70歳以降、通算3回目になる高齢者講習を受けてきました。
前回同様、総合評価は「B(普通)」でした。終了後、「高齢者講習修了証明書」も受け取りました。後期高齢者(75歳以上)は、事前に認知機能検査を受けておく必要があります。運転免許更新時に高齢者講習修了証明書を提出の上、更新手続きが行われます。
その代わり、手数料の支払いと写真撮影・視力検査のみで運転免許証が交付されます。
今回の高齢者講習には、8名の男性が来ました。
高齢者講習は、70歳以上から対象になりますので、その人たちも8名の中にいたと思われます。
講習内容は、座学・運転適性検査・運転実技で構成され、講習時間は約2時間です。
運転適性検査は、視野測定・静止視力・動体視力・夜間視力などがありました。
視野角度(両眼:180度)は、今回も年齢以上の結果がでました。
静止視力(両眼0.7)、夜間視力(明るい光源を30秒間直視した後、暗い画面から目が慣れ、対象物を識別するまでの時間:60秒以内)は、ギリギリといったところです。動体視力は0.1でした。加齢と共に動体視力は落ちるそうですが、一応年相応のようです ^^;
運転実技は、4名づつ2台の車に分かれ、呼ばれた人のみ教官と1対1で行われました。
過去2回の運転実技はそれぞれ6名でしたが、同じく2台の車に分かれて、3名づつ1台の車に乗り、乗った人の実技が終わるまで同乗していました。こちらは同乗者の実技を互いに見ることができました。
高齢者講習の運転実技は、落とすためのものではありませんが、運転時の交通ルールや運転技術などをチェックされます。運転慣れしていない高齢者には難しいとされているS字カーブやクランクなどをはじめ、過去2回の運転実技は難なくクリアしているのに・・・内輪差のある今回S字で右カーブのとき右後輪を、わずかにひっかけました。
私は、粋がってスピード上げる傾向があり、自信による驕りが出たように思います。
スピード落とせば、本来失敗するところではないのに、初心を忘れたしっぺ返しです。
このあとの外輪差のある車庫入れ(バック駐車)は、本来素早くやってしまうのですが、左右のバックミラーと室内ミラーを使い、いつもよりスピードを落としました。
やはり楽でした。基本は大事ですね。
喜寿を過ぎた現在も、一般道では流れの速い追い越し車線側を常に走り、高速道路を走れば120km~130kmは出します。信号機のある道路で先頭に止まった場合、年甲斐もなくスタート時は必ず先陣を切ります。中には負けじと張り合う輩がいますが、その時は張り合うことはせず譲ります。
そこは年の功で張り合っても事故のもとですから(笑)
基本は車の流れに準じて走り、必要なところではスピードを出しますが、住宅街の路地や通学路などの安全運転は言うまでもありません。
自動車教習所は、基本的なことを教えますが、実際の運転は千差万別で決して教科書通りに行きません。車の混雑している市街地や通学路、住宅街の路地、高速で走る車が行き交う高速道路など、50年以上もほぼ毎日運転していると、自らの体験を通して得るものがたくさんあり、経験則がノウハウとなって事故防止に繋がっています。
良くも悪くも事故の怖さを知るために、運転免許センターや高速道路のSA・PAに時々展示されている自動車事故現場写真は見るべきです。私は必ず見ています。救急車がまだ来ていない死傷者のあった直後の事故現場も見たことがありますがとても悲惨です。
ヒヤリハットは、相手側が交通ルールやマナーに無知なドライバーに多いです。また高齢の歩行者も要注意です。大抵はこちらが気をつければ避けられるので、初心を忘れず運転スキルに奢ることなく日々の運転を楽しみたいと思っています。
別件ですが、右折・左折時、横断歩道手前で一時停止で待っているとき、歩行者優先をいいことに、ちんたら歩く歩行者は不愉快ですね(私だったら少し歩きを早めたり、小走りで渡ります)。