自らの健康づくりや地域ボランティア活動に参加など、実績に応じて奨励金を支給するという、広島市独自の「高齢者いきいき活動ポイント事業」が、9月よりスタートしました。
2017年にこのポイント事業が始めて始まったときは、対象高齢者は70歳以上でしたが、今年から65歳以上の人が対象になりました。
以下のポイント付与の対象となる社会参加や健康づくりを通してポイントを獲得。
1ポイントを100円として、最大10,000円(100ポイント)の奨励金を受け取ることができます。
ポイント付与期間(毎年9月1日~翌年8月31日まで)終了後の10月末から順次支給。
①自らの健康づくり・介護予防に取り組む活動(1ポイント/日)
介護予防教室、グランドゴルフ、趣味のサークル活動、フィットネスクラブ、地域のラジオ体操
②特定健康診査等の受診(2ポイント/回)
特定健康診査、がん検診、節目年齢歯科検診
③地域のボランティア活動(2ポイント又は4ポイント/日)
子育て、介護支援の活動、高齢者見守り活動、町内清掃活動、児童の登下校見守り
私が通っているスポーツジムは、広島市のポイント事業登録の活動団体になっていますので、ポイント手帳に押印して貰えます。ジムには、週3回~4回は行きますので、8ヵ月位で100ポイントになります。今年から交通費助成が廃止された事ですし、ポイントを利用しない手はありません。対象者の人はぜひ利用をお勧めします。
高齢者いきいき活動ポイント事業は、当初70歳以上の高齢者を対象に、2017年9月にスタートしましたが、申請した高齢者が対象者(18万人)の3割にも満たないという、予想に反して不評な結果に終わりました。そこで制度の見直しを行い、今年から65歳以上が対象になりました。
ポイント事業の始まる前は、70歳以上の高齢者を対象に、タクシー料金又はパスピーのいずれかを利用した公共交通料金に対して、上限6,000円まで支給される「高齢者公共交通機関利用助成制度」がありました(2年位続いたと記憶しています)。
事前に利用するパスピーを登録しておけば、毎年6千円(上限以下の場合は利用額)が振り込まれていたのです。タクシー助成を選択すれば、事前にチケットが配布されていました。
その後、2017年9月ポイント事業がスタートし、交通費助成は6千円から3千円に縮小されました。但し、ポイント付与による奨励金(ポイント事業)と交通費助成の併用可能。
2020年9月から、対象年齢の見直しにより、対象高齢者が65歳以上になりましたが、公共交通機関利用助成制度は廃止されました。
その代わり、要支援者・要介護者・障害者の方が対象に追加され、この人たちについては、交通費助成(ランクあり)とポイント事業の併用が可能(合計額上限1万円まで)になっています。
かねてより、ポイント事業の不備について問題提起があり、身体障害者の方を対象に入れたのは良かったと思います。