PSA値上昇により、MRI検査を実施

60代後半から、半年毎に前立腺がん腫瘍マーカーであるPSA検査をしています。

それまで3.2位だったPSA値が古希をすぎて4.2位になり、加齢と共に上昇傾向で推移。
今年8月初め直近の検査で5.69となり、2回目のMRI検査を受けることになりました。
(PSA値4.0以下:陰性  PSA4.1~10.0:ガンの可能性がある陽性 PSA10.1以上:ガンの可能性が高い陽性)

診断結果は、1回目のMRI検査で真ん中にあった小さな影が若干大きくなっているとのこと。
現状ではガンであると断言出来る状況にないので、あとは針生検で確認するしかないとの担当医のお話でした。  もちろん自覚症状はもとより前立腺肥大もなく排尿も至って正常です。

※前立腺生検用のブローブ
probe

3年前、PSA値4.6くらいで最初のMRI検査を実施。 気になる小さな影が認められるも異常という所見ではなかったのですが、当時も確実な診断をするには、針生剣するしかないという事で、思い切って実施したものの結果は「異常なし」でした。

今回も診断としては微妙な内容で、3ヶ月後(12月)のPSA値をみて針生検するかどうか判断しようということになりました。

ところで、最近「週刊G」や「週刊P」の週刊誌記事に、2~3週に渡り「やってはいけない手術」や「服用し続けてはいけない薬」とか特集されていたことがありました。
記事をみて一理ある内容もありましたが、どこまで信じていいものやら・・・
薬はともかく手術は技術が未熟であることから生じたケースもあると思われるので手術の全否定はむずかしいところです。

また、PSA検査は欧米諸国では普及しておらず検査をするのは日本だけで意味のないものだとも書いてありましたが、PSA検査は前立腺がんの早期発見にはかなり貢献しているように思えます・・・ この検査のおかげで前立腺がんで亡くなる人はかなり少なくなったと言われていますので、一般的に週刊誌記事は、参考にはしても100%鵜呑みはどうかとも思います。

ただ、PSA値で一喜一憂することはないと思います。

針生検は、直腸越しに前立腺の任意の8~10箇所をサンプリングするものです。極小なガンの場合、サンプル部位が外れればヒットしない可能性もありますが、検査の結果「異常なし」であれば、クルミ大の小さな臓器なので、ガンの可能性は限りなく少ないと思います。

なので、PSA値の推移で判断する訳ですが、短期間に二桁台(10以上)になったとか異常に高くなったのであればともかく、数値に踊らされてすぐ針生検査しても異常なしという場合もあると思います。

針生検は、検査後は数日真っ赤な血尿がでるし血便もでます。 前立腺や直腸にダメージを与えますので、何度もしたいものではありません。 適正な診療や検査は願ってもないことですが、利益追求する病院側ではなにかと過剰治療の傾向にあるのも否定できないだけに、担当医の言いなりになるのも患者側の判断としてはむずかしいところです^^;

前立腺がんは進行が遅く、高齢者の場合他のガンや病気でなくなる確立のほうが高いとも言われています。寿命の観点からも、体のダメージが大きい手術はせずほっておいた方がよいというケースもあります。私の周りにいる友人は手術した人が多いですが、年齢によっては手術しないのも選択肢のひとつかもしれませんね。

ただ、早期発見できれば治療の選択肢も多く、100%治癒するのも前立腺がん治療の特徴です。

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