西日本豪雨~広島県が最大被害、平成最悪の豪雨災害になりました


※ 出典:7月8日付中国新聞朝刊の掲載写真~土石流のあった広島県安芸郡坂町(左上は坂小学校)

 

※Google Map:土砂災害前の広島県安芸郡坂町(3D)

※Google Map :土砂災害前の広島県安芸郡坂町(2D)

※Google Map:縮図率を上げると坂町が山間部の下に位置していることが分かります。
赤丸は上記3枚の写真撮影地区

 

6日から8日にかけて数十年に一度の豪雨災害が予想されると広島県を含む11府県に「大雨特別警報」が発令されていました。

 

広島市内の4区(西区・東区・中区・南区)は平地なので大丈夫ですが、山間部を裏に控える団地や近隣の町では大規模な土石流があり大変な土砂被害がでました。
60年近く住んでいるがはじめてのことと住民の談話もあるくらい、かってない被害に遭遇された訳であります。

 

9日現在、13府県で死者126人、不明79人と発表されていますが、死者はこれからまだまだ増えそうです。 広島県が一番の被害者をだしています。

 

特に、土砂被害が多かったのは広島県安芸群坂町や熊野町~隣の呉市も土砂災害あり
広島県三原市本郷町が冠水被害
4年前の広島土砂災害のあった安佐北区で、砂防ダムを越えての土石流もありました。

 

広島市と呉市を結ぶ広島呉道路(高速道路)や国道31号線、JR呉線が寸断されています。
山陽本線も三原駅~海田駅間で寸断、復旧に数ヶ月かかるとのこと。
国道2号線も安芸区中野東付近で上下線とも陥没して通行不能になっています。
物流便にもかなりの影響を与えそうです。

安芸区に住んでいる私の友人も陸の孤島状態になっていると連絡ありました。

 

24時間で200ミリ、48時間で400ミリ越える雨量は必ず災害に繋がるそうです。
この時期2ヶ月分の総雨量が2日~3日でバケツをひっくり返したように降るのですから、河川は氾濫、山間部の傾斜地の土石流も発生してもおかしくありません。

広島県は、面積の半分が花こう岩で占められています。
花こう岩が風化してできた「真砂土(まさど)」と呼ばれる砂が硬い岩盤の上に堆積した地形が多く、崩れやすい山を削って宅地造成しているので、大量の降雨があると土砂災害が起こりやすいのです。
広島県の土砂災害の恐れがある「土砂災害警戒区域」は、全国最多の約4万9500ヶ所もあるそうです。

 

山間部や河川の近くに住んでいる人は、正直こういう災害があるとオチオチ住んでおれませんね。 国や県は行政においてしっかり防災対策してほしいものです。
住民の一生の買い物が台無しになります。 ましてや、命を落とすことがあってはなりません。

数十年に一度であっても、今後このような災害が発生しないことを祈りたいです。

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