オービス(Orbis)とは、自動速度取締機のことです。
ドライバーであれば一度は耳にされたことがあると思います。
国道や高速道路に設置されているもので、制限スピードを大幅に越えると「超過速度の記録」と「ナンバープレート」、「運転手」の撮影が行われます。
オービスも進化しており、デジタルカメラによる撮影の場合、映像データは即時に管理センターへ伝送され、一週間以内には違反者に通知がくると言われています。
私の住む広島市内の一般道路に2箇所あるのですが、オービス設置を知っているとは思えないドライバーが多く、平気でスピードを落すこともなく通り過ぎています。
あとで述べるHシステムはオービスと気がついている人は少ないかも~
オービスは、何キロオーバで反応するのでしょうか?
ハッキリとした裏付けはないのですがよく言われているのは、「一発免停になる速度」、つまり、「一般道では30km/h、高速道路では40km/hオーバー」から撮影すると言われています。
しかし、正式に公表されている訳でもなく詳細は不明なのでうのみにしてはいけません。
ただ、オービスで呼出しのかかった人は例外なく免停処分を受けていることからそう言われています。
撮影の瞬間は強力なフラッシュ(赤又はオレンジ系が多い)が光ります。
フィルムカメラ時代は、夜間赤外線カメラを使うのでフラッシュは赤色でしたが、最近は殆どがデジタルカメラなので本来はその必要がなく、撮影したことをドライバーに伝える為に光らしているという説もあります。
オービスの種類は全部で5種類。
固定式のレーダ式、ループ式、Hシステム、LHシステム、および移動式(レーザー式&光電管式)があります。
1. レーダ式
アーチ上の二つの球体がレーザーを発射する部分(写真では二車線が取締り対象)
右後方草むらにカメラ(フィルム)が設置されています。 レーダー探知機で検知可能。
2. Hシステム
通称「はんぺん」と言われている四角いアンテナよりレーザー発射~
電波はワンショット(一回だけ発射)レーダー探知機で検知可
左側がフラッシュ 右側がカメラ はんぺんの数が撮影車線数になる。
写真の場合追い越し車線が取締り対象。
3. ループコイル式
道路内にループコイルが埋めてあり、その上を通過する車の磁界を測定することによってスピードを検出。 電波を発射しないのでレーダ探知機では検知不可。
上二つがフラッシュで下二つがカメラ(二車線が取締り対象)
最新のオービスで測定方式であり、ループコイルを使います。
デジタルカメラなので撮影された映像は即時管理センターに転送されます。
写真の場合、2車線が取締り対象になります。 左側にある赤色ランプが特徴です。
左:「フラッシュ」と右:「カメラ」がワンパックになっています。レーダー探知機では検知不可
5. 移動式
測定方式はレーザー方式(レーダー探知機検知可)又は光電管方式(レーダー探知機検知不可)
首都圏で2014年より試験的に導入されているもので、「ゾーン30」という制限速度が30km/hに設定されているエリアに設置してあります。
「ゾーン30」は、通学路や幹線道路に囲まれた生活道路が集まった市街地が適用されています。
尚、オービスを設置されている道路には、必ず事前に警告している標識があります。
これは事前予告なしに写真を撮ることがプライバシー侵害となるので、事前に警告しなければならないと定められているためです。
※関連画像はネット上より拝借しています<(_ _)>
オービスの光る瞬間(2例)
自慢はなりませんが、若き現役時代 駐車違反ほか大抵の違反は経験済み~特にスピード違反は数知れず~スピード違反で免停を食らったこともあります^^;
直近は10年くらい前、(レーダー探知機を装着していたのに誤動作と思い)自動車専用道路で制限時速60km/hのところを100Km/h近いスピードで走行していたところをネズミ捕りにひっかかり、38Kmオーバで4万円の罰金を支払ったのが最後です。 最近の罰金はもっと高くなっています。
私にとってレーダー探知機は必需品です。 最近のものはGPS内臓ですのでループ式もマップに位置登録されており高速道は設置場所2kmから一般道は1km手前から警告をしてくれます(毎月更新あり)。 もちろん安全運転第一であることは言うまでもありません。