カミさんの実家においてあるガラクタを一括処分するため仕分けをしていたら、処分したと思っていたNEC製PC8001が出てきた。 しかも、30年ぶりに電源オン! キーボード入力も問題なくOKでした。 保管状態もよかったせいか、見た目も新品同様で今もって動作するとはびっくりです。
レアな商品ではありますが、オークションに出しても5000円くらいのものですし、記念に持っていてもゴミになるだけなので予定通り処分することにしました。 しかし、教材で使っていたNEC「TK80」ワンボードマイコン(キット)から、はじめてパソコンといわれるモデルでもあり、いろいろ思い出深いものがあります。
本機は、1979年5月NECより同社初の8ビット(CPU:Z80)パソコンとして発表されました。 発売は9月でしたがプログラミングで8色のカラー表示もでき、とにかくほしくて金168,000円の大金をはたいて買いました。 PC8000シリーズの最初のパソコンでということになります。 本体に金がかかり、ディスクドライブまで手が回らず、記憶装置はテープレコーダにしましたので、セーブ/ロードは「ピーピーギャーギャー」とうるさかったものです。 私が本格的にパソコンを始めた最初の製品でもあります。
当時は、インターネットもパソコン通信もなかったので、ベーシックで自作プログラムを動作させたり、教材や仕事にも使っていました。 ホビーとしては「マイコンベーシックマガジン」(ベーマガ:電波新聞社月刊)で紹介されていたゲームのソースプログラムをキーボードから入力し楽しんだものです。 一字間違っても動作しないので結果に一喜一憂したり、今のゲームと比べれば他愛ないものですが、昔の良き思い出です。
廃棄処分予定のカラーテレビも20年?ぶりにスイッチオン! 赤のスミアが出ていますがこちらもOK。PC8001を繋ぐと「NEC PC8001 BASIC Ver1.1 Copyright 1979 (C) by Microsoft」と表示。