディアやTVで何度も流されましたが、大阪なおみ選手のコメントはすばらしいものでした。 試合後の彼女のコメントは、ナチュラルで共感を誘うものが多いですが、スポンサーや相手選手、ファンなどに対してのリスペクトが素晴らしい~気配りのできるとても頭の良い子だと思います。

大阪なおみ選手にとってグランドスラム初の決勝進出~片や相手のセリーナ・ウィリアムズは全米オープン6回を含め、4大大会の覇者で23回も優勝した国際的スターで、米国でも国民的英雄でもあります。 セリーナとって今回の全米オープンは、産後はじめて迎える24回目のグランドスラム優勝をかけた最多記録タイになる節目の試合でもありました。

 

観客はそれを期待していたこともあり、なおみ選手はアウェーであることは十分承知していました。 しかし、セリーナは3度のペナルティ(コーチ指示、主審への暴言、ラケット破壊:190万円の罰金)を犯し、精神的に不安定だったとは言え、試合結果はなおみ選手のストレート勝ち!

優勝した瞬間、本来ガッツポーズをしてもいいのに、被っていたバイザーを下ろして涙に濡れる顔を隠しました。 殆どの観客がセリーナを応援していた会場の空気を彼女なりに読みとり気を使ったのでしょう。

 

世界女子テニス協会(WTA)のCEOが、「我々の予想しない試合結果に終わった」主旨のことを言っていたが、なおみ選手に対して失礼な話ですよね。
彼女は20歳という若さもありこれを機に世界の強豪を破ってゆく可能性が大です。
まさに新スター誕生です。

 

ブーイングも起こる異様な雰囲気の中での表彰式でしたが、涙ぐむなおみ選手を前にセリーナが「彼女の初めてのグランドスラムなの もうブーイングはやめて おめでとう なおみ!」と彼女の健闘を称えた。

なおみ選手は、ブーイングが試合結果に対してなのか、自分に向けられたものなのか判断しかねたがインタビュアの質問に「ちょっと質問に対してではないことを話します。 みんなが彼女に声援を送っていたの知っていました。 こんな結果になってごめんなさい。 この試合を観てくれてありがとう」さらにセリーナに「一緒にプレーしてくれてありがとう」とペコリ。

 


「Tennis Magazine Online」 より引用

この謙虚な優勝者インタビューでのコメントで会場の空気は一変。 会場はブーイングから拍手に変わりました。 こんなコメントをした彼女の器の大きさに観客はぐうの音もでません。
まさに神コメントです。 各国のメディアは彼女の言動に賞賛の声をあげました。

 

今回の優勝でなおみ選手の優勝賞金は380万ドル(約4億2千万円)
昨年より10万ドル増額(1100万円)されているそうです。
一方、セリーナは、準優勝賞金185万ドル(約2億500万円)
さすが、グランドスラムの賞金額はすごいですねぇ。

 

ちなみに、セリーナから暴言を吐かれたポルトガル出身のカルロス・ラモス主審は世界に30人しかいない上級審判員との事。 判定には自信をもっており、判定が覆されることはなさそうだ。

 

9月17日から始まる「東レ パン パシフィックオープンテニストーナメント2018」が楽しみです。 世界ランキングトップ10から5名の選手が出場するそうです。

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