日別アーカイブ: 2021年4月8日

【iPhone12mini】すべてが新鮮だけどシャッター音がおかしい・・・

iPhone12miniに機種変更してから2週間あまり~新しい機能など色々チェック、iPhoneの操作性の奥の深さに感心しています。iPhone12シリーズには、指紋認証「Touch ID」を備えていたホームボタンがありません。

前に使っていたiPhone6は、指紋認証で画面ロック解除できるメカニカルなホームボタンがありましたが、ボタンの寿命を延ばすため必要以外は使わず、仮想ホームボタン(設定可能)をメインに使っていました。なので、ホームボタンのないiPhone12miniの操作に違和感はありません。

使ってすぐ気がついたことは、ホーム画面の上部右端にあったバッテリーの残量表示もありません。これは、上部右端の下方向へのスワイプで現れるコントロールセンターを出すと、いつもの残量表示があらわれます。また、新しい機能であるウィジェット設定で大きく表示することもできます。本体上部にあるステータスバーの中央に「センサーハウジング」と呼ばれる切り欠きが設けられ、表示領域が狭くなったための仕様変更です。

※ バッテリー残量表示のウィジェット

 

特筆ものは、有機ELパネル(OLED)のコントラストのある高解像度のきれいな映像です。従来の液晶パネル(LCD)と比べると、素人目にも分かるくらい明らかに違います。長所は漆のような「黒」です。有機ELは画素そのものが発光しており、その強弱で色の強さを変えて画面を表示していますので、電気を通さなければ画素は光らないので真っ黒になります。

液晶パネル(LCD)は、背面下部にバックライト(蛍光管のようなもの、現在はLEDが使われています)があり、RGBフィルター(赤・緑・青)通して、液晶に当てる光の強さを変えて画面表示しています。構造上バックライトを消灯させることはないので、一見 真っ黒に見えても僅かに光っています。

液晶パネルは、例えるならば都会の夜空と同じで、真っ暗な夜空であっても、街明かりが空を明るく照らすため、たくさんの星があっても、光に埋もれてすべてを見ることができません。

有機ELは、街明かりの影響を受けない郊外の夜空と同じで、漆黒の夜空に僅かな光の星から明るい光を放つ星まで、明暗部の差が大きく、たくさんの星が確認できます。つまり、有機ELパネルは、真っ黒な画素から明るい画素との明暗差が大きく、コントラストのあるメリハリの効いた鮮明な映像を見ることができる訳です。

ちなみに、iPhone12シリーズのコントラスト比は、200万:1です。黒の輝度(明るさ)を1とした場合、白の輝度が200万倍ということです。この比率の差が高ければ高いほど、色の違いがくっきりと表現され、メリハリが効いた鮮明な映像となります。液晶パネルのiPhone8は、1300:1 なので、有機ELの凄さが分かります。

 

ほかにも、はじめて写真の試し撮りしたところ、本来の「カシャッ」というシャッター音がしないのです。代りにシャッターボタンを押しても、少し遅れて「ピコッ」と小さな音がします。シャッター音のタイミング少しずれるのでやりにくい感がありましたが、仕様が変わったのだと思い、一週間くらいそのまま使っていました。

ところが、必要があってスクリーンショットを録ったときは、「カシャッ」といつものシャッター音がする事に気がつきました。しかし、シャッター音の設定項目はありません。

調べてゆくうちに、なんと「Live Photos 」をオンにしていると、従来のシャッター音はしないことが分かりました。購入してからカメラ設定は触らず、デフォルトままでしたので、最初からそうだったのであれば少々疑問です。でも解決いたしました。触っていても退屈しないiPhone12miniです。おもちゃが増え、さらに一日が短くなりました(笑)。

Live Photos」機能とは、写真だけでなく、撮影した前後1.5秒ずつ、合計3秒間の映像と音声も保存する機能です。動きのある被写体には良さそうです。

※ Live Photos OFF状態

※ Live Photos ON状態