13年ぶりの買い替え、選んだのは「変わらない信頼性」
長年愛用してきた周辺機器が寿命を迎えたとき、あなたなら何を選びますか? 私が選んだのは、決して大きな会社ではありませんが、使用感から「絶対的な信頼性」を誇る同じメーカーの後継機でした 。
今回は、13年間ノントラブルで働き続けてくれたパソコン切替器(KVM切替器)の買い替えを機に、我が家の少し特殊な「3台のデスクトップPC環境」を再構築したお話をお届けします 。
※商品パッケージ内の切替器本体、接続ケーブル、電源アダプタ、取説

今年の2月、それまで約13年もの間、一度も故障することなく我が家のパソコン画面を切り替え続けてくれたラトックシステムのDVIパソコン切替器(モデルREX-230UDA)が、ついに大往生を迎えました 。その驚異的なタフさと信頼性から、迷うことなく同じラトックシステムの後継モデル「RS-230UDA」(8,354円)の購入を決定しました 。しかも運が良いことに、Amazonで新品を最後の1台でしたが、メーカー販売価格の半額という破格の安さで手に入れることができました 。
新しいモデルは、基本性能や中身の安心感はそのままに、新たにワイヤレスのキーボードやマウスに対応するという嬉しい進化を遂げていました 。本体の物理ボタンだけでなく、キーボードの「ホットキー」でレスポンスよく切り替えられる快適さは健在です 。電源アダプターも付属していますが、ハブなどを繋がない限りはUSB端子からの5V給電だけで十分に動作する手軽さも魅力です 。画面出力はDVI端子によるフルHD(1920×1080)に対応しており、実用性も十分です 。
我が家の「3台のデスクトップPC」と、手放せない伝説のVista機
現在、私の部屋では全部で3台のデスクトップPCが稼働しています 。①ドスパラの「ガレリア(Galleria)」:メインで活躍中のパワフルなゲーミングPC、②マウスコンピューターの「ネクストギア(NextGear)」:今年初めに壊れたPCの代わりに、3月に新調した最新のゲーミングPC、③パソコン工房ベースの「Windows Vista機」:購入から17年が経過した、我が家の最高齢にして最古参のPCです 。
「今どきVistaなんて廃棄すればいいのでは?」と思われるかもしれません 。しかし、この17年間もののVista機は、私にとってどうしても手放せない「超レアな愛着の塊」なのです 。その理由は、PC自作派の間で今なお根強い人気を誇る伝説のチューナーカード、アースソフトの「PT2」を追加搭載しているからです 。2012年に生産終了となったこのカードは、地デジやBS/CSを最大4番組同時に、コピー制御を解除・回避した状態でタイマー録画・視聴できる(いわゆるTS抜き)という唯一無二の性能を持っています 。チャンネル切り替えのレスポンスも驚くほど高速です 。
さらに、このVista機には途中で2TBの内蔵HDDを追加して計3TBに増強し、メモリ追加やグラフィックボード、ブルーレイドライブなども交換しながら大切にメンテナンスしてきました 。CPUは年季の入ったPhenom Ⅱ(クワッドコア)ですが、今でも問題なく元気に動いています 。
また、現在ではサポートが終了して使えなくなった「Adobe Flash」が動く貴重な環境でもあります 。私が23年前に作った拙ホームページ「オヤジのらくがき帳」には多くのフラッシュコンテンツがあり、当時の姿のまま閲覧できるのは、世界中でこのVista機だけなのです 。ちなみに、このホームページの傘下に当ブログ「オヤジの悠々人生」があります。
端子とスピーカーのジレンマ:導き出した最適解
これまではPC2台を切替器に繋ぎ、Vista機には専用のモニター1台を割り当てていました 。しかし、最新のNextGearが仲間入りしたことを機に、メインのGalleriaとNextGearの2台のゲーミングPCにそれぞれモニターを割り当てることにしました 。
そうなると困るのがVista機の居場所です 。必要に応じテスト用のスクエアモニター(IIYAMA製・1280×1024)で凌ごうかとも思っていましたが、使用頻度は少ないとはいえ、やはり3台のPCを同時にスムーズに操作できないのは不便極まりありません 。常に快適に操作するためには、どうしても2台のPCを切替器で共有する必要がありました 。ここで大きな課題となったのが「端子の種類」と「スピーカー」の問題です 。
※iiyamaスクエアモニター(1280×1024)DVI端子

私は音質の優れたBose(ボーズ)のスピーカーを愛用しており、キーボードやマウス、ビデオだけでなく、音声(スピーカー)も同時に切り替える必要があります。他社(サンワやエレコム)にはスピーカー対応のHDMI切替器もありましたが、レビューを見ると「コードの処理が煩雑」「誤動作が起きる」「ホットキーが効かない」「BIOSが開けない」といった不具合が目立ち、購入を躊躇していました。
一方で、今回購入したラトックシステム(RS-230UDA)は信頼性抜群ですが、映像の切り替えは「DVI接続」であることが条件になります 。フルHDが切り替えられる3台のPC端子を確認すると、以下のような状況でした。
①Galleria(メイン):DVI端子、HDMI端子あり
②NextGear(最新機):DisplayPort端子、HDMI端子あり(DVI端子なし)
③Vista(レア機):DVI端子、HDMI端子あり
BoseのスピーカーをすべてのPCで使い回すためにHDMI接続の切替器(サンワやエレコム)を選ぶ道もありましたが、不安定なレビューの商品を使う気にはなれません 。そこで、映像を安定したDVIで切り替えるために、ラトックシステムの パソコン切替器には「Galleria」と「Vista」の2台を接続し、1台のモニターを共用させることにしました。DVI端子のない最新の「NextGear」にはモニター1台を専用で割り当て、お気に入りのBoseスピーカーをここで贅沢に音響を堪能するということにしました 。
※Galleria&Vistaを切替えモニター1台を共有、NextGearは23インチモニターとボーズSPを占有

※パソコン切替器本体 PC1とP2切替時のLED表示および切替ボタン

最後に新しく構築したこの環境は、長年の信頼を裏切らないラトックシステムのパソコン切替器(KVM切替器)のおかげで、非常に快適に動作しています 。使用頻度は減ったものの、大切な思い出と伝説の「PT2」が詰まったVista機を、これからも現役としていつでも動かせる環境が整いました 。機器の端子特性やレビューの評価を見極め、それぞれのPCの「強み」を活かしたこの配置は、我ながら大満足であります。



