前立腺がん治療日記09 延べ39回の放射線治療が無事終わりました

広島がん高精度放射線治療センター(HIPRAC:ハイプラック)にて、2月1日から3月29日まで、土日祝を除く週5日、延べ39回の放射線治療が終了しました。ホルモン治療と併用し、1回の放射線量は2Gry(グレイ)、39回の治療で78Gryの放射線が前立腺に照射されました。前立腺がんの治療には70~78Gryの照射が一般的になっているようです。

放射線治療も進化しており、早期前立腺がんにおいては、外科手術療法と放射線療法(外部照射・小線源治療)の治療成績は同等と言われています。また、粒子線治療(重粒子線治療や陽子線治療)と比べても、現在のX線治療では治療成績や有害事象に差はないとされています。

 


※ 放射線治療スケジュール( 2/1~3/29)治療期間中 事務スタッフが受付時スタンプを押印

 

強度変調放射線治療(IMRT)と言う照射技術を使った治療を受けました。コンピュータを利用して、正常組織の照射線量を抑えつつ、腫瘍部分に放射線を集中して照射できる画期的な照射技術です。病変部には強い照射を行い、周囲の膀胱や直腸への照射は抑えて、効率的な治療でありながら、治療後の副作用は最小限に抑えます。

患者側は、①放射治療60分前に、排尿して一定の尿量を溜めておくこと、②毎朝排便をし直腸内の便・ガスを空にしておくことが必須事項でした。これらにより前立腺の位置を安定させ、正確な照射が行われるようにします。治療台に仰向けに寝ますが、治療中に前立腺の位置が動かないよう、さらに下半身をコルセットで固定します。治療時はもちろんですが、治療後の副作用にも影響を与えることになるので、毎日の排便と蓄尿は大事でした。

 

毎回 照射前には、レントゲン・CTで前立腺の位置をチェックし、照射野(放射線の当てる範囲)からずれないよう、治療台位置の微調整します。これだけ手を尽くしたピンポイント照射であっても、頻尿・排尿痛・排尿困難は避けれません(私の場合、治療後半から発生)。治療終了後も1~2週間続き、徐々に軽減して、1ヵ月くらいで元に戻ると説明を受けました。

放射線治療による副作用は、上記のような治療後にすぐ起きる急性期のものと、治療後3ヵ月以降に生じる晩期ものがあります。稀ではあるそうですが、膀胱炎(膀胱出血)、尿道狭窄、直腸出血などが起きる可能性がありますが、治療中、毎日の排便と蓄尿が厳守していれば問題ないと思われます。

前立腺がん治療後は、放射線科と泌尿器科との連携で、PSA値による経過観察を定期的(3ヵ月~6ヵ月)に行います。完治した証はPSA値の推移で判断されます。PSA値0.2~0.7で安定している人もいれば、2.0前後で安定している人もおり、個人差があるようです。外科手術の場合も同様です。前立腺がないので、理論的にはPSA値はゼロですが、実際には限りなくゼロに近い数値が出ます。

国立がん研究センターが2020年3月に発表したデータでは、前立腺がんステージ1~3は5年生存率100%、10年生存率97.8%となっています。ステージ1~2だと10年生存率100%です。

 

いずれにせよ、コロナ禍の中、放射線治療が無事終わりほっとしています。マラソン練習のピッチも少しずつ上げて、開催されれば、今年の「ひろしま国際平和マラソン」と来年の「錦帯橋ロードレース」には、参加したいと思っています。

私めバリバリの高齢者であり、同世代と比べて元気いっぱいですが、年と共に前立腺がんに限らず、他の病にかかることだってあり得ます。健康に配慮しながら残り人生を謳歌~悔いのない人生を送りたいと思っています。ちなみに治療終了した29日夜から、ビールを解禁!!なんとおいしかったことか!!(笑)

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