日別アーカイブ: 2023年6月24日

ショッピングモールやスーパマーケットで見かけるカメラ式駐車場とは

最近、カメラ式駐車場(ナンバープレートカメラ認証システム駐車場 )をショッピングモールやスーパーマーケットなどよく見かけるようになりました。その名の通り、カメラを利用した駐車場です。コインパークにあるようなゲートやロック板がなく駐車場の入口と出口に設置されているカメラで車両とナンバープレートを読み取り、駐車場を出る際に車のナンバー4桁を精算機に入力して彫金を支払いを行います。

ご存知の通りコインパーキング(ゲート式)は、該当のスペースに車両を入庫するとセンサーにより3分以内にロック板が上昇し、車が出れないようにします。出庫の際は、精算機にゲート番号を入力して料金の精算を行い、ロック板が下がっていることを確認して車を出します。

一般的な商業施設では、入口の発券機で駐車券を受けとり、出口でチケットを挿入し駐車料金を精算します。3時間~4時間が無料と言うところが多く、有料になることはありませんが、出入口での駐車券の出し入れという利用者の手間は必要ですし、時間帯により駐車車両が多い場合は、出入口で渋滞と言うことも発生します。

またゲートを設けない駐車場では、無断駐車や迷惑駐車を防ぐことができません。迷惑駐車を防ぐため、コインパーキングのようなロック板を設ければ、コストもかかるし利用者(お客)も激減します。

しかし、カメラ式駐車場ではこれらの問題がすべて解消できます。初期投資はかかるものの従来のシステムよりコストの安いカメラシステムを導入する商業施設が増えているそうです。カメラ式駐車場のしくみは、入口で車両やナンバーを読み取った情報はすぐ精算機に送信され、利用者は4桁の車両ナンバーを入力して精算を行うものです。

冒頭の画像は、カミさんが食料品の買い物でよく利用しているスーパーの駐車場です。駐車場入口に2台のカメラと車両ナンバーが読み取れるよう、LEDライトが入口方向を照らしています。読み取ったカメラ情報(車両とナンバー)は、少し離れた店舗の近くに設置された精算機に送信されます。

このスーパーでは、案内にあるように60分以内の駐車は無料なので、該当者はそのまま出てOKです。60分を超えた利用者は、200円(60分あたり)支払う必要があります。駐車場出口には精算機はありませんので、入場するときの時間と車両ナンバー4桁を覚えておく必要があります。また、店で1000円以上の買い物をすれば、1時間分の無料サービス券を貰う事ができるので、実質2時間までは無料になります。

少々不思議なのは、このスーパーの駐車場にはカメラ設置している入口(出口はなし)のほかに、二カ所に出入口があります。いずれもカメラは設置されていませんので、こちらからは自由に出入りが可能です。6月1日からカメラシステムを稼働していると公表しているのに、1ヵ月経った今もこの2カ所の出入口にカメラを設置している気配がありません。

一般人はカメラ未設置には気がつきませんので、カメラより車両情報が読み取られているという案内で無断駐車のけん制をしているのかなと思っています。今の状態では、出口にカメラが設置されていないので、60分を超えた利用者が未精算で退場しても不正チェックはできません。

出口にカメラを設置した駐車場の場合、入退場の時間が分かりますので。1回目を無視して退場した場合、2回目を利用して退場のとき警告がでるそうです。大きな商業施設では、未精算の悪質な利用者が再来場したときは、車両ナンバーを登録し店舗関係者にメールで案内され、しかるべき対処がなされるようです。万引き犯や要注意人物の車両も同様な対応するみたいです。

私有地の無断駐車があれば、車両ナンバーで警察が調べてくれますが、1日数千人来るようなショッピングモールが、未精算の利用者について都度警察に確認はとれないだろうし手間も大変です。一体どうしているのかなと思いましたが、いろいろ仕組みを作っているのですね。

よく利用しているショッピングセンターの一つに、ゲートバーが降りるタイプのカメラ式駐車場があります。こちらは、駐車場入口の前で一旦停止します(1秒~2秒)。カメラが車両情報を読み取るとバーがあがります。停車時間が非常に短いのでストレスはありません。カメラが読み取りできない場合のみ駐車券をとるようになっていますので、カメラシステムのトライアル期間かもしれません。

出口も同様に一旦停止します。停車後 1~2秒でバーが上がります。今のところ無料ですが、有料になった場合、料金を精算しないとゲートバーが上がらないので出ることが出来ませんw 駐車場管理もこれからますます進化してゆくでしょうね。