日別アーカイブ: 2023年5月25日

座骨神経痛 40年ぶり2回目の発症でしたが1ヵ月半で解消

先月の15日(4/15)ごろから、突然 左足のふくらはぎが痛むようになりました。日中は痛みが和らぐときもありましたが夜中も痛くなります。市販(ロキソニン)の湿布薬も貼りましたが効果が薄く、あまりにも痛いので、近所の整形外科に行ってきました。診断の結果、腰からくる場合もあるが、レントゲンでは疲労骨折も見られず、(私の説明を聞いて)状況からふくらはぎの深層部に炎症を起こしているのだろうということで、14日分の湿布薬を処方され様子見となりました。医科向けの湿布薬はサイズも大きく、伸縮自在でしっとり感があり、貼るとひんやりして、市販の湿布薬とは全然違いました。

ふくらはぎの筋肉は第二の心臓と言われ、足の静脈の血液を重力に逆らって、下から上に送り出しています。週3回のランニング前に、他のストレッチと合わせて、かかとの上げ下げする運動の回数を増やし、毎回連続で50回以上やっていました。その数日後から急にふくらはぎが痛むようになったので、そのせいかなと思っていました。整形外科の先生にも同じ説明をしました。

一週間の湿布でふくらはぎの痛みはとれたのですが、代りに左側のお尻からハムストリングス(太腿の裏)にかけて痛むようになりました。特に就寝してから2時間~3時間後に強烈な痛みで目が醒めます。低反発のクッションを痛みのあるお尻に強く押し当てたり、うつ伏せで左足をカエルのように上げたままにしたり、横向きで膝を抱えこむ丸まった姿勢になったり、痛みをとるために本能的に様々な体位をとってしまいます。このとき少し痛みが軽減したように思うのですが、とても眠れる状態ではありません。

痛みをガマンしながら、うとうとして夜明け前になると、睡魔の方が勝り眠ってしまいますが、夢うつつでも痛みは感じており、起床時にも痛みは残ったままです。夜中に毎回激しい痛みで目が醒め、痛みを感じながら夜明けまで浅い眠りでうとうと眠るという毎日でした。

スマートウォッチの睡眠パターンをみても睡眠時間は4時間少々。熟睡は少なく覚醒中とか浅い眠りで殆どを占めていました。就寝はいつも午前2時です。起床は7時で睡眠時間は元々短いのですが、痛みのせいでさらに睡眠時間が短くなりました。この痛みは4月20日ごろから5月15日ごろまで25日間続きました。夕方になって痛みが少し軽くなりますが、鈍痛のような感覚が就寝前まで続きます。

実は、30代後半にも座骨神経痛(病名ではなく下肢にあらわれる症状の総称)を発症したことがあります。今回まさにその症状であり、40年ぶり2回目の発症ということになります。当時も左足のふくらはぎが痛くなり、湿布薬を貼ったり、電気治療などを行いましたが、いっこうに治らず、そのうち太腿の裏側も痛くなり、最終的に腰からくる座骨神経痛ということが判明。1年以上経って いつの間にか治ったという経緯があります。

当時、整形外科で処方された痛み止めも効かず、保険がきかない民間のハリや整体治療もしましたが、顕著な改善はみられませんでした。今回、整形外科で診断を受けても、痛み止めの服用または湿布などの対象療法と分かっていたので、今まで通り下肢のストレッチやランニングをしながら治そうと思いました。

座骨神経痛は、激しい運動はNGですが、安静にしているだけでもNGです。適度に動かずことも必要なのです。

最近、テレビや週刊誌などで「脊柱管狭窄症」を目にすることが多くなりました。それまで他人事と思っていましたが、「脊柱管狭窄症」や「腰椎ヘルニア」に起因する座骨神経痛で悩んでいる人が多いのに驚かされました。前回と同じように痛みが、1年以上続くと憂鬱でしたが、今回 座骨神経痛で悩んでいる人に対して参考になればと、当ブログに紹介するつもりで日々メモっていました。

痛みが発生してから25日間過ぎた5月16日ごろ、痛みの質が変りました。うまく表現できませんが、疼痛からガマンできる痛みというか、神経痛から筋肉痛に変わったという感じです。この痛みの変化を境に、夜中に目が醒めることはなくなりました。徐々に痛みが軽減し日中に痛みを意識することはなくなりました。

完全に痛みが消滅するのに、あと1週間くらいはかかりそうです。やっと快方の兆しが見え、この分だと座骨神経痛発症後 1ヵ月半で解消しそうです。下肢の痛みの解消が1年以上かかった1回目と比べて非常に短かった事や前屈・後屈で痛みや痺れが増すような事がなかったことを考えると、2回目の座骨神経痛は「脊柱管狭窄症」や「腰椎ヘルニア」に起因していなかったと思われます。

座骨神経(腰から足にかけて伸びる人体の中で一番太い神経)にまたがっている筋肉は、「梨状筋」「大腿四方筋」です。この部分を強く押さえるとさらに痛みや痺れが増しましたので、この筋肉の凝りかなと思います。

毎日延べ3時間~4時間はパソコン操作で座ることが多いので、加齢により深層筋である梨状筋や大腿方形筋が固くなった可能性があります。Youtubeには座骨神経通の痛みを解消する為のストレッチが色々紹介されています。どの整体師さんも自信たっぷりに説明されていますが、原因をしっかり見極めた上で、下肢に特化したストレッチを毎日続けないと痛みの解消に繋がりません。

別件なのですが、私め座骨神経痛の他に、過去「頚椎ヘルニア」(70代)と「四十肩・五十肩」(40代と70代で2回、右肩と左肩)にも罹患しました(笑)。

五十肩も座骨神経痛と同様、治る兆しが出るころは痛みの質が変化します。2回目の五十肩は70代で発症、加齢による肩関節周囲の石灰化でした。70歳越えても五十肩とは(笑)こちらもヒアルロン酸注射をはじめ、温湿布や電気治療を3ヵ月間受けましたが思うほど効果なく、最終的に肩のストレッチで治しました。こちらは頚椎ヘルニア同様 約10ヵ月で治癒。

過去の首・肩・腰・下肢の神経痛はすべてストレッチで治癒しました。人間の体はうまく出来ています。体が持つ免疫力や自然治癒力はすごいものがあります。