かって全盛を誇っていた映像用磁気テープはハード(β・VHSデッキや8mm・DVカメラ)の減衰と共に、最近では目にすることがなくなりました。
まだ利用者もいることでminiDVテープは販売こそされていますが、関連機器は売られていませんし修理も不可能であります。
映画ライブラリとして約1200本あったベーターテープや約800本あったVHSテープは、老後の為にと貯めおいたのに、殆ど見ないまま一部を除いて処分しました^^;
最後に残った30本のminiDVは、半年前 外付HDDにすべて取り込みました。
17年前(2001年)購入したDVカメラですが、今でも正常に動作します。
もっぱら使用するのはフルHDカメラの方ですが、サイズや画質は落ちるものの機能としては遜色なく作りもしっかりしています。 しかし、いつ壊れても不思議ではありません。
前置きが長くなりましたが、カメラ本体(再生機)が故障しても困らないように、miniDVをダビングするには、市販のHDD内臓DVD/BDレコーダーを使う方法とパソコンに取り込む方法があります。
簡単なのは前者で、DVカメラのAV端子と外部入力モードに設定した市販DVD/BDレコーダーの映像・音声(左右)端子をRCAケーブル(4極ミニプラグ→ RCAプラグ)で接続します。
カメラ側を再生モードにしてスタート箇所で一時停止させておいて、レコーダ側の録画開始と同時にスタートさせます。 任意の箇所でストップ。 HDDに取り込んだものを必要に応じてDVD化。
同様に、カメラ側のDV端子(iLink)とレコーダー側のDV端子をDVケーブル(4ピン⇔4ピン)で接続しても同様の事ができます。 カメラ側を再生一時ストップさせ、レコーダー側の録画スタートでカメラ側も自動スタートします。 但し、HDV形式で撮られたものはレコーダー側が対応していないとダビングできません。
RCAケーブル接続(アナログ)とDVケーブル接続(デジタル)での画質の相違は、元映像がアナログ画質(720×480)なので視聴してもその差はほとんど感じられません。
※DV入出力端子(iLink/1394端子)とAV端子(映像/音声出力端子)
※DVケーブル / IEEE1394ケーブル(4ピン⇔6ピン)
パソコンに取り込む方法は、さらに二通りあります。
DVカメラのDV端子(4ピン)とパソコン側のIEEE1394端子(6ピン)をDVケーブル(4ピン ⇒ 6ピン)で接続します。 私はこの方法を利用し、外部HDDにすべて取り込みました。
Vista搭載PCまでは、IEEE1394端子を装備されたものが多くありましたが、Windows7以降は装備されていません。 PCIスロットやPCI Expressスロットがあれば「IEEE1394ボード」を簡単にPCに増設できます。 転送スピードは後者スロットの方が速いのですが、DV接続であっても通常再生でしかダビングできませんので、前者でも問題ありません(価格が安い)
付属のWindows Live ムービメーカーでも良いですし、市販のオーサリングソフトから取り込むことが出来ます。 編集やDVD化も簡単にできるのが強みです。
もう一つは、ビデオキャプチャケーブルをを使う方法です。(5千円前後で購入可能)
DVカメラのAV端子(4極ミニ)にAVケーブルを接続し、反対側のRCAプラグ(黄色:映像、赤:右音声、白:左音声)をキャプチャケーブルに接続。キャプチャユニットを介してパソコンのUSB端子に接続してPCに取り込みます。(事前にキャプチャケーブル付属のソフトをPCにインストールしておきます)
数本なら専門業者に依頼する方法もありますが、たくさんのminiDVを所有されている人は、費用がバカにならず、早めに自分でダビングされた方が賢明です。