日別アーカイブ: 2022年2月19日

【2022年】e-Taxによる確定申告 コロナ禍では重宝 16回目の利用

確定申告の季節がやってまいりました。申告対象者は毎年2月16日から3月15日までに、前年度(令和3年)所得の申告をし納税しなければなりません。また、オミクロン株の急速な感染拡大で、感染者や自宅待機者ほか行動制限などにより困難な方については、昨年同様 4月15日まで申告・納税が延長になりました。

私は、毎年 e-Tax(イータックス:国税電子申告・納税システム)で確定申告をしています。今年で16回目の利用になります。定年後、有限会社設立した際、税務署の説明会で聴いてから、それをきっかけにe-Taxを利用しています。会社閉鎖後もその利便性からずっと継続しています。国税庁ホームページ(メッセージボックス)にて、送信後の受付結果や内容も確認できるようになっています。

事前準備(利用者識別番号の取得、ICカードリーダー、マイナンバーカード)は必要であるものの、24時間いつでも自宅から確定申告できるメリットは大きいです。このため、確定申告のために税務署を訪れたり、混雑の中を並ぶ必要がありません。一定期間保管義務はありますが、源泉徴収票や生命保険控除証明書等の添付は不要です。コロナ禍においては、特に利便性を感じます。また、パソコンだけでなくスマートフォンからでも利用できます。

現在、確定申告には4つの方法があります。

 1. マイナンバーカード方式(2次元バーコード)
パソコンに表示される二次元バーコードをスマートフォンで読み取る方法です。マイナンバーカード読取対応のスマホを利用してe-Taxが出来ますICカードリーダライタは不要事前準備はアプリのインストールのみ

 2.マイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)
マイナンバーカードとICカードリータライタを利用してe-Taxが出来ます。パソコンを利用します。ブラウザはinternet Explore11、Microsoft Edgeしか利用できませんでしたが、昨年よりChromeが利用できるようになりました。事前に利用者識別番号の取得やICカードリーダライタ、マイナンバーカード(電子証明書)が必要です。

 3. ID・パスワード方式 
税務署で発行されたID・パスワード方式の届出完了通知を利用してe-Taxが出来ます。
マイナンバーカード、マイナンバーカード読取対応のスマホやICカードリーダライタは不要です。

 4. 印刷して提出 
作成した申告書を印刷し、管轄税務署に持参または郵送等により提出。

尚、二次元バーコード読取対応のスマートフォンは、「マイナーポータル」アプリ対応の必要があります。iPhoneでは、iOS13.1以上がインストールされたiPhone7以降の機種、アンドロイドは指定の340機種です。e-Taxを利用した確定申告について、直近(令和2年)の普及率は64.3%です。e-Tax利用の選択肢が増えた分、その影響もあったと思われます。

紙で印刷して提出する場合でも、パソコンのある方は、国税庁ホームページにある「確定申告等作成コーナー」を利用すると、必要項目の入力だけですべて自動計算し、印刷も出来ますので、ぜひ利用をお勧めします。

ちなみに、公的年金400万円以下で、その他所得(副業など)20万円以下の場合は、確定申告は不要です。