20年前の今日~朝未明に広島市内にすごい揺れが襲う。 市内は震度3の地震だった。
しばらくして、神戸大の学生だった息子から電話がかかってきた。
「すごい地震が起きた・・・」と受話器の向こうから慌しい声が聞こえてきたが、話すまもなくぷっつりと切れる。時計をみると6時55分だった。その後電話は不通。
テレビをつけてみたがNHKだけがどこからか煙が立ち上がっている街の映像を流していたが、後に判明した震度7であったことや6500名近くの死者がでた未曾有の大震災とは知るよしもなかった。
息子は地震発生時、神戸市灘区にいたが、まさにど真ん中。 震度7は想像絶する揺れで生きた心地がしなかったそうだ。 その息子も今年42歳になる。 今は家庭を持ち名古屋在住だが、南海トラフ巨大地震が30年以内に発生すると言われている。 どこまでも地震に縁のある息子である。
あれから20年~当時多くの尊い命が奪われた。 神大生も亡くなった者がいる中、 まさに息子は生かされた命~世代の担い手としてこれからの人生を滞りなく生き抜いてほしいものだ。 古希をすぎるとなぜかこんなメッセージになってしまう~(笑)