日別アーカイブ: 2020年11月18日

7年ぶりに大腸内視鏡検査を受けてきました

 

昨日、大腸内視鏡検査を受けてきました。
前回の大腸検査は、2013年12月でしたので、7年ぶりになります。検査結果は、異常ありませんでした。現役バリバリの40代のとき大腸検査を受けていますので、今回で通算3回目の大腸検査になります。私にとっては、多分 最後の大腸検査になると思います。

ムーベン配合内服液(経口腸管洗浄剤)の原液500mlを4倍に薄め、全量2リットルの希釈液にして、2時間かけて飲みます。計量コップでは、45mlラインまでムーベン原液を入れ、水を180mlラインのところまで加えて薄めたものを、約11杯(180ml×11=1.98L)を服用することで大腸内をきれいにします。

排便の排出液が透明になるまでの事前準備は自宅で行います。検査前日は、朝昼夕三食とも大腸検査食エニマクリン(江崎グリコ)で食事をします。消化の良いメニューになっています。
お腹が空いたらお茶・コーヒー・スポーツ飲料は飲んでも良いということでした。食間は、好きなコーヒーを飲みました。夕食を19時ごろまでに済せ、20時にプルゼニト3錠(刺激性下剤)を服用します。

 

 

当日は、午前6時に起きて、約2時間かけムーベン希釈液をコップ11杯(約2L)を服用しました。味は甘味のないポカリスエットを飲んでる感じです。あまりおいしいものではありません。また最初のムーベンを飲むとき、モサプリド2錠(消化管運動促進剤)も服用。まさに三段構えで大腸を洗浄します。

6杯目(約1リットル)ムーベンをを飲むころに排便が始まりました。正確に数えてはいませんが、10回~12回はトイレに行ったり来たりしました。ムーベンを飲み終わる午前8時ごろには、ほぼ排出液が透明に近いものになりました。

午前9時に病院に電話を入れたところ、すでに検査中の患者さんがおり、10時過ぎになりました。病院では、お尻に穴の開いたパンツに履き替え、ムーベンによる脱水を補うためブドウ糖?のような内服液の点滴がありました。

 

点滴中、通路を隔てた反対側にある検査室から、先生と女性と思しき患者さんの会話が聞こえてきたのですが、その内容に少々びっくり。

先生の声「あぁ、ここにもあるな。これで7つ目のポリープです。ここまでの切除はできますが今日のところはこれで限界ですね。」と。女性は便秘症の人が多いと聞きますが、便秘はポリープの原因に繋がるようです。大腸がんは男女問わず上位3位内にあります。

 

検査中も点滴は続いており、頭が少しぼーっとする薬を注入しますと看護師さんの説明~特に自覚はありませんでしたが、同時に先生が肛門にゼリーを塗り、内視鏡カメラが挿入されました。

5分位で「現在盲腸のところまでカメラが来ている。これからカメラを抜きながら、腸壁をチェックしてゆきます」と先生の説明あり。少しお腹が張る感じはありましたが、挿入から抜くまでの約20分間、痛みや苦痛を全くを感ずることなく楽勝でした。先生の腕に負うところが大きいと思います。

 

検査結果は、診察室で撮影された画像を見ながら先生より説明を受けました。
大腸にはポリープは無かったこと。直腸も異常なし。痔のジオン注射(ALTA療法)跡も良好であること(長年持病であったイボ痔を治して貰った経緯があります)。ただ、加齢による大腸の衰えから、憩室(大腸の壁の弱い部分が、外側に押し出され袋状に膨らむこと。その結果 腸壁内側に小さな窪み出来る)が、ところどころにありました。ポリープとは違いガンに発展する訳ではないので現状では気にする必要はないとのことでした。

ただ、前立腺がんの放射線治療で、腸壁ダメージによる晩期出血が、憩室の部分から発生する可能性があるかもしれないと言われました。大腸憩室は高齢になるほど保有率は高くなるそうでさけては通れないみたいです。ここまで元気でこれたのですから、あとは成り行きまかせです(^^)