2021年10月 Windows11がリリースされてほぼ1年になります。半年後の2022年3月時点では、無料にもかかわらず、Windows11へのアップグレード後のシェアは、全体の約20%だと言われていました。依然としてWindows10が、80%のシェアを占めていたのです。1年後の現在はどのくらいまで普及しているのか分かりませんが、Windows10を使い使い続けている人は、まだかなりいると思われます。かく言う私もその一人であります。
何故普及しないのか? 操作方法やUI(ユーザーインターフェース)が大きく変わった事、アプリや周辺機器との整合性の問題もあります。特にハードウェアの条件がきびしい事が大きいと思われます。Windows7 (8.1)からWindows10への移行時は、ほとんどのPCに対してアップグレード可能でしたので意外に早く普及しました。
ファームウェアは、UEFI / Secure Boot対応やTPM2.0以上が必須ですが、この条件だけでも5年以上前のパソコンのアップグレードは無理だと思います。私が現在使っているWindows10搭載のデスクトップPC2台およびノートPC1台、計3台の内、Windows11へのアップグレード可能だったのは、3年前購入したデスクトップ1台のみでした。
私としては、Windows11を使いたいのですが、リリース直後および半年後と過去2回のアップグレードを実施したものの、いつも利用しているAdobeのソフト二つが使えず、 3回目となる直近バージョン22H2のアップグレードを、昨日試みましたがやはりダメでした。Adobeサイトで私の持っているバージョンを確認したところ動作保証されていないことが判明。
AdobeソフトはOSが変わる度に不具合を生じます。新規購入するにはとても高価なソフトなので、Windwos10を2025年10月のサポート終了まで使い続けることにしました。
尚、Windows11にアップグレード後、10日以内であれば、「スタート」⇒「設定」⇒「システム」⇒「回復」⇒「復元」で、Windows10に戻すことができます。
Windows10を使い続けるためには注意が必要です。機能更新プログラムを適用してバージョンアップを行えば、サポートが継続されますが、適用しないままでいると、Windows10のバージョンによっては、2022年中にサポートが終了されてしまうことをご存じですか?
Windows11へのアップグレード可能なパソコンには、冒頭にあるようにWindows Updateを開くと「Windows11、version22H2の準備ができましたーしかも無料です!」と利用可能である旨、メッセージが表示されます。Windows11にアップグレードしたい場合は、「ダウンロードしてインストール」をクリックするとアップグレードが開始されます。
Windows10を使い続けたい場合は、「今はWindows10の使用を継続します」をクリックします。クリックすると以下のように「Windows10 、バージョン21H2の機能更新プログラム」の更新案内が表示されます。「ダウンロードしてインストール」をクリックすることで、2022年中にサポートが終了されることなく、2025年10月14日まで継続されます。今後3年間 年1回のメジャーアップデートを含む更新案内があります。
Adobeソフトが使えないことが判明しましたので、昨日 Windows10 バージョン21H2(November 2021 Update)の機能更新プログラムのインストールしました(何故かインストール日は、2020年11月19日になります)。「スタート」⇒「設定」⇒「システム」⇒「詳細情報」でバージョン21H2に更新されたことを確認します。今後 Windows10の機能更新プログラムの案内は継続されますが、Windows11へのアップグレードの案内はなくなります。Windows11にアップグレードしたい場合は、2025年10月までに、Microsoftサイトよりご自身で入手することになります。
要するに、Windows10を2025年10月14日まで使い続けるためには、「バージョン21H2」にしておかねばならないという事であります。Windows 10 「バージョン20H2」は2022年5月10日に、「バージョン21H1」は、2022年12月13日でサポートが終了されることになっています。旧バージョンのままで2023年を迎えたとき、サポートが受けられないまま、Windows10を利用することになります。使うことが出来ても、セキュリティ上 大変危険な状態になります。
Windwos11へのアップグレードの案内があった時、インストールしなければ、そのままWindows10は利用できますが、「今はWindows10の使用を継続します」をクリックしない限り、Windows10 は、「バージョン21H1」のままになっています。Windows10のサポートを残り3年間継続したいのであれば、2022年度中に「バージョン21H2」にアップデートする必要があります。