日別アーカイブ: 2022年8月8日

不織布マスク 数あれどダイソーの30枚入り100円にはびっくり

毎日外出しますが、コロナ禍において使い捨ての不織布マスク消費もバカになりません。30枚1000円程度のものをよく利用していましたが、最近 私めも100円ショップの不織布マスクを必要に応じて利用するようになりました。中でも30枚110円とは驚きですが、一時売り切れたこともある人気商品だそうです。そのほか不織布マスクでも5枚110円や10枚110円という商品もあったり、デザイン性のあるウレタンマスクも様々なものが売られています。

30枚110円であっても安かろう悪かろうではなく、思いのほか品質もよく抜群のコスパであり、機能性など飛沫防止の観点からみても全く問題ありません。3層フィルター構造で空気中の細菌を99%カットし、花粉やほこりもブロックしてくれます。顔にぴったりのノイズワイヤーでフィット感もバッチリです。

新型コロナウイルスの感染拡大防止は、3密(密閉・密集・密接)を避ける、「うがい」「手洗い」「マスク」の遵守、併せて4回目ワクチン接種など、高齢者の私はすべて実践しています。さまざまな対策がなされているものの、感染力の強い新型コロナ変異株により日々感染者が増加しています。広島県も昨日6000人を突破しました。

そんな中、行動制限もなくなり盆の帰省や国内旅行が活発化しています。8月~9月にかけどっと感染者が増えるのではと懸念しています。

夏場の熱射病対策でマスク装着の条件がゆるくなっていますが、それでもコロナ禍における必須ツールはマスクであります。マスクの素材によって飛沫防止にかなりの差があります。以前、スーパーコンピューター「富岳」を使ったマスクのシミュレーション結果では、飛沫の飛散を抑える効果が高いのは不織布マスクであることがすでに判明しています。

マスクの素材やフェースシールドで、吸い込む飛沫量と吐き出す飛沫量はどれほど違うのでしょうか?(以下引用元:豊橋技術科学大学のプレスリリース)

マスク無しの「吐き出し飛沫量」を100%とした場合、不織布マスクは20%、布マスクは18%〜34%となりますが、ウレタンマスクは50%、フェースシールドは80%で殆ど抑制効果なし。

一方、マスク無しの「吸い込み飛沫量」を100%とした場合、不織布マスクは30%、布マスクは55%~65%、ウレタンマスクは60%~70%、フェースシールドは小さな飛沫には効果なしであります。

以上の実験値で、吐き出し飛沫量と吸い込み飛沫量に対して、不織布マスクが一番の抑制効果があることが分かります。ウレタンマスクは吐き出しと吸い込み飛沫量は50%以上もあり最悪であります。デザイン性にはすぐれているもののウレタンマスクは以来辞めて、不織布マスクをメインに利用しています。しかし、不織布マスクも中華製や国内製品(日本製)など色々ありますが、素材についてはそれほど差は感じられません。

不織布マスクの価格はピンキリで、品質など考えてどのくらいのものを購入すればいいのか?あまり安いのは品質的に問題があるのではないかと心配もします。ウレタンマスクを利用していたときは、5回~6回位洗って再利用していましたが、不織布マスクは使い捨が原則です。2時間位の使用マスクでも、翌日利用なんてことはしません。その時点で捨てます。

東京のコロナ感染拡散がすごいので、東京在住の息子に連絡をとった際、100円ショップ ダイソー(DAISO)の30枚入り不織布マスクを使っていると聞いてびっくり。1枚単価3円?そんな安い商品は、品質に問題あるかもしれず、せめて30枚1000円以上のものをと勧めたことがある。

息子には高めのマスクを勧めておきながら、上記写真にあるのは、現在 私が使い分けているかなり安めの不織布マスクです。50枚770円(15.4円/枚)、50枚440円(8.8円/枚)、10枚110円(11円/枚)、30枚110円(3.7円/枚)の4種類でノイズワイヤーはすべて入っています。当然ながらマスク一枚の単価もそれぞれ違います。不織布の3層構造による99%カットフィルターは共通しているので、抑制効果はみな同じと思われますが何が違うのでしょうか。簡易的に見た目を検証してみました。

普通サイズでW170mm×H95mmとかW175×H90mmの範囲。いずれも3層構造を謳っていますので、素材の厚みについては特に差は感じられません。

但し、ギャザー(折り目)の数が価格によって違います。左側の商品(50枚770円&10枚110円)は、上下に広げるとずいぶんの伸び、口元空間のスペースが広いです。右側の商品(50枚440円&30枚110円)は、ギャザーが少ないので上下に大きく伸びず口元空間が狭いです。しかし、鼻から顎の下まで覆うことは可能です。

50枚770円の商品には、花粉・ウイルス・微粒子(0.1μm)・細菌を含む飛沫・PM2.5(微小粒子状物質⇒2.5μm、1μm=1mmの1000分の1)を99%カットするとあります。ほかの3商品の説明は、花粉・ほこり・細菌(PM2.5を含む)を99%カットとなっています。いずれの商品も100%カットでないのは完全ではないということなのか(笑)

10枚110円と30枚110円の商品は、ダイソー(DAISO)の不織布マスクです。今後は新型コロナウイルスの飛沫防止ということであれば、この二種類の使い分けで十分かと考えています。前者はノイズワイヤーが2本入っていますので、口元空間を確保し易いすぐれもの。過信は禁物ですがウレタンマスクや布マスクを比べた場合、飛沫抑制効果は不織布マスクのほうが断然上なので、100円ショップ商品と言えども侮るなかれです。