今月行った血液検査でPSA値4.28(ng/ml)とでました。
PSA値は前立腺に異常があると血液中に増加する物質で、4.0以下であれば陰性で問題なしとなりますが、4.1~10は前立腺がんの可能性のある陽性、10.1以上は前立腺がんの可能性の高い陽性となります。 PSA値は、前立腺炎や前立腺肥大の良性疾患でも上昇するのですが、前立腺がんの早期発見の腫瘍マーカーとして利用されています。
私の場合、67才時初のチェックでは3.2だったのに古希を迎えてからの2回の検査でいずれも4.0を越えるようになりました。
半年前(2013年7月)に4.14と出たため、かかりつけの先生が 念の為と紹介されたT病院の再チェックでも、ほぼ近いPSA値4.12が出ました。 併せて直腸診・エコー・MRIで検査をしましたが、特に目立った所見も見当たらず、様子を見ようとそれから半年経った今月に検査したところ冒頭のPSA値が出た訳であります。
私としては前立腺肥大に見られる頻尿とか排尿障害がある訳ではないので実感がないのですが、ネットを調べてももっと値の高い人でも異状ない人もいるし、100を越えるとんでもない人もいます。 加齢による上昇もあるようで私の数値はまだかわいいもんだとそれほど深刻に考えていませんでした。
しかし、数値の是非はともかく担当医は 数値から前立腺がんの疑いは30%あると言われました。 逆に言えば、70%は異状なしとも言える訳で こちらの方が確率が高いのも事実でして・・・いわゆるグレーゾーンなのです。 がんでない確率の方が高いのですが、それでもゼロではないのです。 あとは針生検をやるのが確実であると言われ、早期発見であれば100%治るものでもあり、組織採取の検査を受けることにしました。
2泊3日の検査入院になるようですが、肛門から器具を入れるので現在ジオン注射による痔の術後ケア期間でもあるし、こちらの先生にも確認したところ患部が安定するのにあと2ヶ月は必要ということだったので4月中旬に入院することにしました。
なにしろ、お産の姿勢で肛門から器具を入れられ、エコーで場所を確認しながら直腸の壁を通して前立腺からばっつんばっつんと(私の場合)10箇所から組織をとります。 しかも麻酔なしです~ 一時的ではあるようですが、血尿や血便がでたり、採取による前立腺肥大で尿が出にくくなったりする可能性もあるというのですから大変な検査ではあります。
私のまわりにも前立腺がんや前立腺肥大で手術している人がいるので、我々の年代は他人事ではありません。 自分では元気と思っていてもいろいろガタがきますね^^; 前立腺がんは男性のかかるがんでは第3位だそうです。 2020年には胃がんを追い抜いて第2位になるとの事。 ちなみに第1位は肺がんです。