今年6月30日より、マイナンバーカードで最大20,000円分のマイナポイント第二弾がスタートしました。 低迷しているマイナンバーカード普及率(約50%)を受けて、さらなる普及と活用を促進するために、QRコード決済や電子マネー・クレカなどのキャッシュレス決済サービスで利用できるマイナポイント最大2万円分を付与する事業であります。
私は2015年11月にマイナンバーカードを取得しました。自宅から確定申告(電子送信)できるメリットから、マイナンバーカード発足時すぐ取得したものです。昨年12月末で終了したマイナポイント第一弾は、マイナンバーカード申請・交付を受けた人を対象に、2万円分のチャージもしくは買い物で、5000円分(25%還元) のマイナポイント が貰えるものでした。
マイナポイント第二弾は、さらに「健康保険証としての利用申し込み」 で7500円分、「公金受取口座の登録」 で7500円分が付与されることになり、最大20000円分のマイナポイントが貰える ことになりました。 但し、第一弾でマイナポイント付与を受けた人は、今回重複して申請することはできませんが、最大15,000円の付与分は、チャージや買い物をすることなく、登録だけでポイント付与が受けられます。
第一弾のマイナポイントは、2万円分の買い物をすると5000円分のポイントが付与される訳ですが、買い物する度に購入額に応じたポイントが後日付与され、2万円に達したところで終了というイメージを持っていました。キャッシュレス決済によっては、ポイント利用に有効期間を設けているところもあり、期間内に無理やり買い物するのもいかがなものかとパスしていました。
ところが、PayPay ではマイナポイント登録後、2万円分の買い物ではなく、2万円のチャージで即日 (24時間以内) 5000円分のポイント付与されることが判明。 ポイント前払いのため、PayPay残高+25000円として、ゆっくりと買い物ができるという事であります。当然ながら1万円のチャージであれば2500円分のポイント付与となります。
私は第一弾には申請していないので、今回 申請すれば最大2万円分のポイント付与の恩恵を受けられます。これを申請しない手はなく、早速マイナポイント第二弾を申請した次第です。
「マイナポイント」 アプリより、①マイナンバーカード登録 ②健康保険証利用申込み ③公金受取口座登録 の後、 2万円のPayPayチャージで、即日 2万円分のマイナポイントをゲットしました。 チャージ金額と同額の100%還元なので、PayPay残高は一気に+4万円となりました。
1万円チャージであれば、2500円+7500円+7500円で計17500円のポイント付与となります。マイナンバーカード取得によるポイント5000円分は、チャージ金額又は買いもの金額に応じ付与されますが、健康保険証の利用と公金受取口座登録の15000円分付与は申請・登録だけでポイント付与されます。
※ マイナポイント登録後、PayPayアプリからのポイント付与の通知
マイナポイント第二弾の申請方法は、YouTubeなどにいろいろ紹介されていますので、詳しくはそちらを参照して頂くとして、主たる流れと申請にあたり注意すべき点を説明しておきます。
申請前の準備として以下のものが必要です。
①マイナンバーカード
②マイナンバーカード取得時の暗証番号(4桁)
③利用しているキャッシュレス決済(電子マネー・QRコード決済・クレカなど)
④NFC機能のあるスマホ(例:IPhone7以上) ⇒ マイナンバーカード読み取り用
⑤決済サービスIDおよびセキュリティコード(利用の決済サービスアプリで確認)
⑥マイナポイントアプリとマイナポータルアプリのインストール
申請は「マイナポイント」アプリから行います。 健康保険証利用と公金受取口座登録については、途中から「マイナポータル」アプリ で行いますが、表示されるメッセージに従って進めば手続きはすべて完了します。
*マイナポイントアプリをタッチすると開く最初の画面。「申込む」 をタップする。
*マイナンバーカードを読み取る(iPhoneの場合)
*登録する項目にチェックを入れる。
*途中、キャッシュレス決済を選択する画面が現れます。 PayPayで検索すると「チャージ特典」 又は「決済特典」 を選択する画面が現れます。二つの違いは、ポイントを付与されるタイミングと条件が異なります。
「チャージ特典」 は、チャージした時点で即日ポイントが付与されます。「決済特典」 は、PayPayで買い物をすると30日後に購入額に応じて25%分のポイントが付与されます。 お得度は同じですが「チャージ特典」の方が、ポイント付与の反映が早いのでこちらの選択をお勧めします。
申請後、ポイント付与されたかどうかの確認は、マイナポイントアプリをタップして開いた最初の画面の「申込み状況を確認」 で分かります。付与確定後、紐づけされた決済サービスアプリ(PayPayなど)に反映されます。
対象となるマイナンバーカード申請の締め切りは12月末。マイナポイント申請の締め切りは2023年2月末です。 マイナンバーカードは普及は国家事業であり、マイナーポイントの原資は税金です。
賛否はあるでしょうが、2024年秋に健康保険証を廃止し、マイナンバーカードとの一体化を実現すると河野大臣も表明しています。先のことは分かりませんが、マイナンバーカード取得が避けて通れないのであれば、申請するだけで最大2万円分相当のポイントを貰えるなら検討する価値はあると思います。
PayPayの場合、アプリ内の「マイナポイント」アイコンからも申請可能です。決済サービスIDおよびセキュリティコードの入力が不要になります。