先日(2/18)、現役の辣腕弁護士として知られる78歳の男性の乗った高級車レクサスLS500hが約200メートル暴走し、30代の歩行者を巻き込んだ痛ましい死亡事故は、記憶に新しいところですが、色々な意味で世間を賑わしました。
運転者は、元東京地検特捜部長など歴任した法曹界の重鎮であり、後期高齢者と言えども危うい運転をする高齢者とはもっとも縁遠いイメージの持ち主だったという事と、運転していた車は「最先端の安全機能」を搭載した1千万円以上するトヨタの最高級セダンだったからです。
つまり、「慎重なベテラン運転手」と「最新技術を搭載した車」であっても、重大事故は避けられなかったということが、今後増えてくる高齢者と関わる車社会において、大きな教訓と課題を残したことになります。
一般的に自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)が作動するのは、低速(時速40km以下)である事と前方に障害物があることが条件になります。
障害物のない道路上で、低減スピードを越えて走行している場合は停止できないし、いきなりアクセルを踏み込んだり、ハンドルを切ったりするとドライバーの意思が優先されます。
あくまで衝突回避・被害軽減を支援する機能であり、故障もゼロではないので過信できない代物なのです。 結局、事故防止には運転者のスキルに負うところが大きいのです。
ちなみに、ブレーキとアクセルの踏み間違い事故=高齢者(70代以上)ドライバーという図式になっていますが、一番多いのは20代のドライバーです。 ご存知でしたか?
公益財団法人国際交通安全学会H28年3月報告書によると、2004年~2013年のデータですが、この10年間の「踏み間違い事故」総数を世代別に見ると次の通り。
18歳~20代 27.4%
30代 13.1%
40代 10.5%
50代 14.1%
60代 15.4%
70代以上 19.5%
私の場合、一瞬に車を止めたいと思ったときどんなシチュエーションにおいても、年齢相応のタイムラグはあるかもしれませんが、体(足)が反応しブレーキぺタルを踏みます。
理屈ではなく長年の経験則から来るものです。 車に乗り慣れている人は皆そうだと思います。
考えて踏むようではダメです。
私も免許取得して52年~
これだけ長いと良くも悪くも大抵の交通違反は経験しています。
過去のスピード違反は数知れず~ 即免停になったこともあります^^;
直近の違反は、13年位前(60代)になりますが、制限スピード60kmのところを39kmオーバーで減点6と35,000円の反則金を取られました。
スピードレーダーをつけていたのに・・・(警報はあったのに誤動作と勘違い)
以来、キップを切られたことはありません。
今も車は毎日乗ります。
過信はしていませんが、運転スピードは若いころとほぼ変わっていません。
スピードレーダーは必須アイテムであります。
自動車の流れに沿い出すところは出しますが、ムチャな暴走運転をしている訳ではありません。 生々しい死傷事故の現場に遭遇したこともあり事故の怖さも十分承知しています。
運転は得意であっても、高齢者ドライバーには違いなく、一般的な括りで下手なドライバーと誤解されても困るので、いざという場合の為に、4年前からドライブレコーダーを取り付けています^^
シルバーマークはつけていません。
青信号に変わった時、体が反応し今でも一番先にスタートします。
たまに張り合うアホがいますが、(若い頃は負けじと熱くなっていましたが)今は張り合いません。 一般道においても追い抜くことの方が多く、つけたら高齢者に追い抜かれたとカチンとくるドライバーとのトラブル回避の為つけていないのです^^;
自動ブレーキから話題が横道にそれましたが、自身による運転が原因で「ヒヤリ・ハット」するようなことが度々あれば、その時は自動車免許証は返納したいと思っています。