電車や新幹線などや街中で、見知らぬ人から突然卑猥な画像が送られてくる「エアドロップ痴漢」が各地で発生~被害を受けた書き込みも相次いでおり問題視されています。
「エアドロップ(Air Drop)」とは、iPhoneやiPadに備わっている無線機能で、半径10m以内にいるiPhoneユーザを自動で検索し名前を表示します。選んだ相手をタップすると写真や動画を簡単に送ることが出来ます。「エアドロップ痴漢」は、この機能を悪用したものです。
卑猥な画像は、若い女性にとって気味が悪い以外なにものでもありませんが、知らぬ間に後姿などパチリと撮られ送信されて、振り返っても誰が撮ったか分からないというのもこれまた気味が悪いものです。ストーカーなどにツールとして悪用されかねません。
また、本名で登録しているとFacebookなどで、個人を確定されかねませんので注意が必要です。
これら被害を防止するためには「エアドロップ」の設定を通常はオフにしておき、必要なときだけオンにするという使い方がベストです。 写真をシェアするときメールやラインを使うより「エアドロップ」の方がすばやく簡単にできますので、使い分けをして上手に利用したいものです。
初期設定で「すべての人」に設定されている可能性もありますので、iPhoneユーザーの方はチェックしておきましょう。
「エアドロップ」をオフにするには、コントロールパネルから設定するのが手っ取り早いですが、メニュー画面から「設定」⇒「一般」⇒「Air Drop」⇒(受信しない)を選択する方法もあります。
※「Air Drop」アイコンをクリック(現在「受信しない」が設定されている)
※「受信しない」を選択する
「エアドロップ」を利用して写真を送る(シェア)方法
相手に送信すると、写真と共に「辞退」または「受け入れる」というメッセージも表示され、相手が「受け入れる」を選択した場合に共有が成立します。
※「写真フォルダ」から任意の写真または動画を選択し、下部左のアイコンをクリック
※近くにいる「エアドロップ」をオンにしたiphoneユーザーが表示される。
タップした名前の人に写真が送信(共有)される。