複数のパソコンで、今まで問題なく再生出来ていたブルーレイディスク(BD)の再生が、突然出来なくなりました(自作BDやDVDは再生可)。原因は、後で述べる著作保護のためのコピーガード「AACS」のバージョンのせいです。
今年2月、TUTAYAで借りてきたBD版「ジュラシックワールド」は再生できていましたが、4月2日にリリースされたBD版「007スペクター」は、アップデートを促す画面がでて、プレイすることができませんでした。 現在、再生ソフトはCyberlink社PowerDVD10と12を使っています。
パソコンやDVD/BDドライブに大抵ハンドルされているのが、Cyberlink社のPowerDVDです。
「AACS」とは、セル/レンタル版BDや地デジなど録画したBDにかけられるコピープロテクタ(暗号化技術)です。 BDを再生する為には、この暗号化(鍵)を解除しないと見ること(再生)ができません。
しかも、AACSは違法コピーから保護するために都度更新されており、ブルーレイをBDドライブにかけると、本体も新しいAACSに感染します。
つまり、ブルーレイに埋め込まれた最新バージョンのAACSが、BDドライブ内のAACSを書き換えてしまい再生ソフトも最新版にしない限り、新作BDは見れない仕組みになっています。
BD(コンテンツ)、BDドライブ、再生ソフトのバージョンに差異あると再生不可ってことです。
但し、液晶テレビをモニターにする市販BDプレーヤーやHDDブルーレイレコーダでは問題なく再生できます。
PowerDVDは一定期間パッチの配布があり、更新されるAACSに合わせてバージョンアップされ、通常は問題なく再生出来るようになっています。ただ期間切れになると、有料でアップデートもしくは買いなおす必要があります。
PowerDVD16にVerアップの予定ですが、3年くらいで定期的に買い直さないと新作はともかく今までのブルーレイが見れないってのはおかしいですよね。(AACSを無効にしたリッピングBDはすべて見れます・・・2012年10月以前の著作権改正前のものです^^)
余談ですが・・・
チューナボードのテレビ画面やフリーソフトのVLC Media Playerなどの再生画面はスクリーン上で動画キャプチャできますが、PowerDVDの再生画面は、著作保護の観点からスクリーンキャプチャができません。