古希を機に半年毎にPSA検査に行っています。PSA検査とは、前立腺ガンの早期発見に活用される血液検査です。血中のPSA値(腫瘍マーカー)を測定することにより診断ができます。
今回は5.4(ng/ml)でした。 いわゆるグレーゾーンになります。引き続き様子を見ようということになり、来年2月にPSA検査。
65才より年1回の検査でずっと4.0以下だったものが、70才を迎え4.0を越えるようになりました。
前立腺肥大でも数値は上がりますが、私の場合 自覚症状も肥大もなく、何度もトイレにゆくようなことはありません。
4.3になった時(決して高い数値と思わなかったのですが)、直腸診はもちろんのこと、先生の勧めもありMRIやとても痛い針生検までやりましたが、結果 異常なかった経緯があります。 その後、4.7→5.2と推移~で、今回5.4となった次第。 つまり緩やかではありますが上昇傾向にあります。
上がったり下がったりすれば問題ないのですが、今後上昇の一途を辿れば気になるところではあるものの、早めに対処できるのがPSA検査のメリットだと思います。 10を越えると危険域になるのですが、手遅れやガンにかかった人のPSA値は、60とか100以上になったりとんでもない数値になるようです。
今や、男性のかかるガンとして2位、3位に位置する前立腺ガンが増加しています。
明確な原因は分かっていませんが、加齢によるもの・食事の欧米化・遺伝・運動不足なども起因しているとも言われています。 早期発見すれば100%治るガンでもありますが、手遅れになると転移性が強くきびしいものがあります。
60才以上の方は、PSA検査を受けることをお勧めします。
【前立腺ガンの発症を公表した有名人】
荒木経惟(写真家)、稲川淳二(タレント)、角盈男(元野球選手)、北村総一朗(俳優)、ドクター中松(発明家)、間寛平(タレント)、森喜朗(元総理大臣)、渡邉恒雄(読売新聞会長)、高倉健(俳優:亡くなる5年前手術)、湯川秀樹(ノーベル賞受賞物理学者)
【前立腺ガンで亡くなった有名人】
渡辺淳一(作家)、三波春夫(歌手)、深作欣二(映画監督)、杉原輝雄(ゴルファー)、米原邦雄(棋士)