日別アーカイブ: 2018年1月29日

3年ぶりに2回目の前立腺針生検を実施~体験レポート

26日、地元の大学病院で、前立腺針生検をしてきました。
検査入院は一泊二日
でしたが、翌朝10時ごろには退院できました。

 

結婚47年~入院経験は、同じく3年前の針生検に続き2度目~
意外に元気なのです^^ 大学病院での診察は生まれて初めてです。

 

T病院で半年毎のPSA検査を始めて約3年間~ 当初 PSA値 4.3(ng/ml)だった数値も加齢と共に推移は上昇傾向にあり、昨年12月にはPSA値 9.18になりました。
併せて実施したMRI検査にも深いところ(腹側)に疑わしき病変があり、所見は「前立腺ガンの疑いあり」で、このたび2回目の前立腺針生検を行うことになりました。

 

組織片をピンポイントで採取するには、大学病院でないと出来ないらしくT病院のS先生が紹介状を書き、今回大学病院へ検査に来たという次第。

 

針生検を実施するときは、事前に抗生物質の点滴を行います。
入院病棟より歩いて外来病棟まで行き、泌尿器科診察室にて体温・血圧測定と採血の後、担当医から検査手順について詳しく説明を受けました。

 

下はスッポンポンでタオルをかけ、傾斜のついた背もたれのある肘掛椅子に座りますが、検査時はせり上がり両足は90度に開脚。私の前にはカーテンが下ろされ、まさにお産のような姿勢になります^^;

 

最初、肛門に指を差し入れゼリーを塗り、エコーセンサーのついたプローブを挿入。
前立腺のエコー画面と、T病院で撮った病変のあるMRI画像との画像合わせを行います。
同期をとった後にエコープローブに生検針を取り付け、直腸に麻酔をかけ直腸越しに組織片を採取します。 先に病変のある所からピンポイントで2ヶ所、所定の部位から10ヶ所を採取~
合計12ヶ所から組織片の採取が行われました。

 

採取するとき、パッチンと同時にチクッとしますが、それほど痛いものではありません。
検査は30分くらいで終了。

 

組織片の採取時、先生からは「今からとりますよ」「痛いですか?」「あと2ヶ所です」等、都度必ず声がけがありました。 立会いの女性看護士さんからも、私の顔を見ながら「大丈夫ですか?」と聞いてくれる。 皆さん親切でした。

 

病室への帰りは、看護士さんの押す車椅子で移動。
針生検後、最初の排尿はやや赤褐色の尿がでましたが、2回目以降からは普通の色でした。
生検後3~4時間位は肛門周辺部に鈍痛があったものの就寝するごろには痛みがとれました。
排便も最初だけ薄い血が便についていましたが、2回目以降は普通の便でした。
夕食後、2回目の抗生物質の点滴を行う。

 

翌朝は、通常の体調に戻りました。
ただ、一週間くらいは飲酒と激しい運動はさけた方がいいみたいです。
私も晩酌とランニング練習はしばらくお休みです^^

 

検査結果は2週間後に判るそうですが、所見と共に依頼のあったT病院の先生に郵送するので、3週間後にT病院の方へ行ってほしいと担当医より説明がありました。
今回ばかりは、結果を聞くまでもなく前立腺ガンの可能性が高いと覚悟しています。

 

2020年には、男性に多いガン1位 肺ガンに続く胃ガンを追い抜いて、前立腺ガンが2位になると言われています。 「日本人の高齢化」「食事の欧米化」ならびに「PSA検査の普及」で、前立腺ガンの罹患率が上昇しています。
前立腺ガンは、早期発見であれば治療の選択肢も多く100%完治するガンであります。

 

私の場合、夜中に度々起きて排尿するような問題ある訳でもなく自覚症状もありません。
なのに、PSA値は上昇! MRIにも病変あり!
前立腺ガンは、自覚症状が出たときは手遅れとなるケースも少なくありません。

 

60歳を過ぎた人は、ぜひPSA検査をお勧めします

 

検査結果が黒と出た場合、3月4日開催の「第12回錦帯橋ロードレース大会」に参加した後に、治療方法を検討したいと思っています。 あの間寛平さんもアースマラソンの最中、前立腺ガンが判明しましたが、その後2ヶ月の治療に専念し見事克服しました。
私も同世代の人に元気を与えるべく、マラソンを続けながら乗り切りたいと思っています^^v