日別アーカイブ: 2024年1月18日

PS3コントローラー 勝手に動く誤動作が、分解・清掃で正常になりました

プレステ3(PS3)やプレステ4Pro(PS4)で、ボケ防止も兼ねて時々ゲームを楽しんでいますが、ここ一年 PS3コントローラーが不調でゲームがうまく操作できなくなりました。それでも当初はつなぎつなぎでなんとか出来ていましたが、最近は全くの操作不良に陥りました。電源は入りますが、コントローラーのボタン操作を受付けず、勝手に動作し、誤動作の連発で、実質コントロールが効かない状態になったのです。

プレステの電源オンは、コントローラーの「PS」ボタンからスタートします。それから以降のコントローラーボタンを押しても、勝手に動いたり、画面が二転三転とはげしく変わったりします。所定のボタンを押しても意図しない画面が現れたり、パラパラと画面が目まぐるしく変化して、PS3本体をスタンバイさせるにも一苦労。コントローラーのリセットボタンを押しても改善しませんでした。

PS3が動かなくてもPS4がありますので、当面問題はないのですが、PS3にしかないゲームを楽しみたいときは困ります。PS2も昨年壊れましたが、購入後20年以上も経っているので当然とはいえ、ゲームも古く画質が悪くても、思い入れのゲームはけっこうおもしろいものです。

PS3も購入してこちらも13年経過していますので、年寄りが時々使う程度であっても、経年劣化もあり、故障発生は不思議ではありません。コントローラーの場合、大抵 リセットで回復することが多い中、元に戻らないのは、PS3本体側不良の可能性もあるかも・・・と考えました。故障がどちら側にあるのか切り分けするために、サードバーティ製PS3/PS4互換の有線コーントローラー( 約3000円)を購入しチェックしてみました。

結果は、有線コントーローラをUSB接続しボタン操作したところ、問題なく正常に動作しました。ってことは、PS3コントローラーの不良と判明。しばらくはこの有線コントローラーでゲームをしていたのですが、ゲーム状況により発生するバイブレーションが、全くないのは楽しさが半減しますね。

純正品コントローラーと比べると機能一部使えないものがあったり、ボタンも◯✕△▢ではなくXYABだったり、上下左右の独立した方向キーが十字キー一つになっていたりで、純正品の使いやすさを体感していると、やはり非純正品は物足りなさを感じます。

左:サードパーティの有線コントローラー 右:PS3コントローラー(無線)

そこで、故障のコントローラーが正常に使えるよう分解・清掃してみました。誤動作の原因の殆どは、各ボタン入力(信号)が通るフラットケーブルと基板側の接点間の接触不良と分かっていましたので、それぞれの接点を無水アルコール(接点復活剤でも可)でクリーニングしたところ、見事正常に戻りました。こういうことであれば、早くやればよかったと思いました。

 

1.分解準備(無水アルコール、ドライバー、綿棒、ピンセット)、今回は不要でしたが、両面接着テープ(スポンジ入り)とハサミも準備。

2.コントーローラ底面にあるビス5本で下側ケースが外れます。

3.下側ケースを外すとき、L2・R2釦にひっかけないよう注意して外します。釦のバネを飛ばしてしまうと本来の釦操作が出来なくなります。

4.バッテリーの2Pコネクタを外す

5.基板を止めているビスは1本。基板は上部左右にある爪(プラスチック)で押さえられています。爪を折らないよう手前に引き出しながら基板を取り出す。

6.引き出した基板を反対側から見た写真(L2/R2釦が手前にある状態)中央の大きな釦はL3/R3
①基板側接点と②フラットケーブル接点は、二つの爪と1本のビス3カ所で固定される基板の圧着だけで接続されている。①と②の部分を綿棒に浸した無水アルコールで清掃。

フラットケーブル接点裏側に圧着を強めるためクッションが貼り付けてあります。これがヘタって圧着不良を起こす事例があるので、接点を清掃しても解決しないときは、スポンジタイプの両面接着テープをクッションと同じ大きさに切って重ねて貼り付け、クッションの厚みを増やし圧着を強めます。