近年、全国の消費生活センターに寄せられる商品・サービス別にみた相談でアダルトサイトに関する相談件数が第一位であること知っていますか。しかも2014年度においては過去最多の10万件を突破したそうな。 先日、国民生活センターより発表がありました。
相談内容は、ネット利用中にアダルトサイトの利用料金を請求されたものがほとんどで、無料と思ってサイトを見ていたところ、突然料金の請求画面(ポップアップ)が表示されたことによる問い合わせが多いそうです。 しかし、すでに支払ってしまった相談も増加しており、一件あたり平均27万円と高額化し被害が増大しています。
パソコン初心者やITに疎いおじさんたちが、必ずアクセスするのがアダルトサイトであります・・・w ま、男ですからねぇ 無理からぬことだと思います(笑) 知識がない分 地雷を踏む率が高いのです。見ていることを知られたくない恥ずかしさから、誰にも相談出来ず被害を拡大させています。
またスマホの普及で年少者の利用も無防備になっています。 この手のサイトは、マルウェアの巣窟でもあるので感染に注意が必要です。 心得ありのネットサーフィンはけっこうですが、変なエサに飛びつかないようにしてください。
相談割合は、およそ男性7割・女性3割といったところですが、5年前(2009年度)と比べて女性の割合が約5%、年齢別では60歳以上が約15%も高くなっているのは興味深いところです。
突然でてくるポップアップはパソコンだけでなくスマホにも拡大しており、消しても電源を切ってもすぐ復活してしまう代物です。 結論は一切無視!! 絶対にウィンドウ内のボタンをクリックしたり、連絡をしてはいけません。 連絡やクリックこそが、こちらの所在を晒してしまうことになるからです。
ポップアップを消すには、パソコンは「ワンクリウェア駆除ツール」で対処可。 スマホは「設定」からブラウザのキャッシュをクリアすればOKです。
消しても復活するデスクトップに表示されるポップアップ(パソコン)
登録と同時に10万円近い請求をするポップアップ(スマホ)
連絡先に誘導するポップアップ(スマホ)