広島は原爆投下から、69年目の夏を迎える。午前8時より、広島平和記念式典が行われました。
毎年暑い日の中で行われる式典が、台風11号のせいであいにくの雨模様~参列者にとってはかえってよかったように思いますが、雨の中の式典は1971年以来43年ぶりのようです。
1945年8月6日午前8時15分、広島に飛来したB29(エノラ・ゲイ)から原爆(リトル・ボーイ)が投下され、原爆ドーム上空580mで爆発~ リトルボーイから発した光と熱は凄まじいエネルギーで半径2キロ四方を一瞬にして消滅させ、約20万人の人々が犠牲になった。 エノラ・ゲイ搭乗員12人最後の生存者が、先日93歳で亡くなった。 アメリカでは戦争を終わらせた英雄だったそうだ。
被爆生存者の平均年齢は79歳~ 原爆の悲惨さを風化させてはいけないけれど時代の流れと共に薄れつつあるのは否めません。 原爆投下を取り上げた漫画「はだしのゲン」に残忍な描写があるということで松江市から閲覧制限の声がでたり、広島原爆資料館では、原爆再現のマネキン(人形)が怖すぎるという声で撤去が決まった。 目をそむけるほど怖いから意味があるのに~
また、69年間憲法9条という平和憲法により、日本国民は誰ひとり亡くなることなく、戦争から擁護されてきたのに、屁理屈と思える解釈変更で集団的自衛権の行使容認が、戦争を知らない内閣の面々により閣議設定されました。 自国への攻撃に対処できる個別的自衛権で充分なのに~「戦争しない国」から「戦争に備える国」に移行するのか? 韓国やアメリカで行われている徴兵制度が、近い将来日本でも行われるかもしれない。
こむずかしい話をしましたが、二度と戦争があってはなりません。