「AviUtl」(エブイアイ・ユーティーエル)は、知る人ぞ知るかなり知られた無料の動画編集ソフトであります。導入には手間がかかるので、初心者には少し敷居が高いかもしれませんが、慣れると扱い方はシンプルで直感的に操作できます。
開発者は「Kenくん」という方の個人によるフリーソフトです。
文字通りAVI形式の動画を扱うソフトですが、プラグインを追加することであらゆる動画形式に対応でき、市販ソフト以上の多彩な機能を追加することができます。
Windows95の頃から使われていますので、スペックの高いPCでなくても使えます。
特徴的なのは、拡張性が高くプラグイン次第で全く別のソフトにも変身します。
私がAviUtlを使うのは動画編集としてではなく、動画共有サイトに音楽番組の動画をアップする際、二つのプラグインを使って局ロゴ(透過ロゴ)を消すために利用しています^^
「ロゴ解析」後の〇〇〇.lgdというデータを元に「透過性ロゴフィルタ」を使って消去することが出来ます。拡張子lgdのファイルは有志によりネット上に配布されていますが、局ロゴを確実に消すためには、背景(番組によって色々)を含めたロゴ解析が必要になります。
局ロゴ有り(動画サンプル)
局ロゴ無し(動画サンプル)
前置きが長くなりましたが、「AviUtl」は、Windows7 (64bit)および Windows10 64bit(Ver1809)にて利用しています。
今回 新規にパソコン(ドスパラのガレリアXT)を購入したので、早速「AviUtl」を導入しましたが、プラグイン拡張×264出力にてmp4にエンコードしたところ、冒頭の画像にもある 以下のようなエラーメッセージが出た次第です。mp4の動画ファイルは出力されますが音声が出ません。
auo [error]:出力音声ファイルがみつかりません。qaacでの音声のエンコードに失敗しました。
auo [error]:音声エンコードのコマンドラインは・・・
auo [error]:.¥exe_files¥qaac.exe” -q2 –abr 128 –ignorelength -o “C:¥Users¥・・・
qaac [error]:ERROR: CoreAudioToolbox.dll: 指定されたモジュールが見つかりません。
実は原因は分かっていまして、備忘録としてブログに取り上げました。
CoreAudioToolbox.dllは、iTunesのプログラムの中に入っているモジュールです。
iTunesのインストールでも解決するかもしれませんが、qaac.exe(エンコーダ)をサポートするQuicktimeのインストールでだけでもOKです。
ネット上ではqaacでうまくゆかない場合は、ほかのNeroAacEncやffmpegなどのエンコーダーでうまくゆくケースもあるようですが、AviUtl(Ver1.00)フォルダをCドライブ直下(ルートディレクトリ)に置き、Windows7 PC1台とWindows10 PC2台に導入していますが、qaac音声エンコーダーにてすべて問題なく利用できています。
※Quicktimeインストール後、音声エンコダー(qaac)は正常に機能しました
※ プラグイン 拡張×264出力(GUI)Exにおいて、qaac音声エンコーダの各設定とパス
因みに、Cドライブ直下に置いている C:¥AviUtl¥exe_files内の実行ファイルおよびdllファイル
*boxdumper.exe
*boxdumper_r1384.exe
*libsoxconvolver.dll
*libsoxr.dll
*muxer.exe
*muxer_r1384.exe
*neroAacEnc.exe
*qaac.exe
*remuxer.exe
*remuxer_r1384.exe
*timelineeditor.exe
*timelineeditor_r1384.exe
*×264.r2638kMod.exe