Windows Vistaも、今年4月11日でいよいよサポート終了になります。
XPパソコンが昨年暮れに壊れ、現在メインはVistaと7のパソコンを使っています。
Win10も使ってはいますが、やはり慣れ勤しんだ操作感は捨てがたいものがあります。
サポート終了後もオフラインで使えるので、Vistaも操作感やソフト絡みで XPの時と同様続けて使いたいと思っている人もいると思います。
正月早々、Vistaパソコンの不具合でクリーンインストールするハメになったのですが、リリースされてから約10年経っている事もあり、昔何度かクリーンインストールした際には考えられなかったトラブルに遭遇しましたので参考に紹介します。
※問題点1
Vistaのクリーンインストールでセットアップされたブラウザはインターネットエクスプローラ7(IE7)なので、更新プログラムであるサービスパック(アップデートプログラムをまとめたもの)のSP1やSP2がインストールできません。 IE9でないとWebからダウンロードが出来ないのです。
さりとて、IE7を使ってIE9のダウンロードしようにもSP1/SP2を当てないとこちらも出来ません。
つまり、IE9とSP1/SP2はニワトリと卵の関係になっており、現時点の無印Vistaでは何も出来ないのです。なので、別のパソコンを使ってUSBメモリに、マイクロソフト(MS)からIE9とSP1/SP2を入手しインストールします。
※問題点2
SP2をあてたVistaでWindows Updateから更新プログラムのダウンロードが始まったのですが、一部はダウンロードできたものの、今度は「更新プログラムを確認しています・・・」になったまま数時間(最長8時間)経ってもなかなか終わらないのです。 何度か繰り返しましたがまったく進みません。
無印Vistaのリリース(2006年)から10年経っており、更新プログラムが膨大にあり中には置き代わっているのもあったり等々で、検索を繰り返しループを生じているらしいのです。
ネットを調べ時間のかかる特定の更新プログラムパッケージ数点を手動でインストールすれば時間短縮されるというMSサイトの内容を実行しましたがダメでした。
しかし、以下のパッケージ6点の先入れを謳ったこちらの対処でうまくゆきました。 200個近い更新プログラムの確認が15分くらいで終了! その後順調にダウンロード&インストールを無事済ませることができました。
KB3164033(2016年6月)
KB3164035(2016年6月)
KB3185911(2016年9月)
KB3191203(2016年10月)
KB3204723(2016年12月)MSカタログよりDL
KB3203621(2016年12月)
※32bit/64bit版があります。
Vistaのクリーンインストールをする場合は、サポート終了(2017年4月11日)までに実施する必要があります。 それ以降は 過去のセキュリティ更新プログラムの入手が困難になるからです。
さらに、ゴミのない復元されたVista(Cドライブ丸ごと)を外部HDDにバックアップしておけば万全です。 今後 リカバリーディスクやOSディスクからのクリーンインストールでは元に戻すことは出来ません。