日別アーカイブ: 2016年12月21日

外付HDD(2TB)の一部ドライブがRAW形式になり認識せず。

突然、バックアップ用のLacie製外付HDD(ハードディスク)の一部ドライブが認識しなくなりました。

2TBを約500GBづつ4つのパーティーションに分け、ドライブレター(ドライブ文字)は「Q」・「R」・「S」・「T」に振り当てられていました。
マイコンピューターを開くと「Q」「R」が消えて、「S」「T」しか表示していません。

「ディスク管理」で確認してみると、該当のドライブ二つが「RAW(ロウ)」になっていました。

パソコンの電源ユニット不良やコネクタの緩み・接触不良、HDD換装などで「RAW」になることがあるそうです。購入して5年になりますが、バックアップ用で必要な時にしか電源を入れないので殆ど使っていません。 CrystalDiskinfoで確認したところ、使用時間244時間、電源投入回数は240回です。

使用環境にもよりますが、一般的にHDDは1万~2万時間、電源投入も数千回は大丈夫なのに~
Lacie(ラシー)はフランスのHDDメーカでエレコムが販売。 中身はSeagate(シーゲート)製のHDDなのでやっぱりって感じはありますが・・・

複数のパーティーションの先頭セレクタにデータ構造など重要な情報が書き込まれているMBR(マスターブートレコード)は、HDDにアクセスするときはじめに読み込まれる部分で、ここに何らかの原因で欠損があるとドライブを認識しなくなり「RAW」と表示されます。 認識されないだけでデータは保存されたままになっています。 「RAW」は、生(なま)という意味で、一眼デジのRAW現像と同じ意味合いです。

MBRの内容を「TestDisk」(フリーソフト)で修復してドライブを復元する方法と、「RAW」になったドライブを認識させる為フォーマットした上、復元ソフトを使ってデータを取り出す方法があります。

ファイナルデータ(復元ソフト)で復元させたことは何度かあるので、今回はMBR修復にチャレンジしてみました。 ところが「TestDisk」作業は手順通りうまくいった筈なのに、認識はできたものの何故かドライブ内にデータはなく復元できませんでした!!

当初4つのパーティション構成だったものが、「Q」・「R」・「S」ドライブが合体して1つのドライブになり、「T」ドライブとで2つのパーティションになってしまいました。 合体したことで正常だった「S」ドライブのデータも消えました。 どこか作業ミスがあったのかもしれません。
あとの祭りですが、データ救済の可能性があったRAW形式のドライブをフォーマットした方がよかったかも・・・

まだ続きがあります。

再び、4つのパーティーション切り直しまして、今回作業で万一を考え「S」・「T」ドライブのデータは事前に他のHDDにコピーしていたので、消えたデータを「S」ドライブに戻し様子をみていました。

数日後、HDDの電源を入れたところ「Q」ドライブが再びRAW形式になっていました。 「R」ドライブも今後RAW形式になる可能性があり、このままでは安心して使えません。


※Qドライブが再びRAW形式に。


※Lacie製2TBHDDは、コンパクトな製品です。

RAWになったドライブは合わせて1TB相当あるので、もったいない感じもしますがバックアップ用としては使えませんので廃棄することにしました。

バックアップデータが目いっぱい入っていましたので、物理的に破損するか、アプリで完全消去するか思案中です。(フォーマット・削減してもデータは残っています)
他にまだLacie製HDD2TBおよび3TBを持っていますので壊れないことを祈るばかりです。

結論! HDDは使っても使わなくても年数が経てば壊れるときは壊れるようです^^;