自動車保険 80歳 年払い10万9千円 は高いのか妥当なのか

自家用車を所有している人にとって、自動車保険(任意保険)の加入は必須であります。免許取得してから56年以上になります(免許取得昭和41年1月/1966年1月)。普通自動車免許ですが、中型車8tまでのトラックもOKとなっています。トラックは4t車までの経験がありますが、乗用車とは運転感覚は全然違います。免許取得してから車に乗らない日がないくらい数十年間ほぼ毎日乗っています。80歳になった現在も毎日乗ります。要するにドライブが好きなのであります。

運転の過信はしていませんが、同世代の人はもちろんですが、今の若い世代と比べても引けをとらず上手い方だと思います。感覚的に若いころの運転と変わっていません。80歳になった現在も一般道路では、追い越し車線側を常に走行します。走行車線を走りたいのですが、車の流れが遅くかったるいので、どうしても追い越し車線側になります。高速道路での巡行速度は時速110kmです。時には120km~130kmになることもあります。

自動車保険の更新日が近くなったので、保険会社より更新案内がきました。年齢や車種・運転者条件、ゴールド免許有無、ノンフリート等級、事故有係数適用期間、補償内容などにより保険料が変わってきます。

案内された更新内容は、前年契約の自動車保険 80,310円(約6,700円/月) だったものが、満80歳を迎えた今回 109,030円 (約9,100円/月) となりました。なんと年間28,720円もアップ!! 月当り2,400円のアップです。

実は、保険料が上がった理由は分かっています。私はソニー (SONY) のOBなのですが、現役時代は社員扱いとして団体割引17.5%が適用されていましたが、今回適用が外れたからです。

退職後もソニーOBで構成される組織があり、メンバー(会員)になることで団体割引がそのまま適用されます。しかし、80歳になると会員資格は継続するものの(ネットセールのソニー商品割引や厚生施設利用などの恩典はそのまま)自動車保険の団体割引については80歳を以て終了するためです。

なので、今後は個人としての契約になりますが、今までの条件を引き継ぎます。私の割引対象は、①ゴールド免許、②ノンフリート 20等級割引(63%割引)、事故有係数適用期間0年、事故件数0件、運転者本人限定、Web証券割引などがあります。

補償対象としては、対人・対物は無制限、搭乗者保険 (本人) 7000万円、弁護士費用特約、社内携行品保証30万円、故障時保証特約 (搬送)、そのほか車両保険加入(新車時の補償額200万円でしたが、年々車両価値が減少し、11年以上経って65万円になりました)していますが、車対車、自損事故、当て逃げも含めて地震による損害を除き、広範囲な補償対象となっています。もっとも現在の車両価値の補償額65万円が限度となります。

故障/事故時の車両修理のレンタカー費用が補償されます。昔、自損事故でディーラー都合によりプリウスを30日間借りたことがありましたが保険が適用されました。

ネット上では、高齢者の自動車保険の相場がほとんど公開されていません。70歳以上、80歳以上の自動車保険の相場を検索しても、ネット保険会社の見積りサイトに誘導されるだけで、高齢者の自動車保険の実態が分かりません。実際のところ高齢者ドライバーの自動車保険はどのくらいが妥当なのか分かりませんが、私の場合、車は2011年6月購入のプリウス、年齢80歳、各種割引条件を踏まえた年間109,030円(9,100円/月)は、自動車保険料として決して安くはありませんが妥当なのかなと思っています。

高齢者は自動車免許を返納すべきだという風潮がありますが、車を必要とする人、私のようにドライブを楽しむ人~高齢者の私が言うのも何ですが、確かに高齢者の運転ぶりを見てて、あぶなっかしい傾向がある人がいますが、すべての人がそうではありません。例外な高齢者もいるのですから、同じ括りにしてほしくないですね。多少高くても、車好き且つ高齢者の私にとって細やかなサポートをしてくれる従来(代理店型)の自動車保険の存在はありがたいです。

また、シルバーマークはつけていません。青信号に変った時の発進は早いし、走行中も追い抜く車が多いので、ジジイに追い抜かれたり先に発進されたとカリカリ来る人がきっといる筈。これらはトラブルの元になるので、あえてシルバーマークはつけていないのです。

車を所有してからずっと同じ大手保険会社を利用しています。フリーダイヤルもすぐ繋がりますし、サポート対応もとても親切で満足しています。

チューリッヒやソニー損保など代理店を通さないネット型自動車保険は安いと言われていますが、更新案内は来ないので、満期がきても自分で申告・更新手続きをしなければなりませんし、車種変更時も同様に自ら手続きをとる必要があります。でも、ネット社会に強い若い世代には向いているかもしれませんね。

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