日別アーカイブ: 2019年2月20日

Windows10にも使えるDVD Shrink

 

DVDコピー・リッピングの定番ソフトだったDVD Shrink(DVDシュリンク)ですが、日本語Ver3.2.0.16(英語Ver3.2.0.15)をもって2004年7月開発終了しました。
しかし、15年経った現在でも十分に使えることをご存知ですか?

 

ライティング機能はありませんが、DVDコピー、リッピングはもちろんのこと片面二層DVDを片面一層(8.5GB ⇒ 4.7GB)に容量圧縮、言語選択、不要映像削除(再編集)、リージョンコードフリーなどが可能というマニアにとっては垂涎の定番フリーソフトでした。

 

サポート終了したWindowsXP / Vistaにしか使えないソフトと思っている人は多いかもしれませんが、Windows7(32bit / 64bit)、Windows10(64bit)にも問題なくインストール・操作が可能です。Win10にアップデートしたので、Windows8.1は検証しておりませんがこちらも問題なくいけると思います。

 

私の場合、Win7 / 10にいずれもインストールしただけで全く問題なく使えています。
しかし、ウイルスおよびその他のセキュリティ脅威による被害を防止するため、プログラムがシステム メモリを安全に使用しているかどうかを監視するセキュリティ機能のWindows DEP(データ実行防止)により、操作が制限される場合があるようです。

 

症状全く起動しない、起動はするが、エラーが出てDVDのコピーや圧縮が出来ない
対処法:DEPの制限を解除するか、DVD Shrinkに許可を与える必要があります。

※Windows7の事例(Windows10もほぼ同じ、但し、スタートボタンを右クリック ⇒ 「システム」からも入れます)

コントロールパネル ⇒ システムとセキュリティ ⇒ システム ⇒ システムの詳細設定 ⇒ 詳細設定(タブ)⇒ パフォーマンス(設定)⇒ データ実行防止(タブ)⇒「次に選択するものを除く・・・DEPを有効にする」を選択し、「追加」タブをクリック⇒C:Program file(×86)を参照し「DVD Shrink3.2.exe」(実行ファイル)を追加する。 適用・OKで再起動します。

 

 

症状「メモリー範囲外です」「このコマンドを実行するのに十分な領域がありません」等の Windows10で発生するエラー
対処法:XP SP3互換モードで起動させると正常に作動する。

DVD Shrinkのショートカットを右クリック プロパティ 互換性(タブ)⇒ 互換性モード ⇒ WindowsXP(ServicePack 3)を選択 適用・OK

 

2012年10月著作権改正により、プロテクタのある市販DVDのリッピングはNGですが、自作映像のコピーや容量圧縮など高速処理なので短時間で終えることが可能です。

※自作ビデオのコピー

 

市販DVDのプロテクタ(コピーガード)は、現在も90%以上がCSSを採用していますので、DVD Shrinkで問題なく高速リッピングできてしまいます^^
以前、TSUTAYAからDVDを借りても見る時間がとれないとき、ShrinkでPCに落としてあとでゆっくり見ることが出来たので重宝していた時期もありました。

※セル版DVDのリッピング

 

最近の映画鑑賞は、インターネットの動画配信サービス(Netflix、Huluなど)にハマっていますので、TSUTAYAから借りることが少なくなりました^^

最大の問題は、DVD Shrinkが公式サイトから入手できないことです。
英語Ver3.2.0.15は入手可能の場合もありますが、変なところからダウンロードするとマルウェアが埋め込まれているケースもあるので要注意です。

DVD Shrinkは、秀逸なフリーソフトではありますが、利用においてはすべて自己責任でお願いします。