少し前になりますが、我が家でとっているT新聞の記事に「歩行者優先」希薄な広島県 というのがありました。日本自動車連盟(JAF)が、信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしたとき、車が一時停止した割合を調べたら、私の住む広島県が全国ワースト2(46位)の1.0% なのであります。
一時停止率で一番良かったのは長野県(1位)58.6%で、以下 静岡県(2位)39.1%、石川県(3位)26.9%と続きます。最下位は、栃木(47位)0.9%ですが、広島県との差は0.1%!
最下位と大差なく広島県も同列のビリみたいなものです。
ちなみに全国平均は8.6% ~ルールを守っているドライバーは一割にも満たず、ほとんどのドライバーが横断歩道で一時停止しないのですねぇ。
ドライバーが一時停止しない理由として
(1) 停止しても対向車が停止せずあぶない
(2) 後続車がおらず通り過ぎれば歩行者は渡れる
などがあります。
道交法では「歩行者優先」が原則ですが、歩行者がいれば止まるようにしているものの、状況によりケースバイケースで、正直なところ通り過ぎることもあります。
後続車がいないとき、止まっても殆どの歩行者が先に行けと合図される場合が多く、通り過ぎた後、ゆっくり渡る歩行者も多いです。一時停止したのに、対向車が数台止まらず通り過ぎることも少なくありませんので、歩行者は渡り始めるとき手を挙げるとかリアクションをとったほうがいいと思います。
自宅の近くにスーパーがあるのですが、道路側に面した二カ所ある出入口前に、信号機のない横断歩道があります。 道路の50m先にJRと私鉄電車が平行して走っている線路の踏み切りがあり、時間帯により車がすごく渋滞します。
その際 横断歩道上で止まっている車のなんと多いことか・・・
スーパーのお客が車の間をぬって横断歩道を渡っています。
歩行者優先の観点から、渋滞がある場合でも同じく横断歩道の手前で一時停止をして、歩行者の横断を妨げてはいけませんよね。っていうか横断歩道上の停車は道交法で禁じられています。
なのに、渋滞時 9割以上の車が横断歩道を塞いで止まっているのです。
毎日運転していますが、歩行者優先に限らず交通ルールやマナーを知らないドライバーが多すぎます。もっとも、譲ってもスマホ見ながらちんたら我がもの顔で渡る歩行者もマナーに問題ありですが・・・